マガジンのカバー画像

一言集

75
ヨーロッパ史や日本の哲学について140文字で発言してみました
運営しているクリエイター

#イギリス

新しい枢軸国は、おそらくキリスト教による政教一致を行うだろう
キリスト教ドイツ民主連盟は宗教政党であるし、フランスの右翼も宗教に熱心だ
大陸ヨーロッパは中世から脱却することが出来ず、政教一致と停滞の世界にとどまることしか出来なかったのだ
筆者はナチスよりもナチョスの方が好きである

スイスやドイツといったゲルマン民族の国では、未だに本当に小中学校で宗教の授業が存在している
斯様な教育は本質的にタリバンのものとどのように異なるのか、見当がつかない
イタリアがルネサンスを起こし、スウェーデンが近代製鉄を開始して、産業革命はイギリスによってなされた
北と南は有能だ

ウクライナ問題を巡ってイギリスとドイツは完全に別の存在だと明らかになった
戦後は北東欧・英・米の連合国と独・仏・伊の枢軸国に分かれることだろう
中国も大国なので、世界はまた三つの連盟に分かれることになる
Ally・Commy・Axis
ただ、今回のAllyは社会民主主義になるかも

宗教と音楽に熱狂的なゲルマン民族は、産業革命や世界外交を得意とするアングロサクソンの視界の広さを持っていない
重工業を軽視して政府予算を削減することに命を懸ける現代日本の政官は、国家の産業基盤を破壊することによって、中華共産党を支援する
中共も日本の政官も反民主主義で一致する

オタクアニメやら音楽がなかろうとも国家は滅びはしない
軍事力や産業能力がなければ、国家は必ず滅びる
その程度のこともわからない愚民達が、ヒトラーを支持して、強大な産業能力を持った国に戦争を仕掛け、その結果として敗北した
しかも彼等は一度の敗北から何も学習せず、より酷い敗北を迎えた

プライドが高く、実体観察を志し、一応は公平を重んじる高潔さを持ったイギリスは、世界征服が可能だろう
卑屈で、妄想的で、権威主義による理不尽を何よりも愛するナチスドイツが、どうして世界征服が可能なんだ?
実際に、ドイツはこのような有様だから、対外戦争で碌に勝ったことがない

アングロサクソンとゲルマン民族は完全に別の生き物でしかない
仮に、彼等の間に共通先祖が居たとしても、それはピカイアやシーラカンスが共通祖先であることのようなものだろう
鎗崎は、アングロサクソンとゲルマン民族よりは、アングロサクソンと日本人の方が遺伝的に近縁でも驚きはしないものだ

今回のシュルツの外交判断を見れば明らかだが、ドイツとの同盟は地獄への道でしかない
一方で、ボリス・ジョンソンの決断を見ればわかるが、イギリスとの同盟は本当に役に立つ
ドイツを見習えという議論は、権威主義国家と連帯し、独裁者を支援することを意味する
独裁者に憧れているのだろうか?

イギリスや北欧のノルマン人は伝統的に王制
ゲルマン民族は共和制
とはいえ、ノルマン人は立憲君主制の民主主義で、ドイツは民主制全体主義のナチスを造った

おそらく、過去のゲルマン民族が共和制を取ったのは民主主義を好むが故にではない
単に王になり得る人物を輩出できなかっただけだろう

ウクライナ戦争におけるイギリスの果敢な判断が、大英帝国の切れ味
ウクライナ戦争以前からのドイツの蒙昧な迷走が、ナチスの愚かさ

EUすらまともに統率出来ないゲルマン民族が、どうして世界支配を達成することが出来るのか?
ヒトラーの妄想には、一切の現実性が存在していない
また負けろ!

ヒトラーもルードヴィッヒ二世やらヴィルヘルム二世やらと同じような価値観を持っていたことは説明不要だ
こうした民族主義者がゲルマン民族至上主義を唱え、一次大戦と二次大戦を引き起こしてヨーロッパ全体を破壊した
産業革命のイギリスが近代を造り、民族主義のドイツが近代を壊したわけだ

産業革命を起こしたのはイギリスだが、近代製鉄技法を最初に開発したのはスウェーデンである
イギリスもヴァイキングの影響を受けた国家であるが、ヴァイキングは「ものづくり」に長じているということだろう
AD900頃にアメリカ大陸に到達しうる竜骨船を造った彼等は、優れた工業者であった

ヨーロッパでは、貴族制度が確立されていたイギリスで産業革命が起こった
イギリスでは貴族がエンジニアのパトロンであった
オランダではチューリップバブルが起きても産業革命が起こらなかった
個人の資本の蓄積のためにではなく国力の増大のために投資を行える者は、富豪ではなく貴族なのだ

アメリカとドイツの違いは、前者にはイギリスのルネサンス思想が多少は存在している点だろう
であるが故に、アメリカは産業国家としてドイツにはない強みがある
ナチスの科学技術力は意外に大したことはない
実は当時としても米英の方が一枚上手であった
核技術もレーダー技術もドイツは微妙だった