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動悸がする?それって自律神経が原因かも。



不安感、吐き気、多感、倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠など…

不調を感じ近くの内科や循環器科に診てもらっても異常がないケースで、…それでも症状がある場合は自律神経の乱れが原因であるケースが多い。

●自律神経系は年齢とともに衰えていく

自律神経はよくバッテリーに例えられる。

若い頃はバッテリーの容量が多いが、
年齢とともにバッテリー容量が少なくなっていく。

つまり自律神経はすぐに疲れやすくなり、
長期的なストレスに対応できなくなるのだ。

●特に衰えが目立つ副交感神経

副交感神経は30歳〜40歳を境に低下していく。

副交感神経は動脈を拡張し、心拍数を落ち着けさせて、消化の働きや免疫器官を活発にする。

そういった神経系が機能低下する。

そうすると
胸が締め付けられる感じがする…
呼吸が変になる…
動悸が止まらない…

など異常を感じ病院で検査をしてもらったら
心臓や内分泌器官など特に異常がないケースもある。

そういったケースの場合は自律神経の乱れによるものが考えられる。

●ストレスから逃げられない現代社会

現代のストレス社会では、闘争、逃走といったストレス反応の対応が難しい。

例えば
上司がストレスの元である場合
上司と戦って打ち負かすことはやりにくいし

会社を辞めて逃走することも中々できない。

ストレス状況下で我慢しながら生きていくことになるが、その際に強く緊張するのが交感神経系だ。

緊急時において交換神経系を高めストレスに対して対応することが大事だが、それが慢性化してしまうと大きな問題起こす。
それが現在の病気の大きな原因となっている。

普段からどのようにすれば副交感神経を高めることができるのか?
様々な方法があるが
ここでは簡単に副交感神経を高めることができる呼吸法をお伝えしたい。

●ゆっくりと吐くこと

実は呼気は副交感神経の働き。

ゆっくりと吐くだけで副交感神経が高まり
心拍数を落ち着けさせ体をよりリラックスさせることができる。

座って行っても良いし、横になってゆっくり息を吐くことを意識しながら5分間経過すれば副交感神経は活動を始めるので、お勧めしたい。

もう一つは4対6対8の呼吸法。

4秒後で吸い、6秒止めて、8秒で吐く。
吸う時間よりも吐く時間を2倍以上長くする。
こちらも手間もかからず、コストもかからないのでどこでもできる。


私も患者様を治療したり、運転したりする時もできるだけゆっくり吐くことを心がけている。


●自律神経を労わる生活を

若い頃は疲れ知らずだった体も30代40代50代と自律神経系のバッテリー容量が減ってくるにつれて、疲れも取れにくくなったり環境に適応しにくくなってくる。

ただしバッテリーという表現にあるように、
睡眠や休養をとれば、自律神経のバッテリーはしっかり『チャージできる』のだ。

そのことを忘れずに
しっかり休養回復する時間を設けて
自律神経をいたわる生活を心がけて
健康で活動できることを願っている。

参考文献)
①結局自律神経が全て解決してくれる
小林弘幸 著 
アスコム

②なぜ人は治るのか
アンドルーワイル著
日本教文社





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