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2023年5月の記事一覧

漂流教室 No.53 「『源氏物語』から「後継ぎ」」

漂流教室 No.53 「『源氏物語』から「後継ぎ」」

ゴールデンウイークが終わってしまいました。
もっとも、ゴールデンウイークだからといって私は特にお休みが増えるわけでもありません。
でも、家族の仕事がお休み。
やっぱり、私の生活も影響を受けます。
普段行かないところへ遊びに行ったりしました。
どこへ行ったかや、何をしたかはまた別の機会にご報告します。

ゴールデンウイークが終われば、非日常から日常へ。
ちょっと悲しかったり、また反面ちょっとほっとし

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ロック史に輝く名曲*

ロック史に輝く名曲*

拙稿「The Police 20」で、「孤独のメッセージ」はロック史のなかで五指に入る名曲だ、と紹介したところ、当然のように身内から「他の 4曲は?」。その回答としてサブ企画 5選の作成にとりかかったのですが、予想外に文字数/文量が膨らみそうです。なので、こちらで一本の記事にまとめることにします。簡単なようでなかなか難しい、そしてロック・ファンなら誰だって一度は考えるテーマですね。

こういった名

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ドヤ顔中学生 マスメディアの恐怖を語る

ドヤ顔中学生 マスメディアの恐怖を語る

洛星中学1年の時に、梅田で、街頭インタビューを受け
フリー素材としてネットに晒され続けた少年
東大に進学し、当時の出来事を振り返る。

「あの日、僕は、自分が、怪盗ロワイヤル(ゲーム)で1万円の携帯代を発生させて親に怒られたことの前置きをしてから、自分への戒めで言ったのにマスメディアが勝手に発言を切り取って報道して炎上した」

 学校では、「ドヤ顔中学生」、略してドヤ中とあだ名をつけられ、父親は、

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SLAM DUNKは作者が、S 桜木 L 流川 A 赤木 M 宮城 と適当に名前つけたという真偽不明の情報が人気。三井寿?知らない人ですね! (キャラクター名考えるとき参考にした説)

中国政府が国民の脳波まで監視しているというニュースとその技術の解説が凄かった

中国政府が国民の脳波まで監視しているというニュースとその技術の解説が凄かった

 MRI技術(生体信号を電磁波で取る)によって回収できる脳波から思考の解読ができたり目の映像が再現できるのは何度も報道されている(最後に特許庁サイト等の公的資料提示)。

 MRIについては思考の解読記事が多く確認できる(「思考 MRI」 などで検索していただければ分かる)。2022年10月27日の翻訳記事などでは16時間のAI学習によって人間の思考がかなり正確に解読できたというものもある。

 

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虚淵玄がPSYCHO-PASSで描いた脳を監視される世界は、未来ではなく、特許のある過去の技術だった。

虚淵玄がPSYCHO-PASSで描いた脳を監視される世界は、未来ではなく、特許のある過去の技術だった。

 登場人物が誰一人として幸福にならないシナリオのアニメを作り続け、アニメ業界においては、日本屈指の人気を誇る虚淵玄。その人気は根強い。

 彼の代表作「PSYCHO-PASS」は、脳を監視され、危険な思想の持ち主と判断されると、投獄、薬物投与による去勢が行われ、誰もが自分の意見を持たず、システムのいいなりになる社会を描いた。

 正解は常に社会システムが教えてくれるので、システムのいいなりに過ごし

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Lloyd PriceとArthur Croudup

Lloyd PriceとArthur Croudup

オリジナルとカバーの関係性。
私の中ではエルビス・プレスリーとロイド・プライスやアーサー・クルーダップという系図がまずイメージされます。

最初に聴いた音源はエルビス・プレスリーがカバーするザッツ・オール・ライトやローディーミスクローディだったりします。

しかしザッツ・オール・ライトを最初にレコードに吹き込んだのはアーサー・クルーダップであり、
ローディーミスクローディがロイド・プライスの曲だと

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「政治家にとって真の敵は選挙権を持った自国民」(MIT教授 ノームチョムスキー)

「政治家にとって真の敵は選挙権を持った自国民」(MIT教授 ノームチョムスキー)

 AIは人類のためになるという社会神話に、あえて、逆のことを書いて投稿してみるという試み。。。

 結論から述べる。技術は中立だが、社会をコントロールしている人間は常に自分の利益しか考えないので技術は悪用される。技術利用は中立ではない。

 人類史でも屈指の思想家、ルソーは、『学問と芸術の復興は習俗の純化にいかに寄与したか』という懸賞論文の応募に際して、なんと、学問や芸術は人間を腐らせたと論じ「学

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