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あなたはどのストレス解消法タイプ?

現在は様々なストレス社会。
ストレスは大きく分けると4つに分類される。

①肉体ストレス
身体を動かすることによる肉体ストレス

②精神ストレス
人間関係や仕事の重圧など心のストレス

③化学ストレス
薬や、食品添加物、排気ガスやその他化学物質による身体へのダメージ

④環境ストレス
寒い、暑い、湿度が高い、狭くて窮屈、ベッドが硬い、椅子が低い…などの環境要因

●長期間ストレスを溜め続けると身体に何が起こるか

『ストレス』という言葉にはネガティブな響きがあるが、危機的状態に備えて必要に応じて予備のエネルギーを活性化させるための身体の重要なシステムだ。

脳が強いストレスを感じた時、副腎(腎臓のすぐ上にある機関)に信号を送り『コルチゾール』というホルモンを分泌させる。

このコルチゾールは肝臓や脂肪細胞(特に内臓脂肪細胞)に働きかけグルコース(エネルギー源)を血流に放出させる。

心拍数も高め血圧も上げ、神経を過敏にさせ眠れなくさせる。

一方でコルチゾールはストレスからの回復を促すため高カロリーの食物をどんどん欲するようにさせる。これは人間が生きていくために必要なホルモンなのだ。ただし慢性的な長期ストレスの問題点の1つは…コルチゾール濃度をずっと上げ続けてしまうことだ。

●長期化したストレスが危険な理由

何週間も何ヶ月もコルチゾールが高いままでいると、何が身体では何が起こるか?

①血中にグルコースを放出させ高血糖を招く

②皮下脂肪よりもコルチゾールの感受性が4倍以上もある内臓脂肪の蓄積を促す。

③満腹状態を伝えるレプチンが反応しないようにさせるため暴飲暴食してしまう

④つまり高カロリーの食物を渇望させどんどん食べさそうとする

⑤心拍数は上がり、高血圧を招く

⑥慢性的な不眠になる

ストレス解消の3つのパターン

人間には身体の特性上、大きく3つのストレス解消法がある。
脳神経系が優位なタイプか、内臓感覚が優位なタイプか、筋骨格系の発達が優位なタイプか…が好みのストレス解消法を生むと私は考える。

①頭でストレス解消するタイプ

主に前頭葉が発達した優位なタイプ。
読書をしたり、映画を見たり、芸術に触れたり、数学や物理の問題を解くなどの勉強したり、音楽を聴く…など頭を使って解消する

②お腹でストレス解消

口が大きく顎が発達した内臓が優位なタイプ。
自分の大好きな嗜好品を食べることで一度、脳を満足させる。こういう時は食べ物や値段にかかわらず思いっきり贅沢しよう。

③筋肉でストレス解消

バランスよく筋骨格が発達したタイプ。散歩をしたり筋力トレーニングやスポーツなどしっかり運動することで発散するタイプ。

大切な事はストレス解消法を組み合わせてこまめに行うこと

現在のストレス社会では、ストレスはたった1つではない。場合によっては『紐付いている』のだ。

例を挙げると、
職場で人間関係が悪く、イライラしたまま家庭に帰り、その家の中で仕事のストレスを撒き散らし家族の人間関係も悪くさせる。
更にそのストレス解消にとSNSを見るが、そのSNSの投稿にさらに気持ちが揺さぶられてストレスを感じる。
時間にゆとりがなく食事の準備ができないのでインスタントラーメンなどで済ますことが多い。また1日を振り返ると車通勤にデスクワークなため、ほとんど運動していない…
など、ストレスは紐づけられてつながり、掛け合わされている。この複合的なストレスが身体に深刻なダメージを与え続けるのだ。

上述した3つのストレス解消法を上手に使い、大きく生活リズムを変えようとするのではなく1日1つでもストレス解消法を実践し、小さな事から変え続けよう。

まずは小さな心身へのご褒美を。
小さな満足で心を落ち着けさせよう。

参考文献 
顔による健康のための人相学 
樫尾太郎 著


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