五木田洋平

ヒロック初等部でカリキュラムディレクターをやっています。 教育のこと、音楽のこと、写真のことを書いています。

五木田洋平

ヒロック初等部でカリキュラムディレクターをやっています。 教育のこと、音楽のこと、写真のことを書いています。

マガジン

最近の記事

静岡の対談イベントに登壇します

11/9に静岡で対談イベントに登壇します。 藤枝にあるオルタナティブスクール、藤枝みんなのミライ楽校の横溝一樹(よこみー)さんとの対談です。 このイベントは、教育関係者やオルタナティブ教育に関心のある保護者の皆様を対象としています。 現時点ではオルタナティブ教育に関心をお持ちの保護者の方々の参加が見込まれているそうです。 ヒロック初等部のコゥラーナーも、藤枝みんなのミライ楽校の子どもたちも大きく成長しており、その姿を共有させていただきます。 保護者としても、教育関係者

    • 散歩と写真22/? 会津若松、民芸店から見る戊辰戦争

      念願の福島。妻が民芸を好きになったことがきっかけである。 妻が「民芸が面白い」と言い始めてはや8年。 ぼくは最初頭に「?」。民芸って? -------- 今のぼく 「民芸って面白っ!!」 英才教育である。 福島は一泊二日旅。前日譚はこちら。 清流のそばのホテルでゆっくりし、チェックアウトギリギリに出る。 昼ごはんを食べつつ武家屋敷へ。 戊辰戦争の資料館のようになっている。白虎隊の話。 だいぶ前のNHKのドラマ、八重の桜。 今(10月末)見返す。空が夏。暑かった

      • 散歩と写真21/? 会津若松、清流と湯治

        「夏、どこに行く?」 妻との会話である。いつもはうだうだしながら結局どこも行かないことも多い我が家。そんな例に漏れて福島は会津若松。 初の福島である。二年ぐらい前から妻もぼくも「福島に行きたい、福島に行きたい」とことあるごとに連呼していた。 行けばすぐの距離なのに。日々のあれやこれやは旅行の優先順位を澱ように落とす。 夏の暑さとお盆の疲れ、二人が決めたことは「温泉に入ろう」。 妻は民芸品が好きで。赤べこ、起き上がり小法師、漆器、etc…食べ物も美味しいだろうし、ぼくとし

        • 音楽と生活3/? Life is beautiful

          曲をリリースするとnoteにラーナーノーツ的なものをつくっていたことをすっかり忘れてしまいました。 普段はピアノや電子音が中心の曲ですが、今回は久しぶりにバイオリンをフューチャーした曲になりました。 Life is beautiful この曲は友人に贈るためにかき始めた曲でした。 ずっと仲の良い友人夫妻に第一子が生まれて。 誕生への賛歌、Life is beautiful。おめでとね。 彼とは独身の頃からの付き合い。もう出会って8年ぐらいになるのかな。 ウィスキーと人

        マガジン

        • 散歩と写真
          24本
        • 音楽と生活
          2本
        • ICT×探究 平井聡一郎×藤原さと対談
          1本
        • 今、インタラクティブな学びの場をつくる大切さ
          2本
        • 教育業界のこれからを夢想する
          3本
        • 認知する力を高める
          0本

        記事

          散歩と写真 20/? 朝ごはんを食べに

          先月、妻の提案で朝ごはんを鎌倉に食べに行こう、という話になった。 時は湿気と気温との戦いが始まる6月。高い湿気と気温は体力を奪う。 唐突に海に行きたくなる。そういうことあるよね? 人混みが嫌いな夫婦。都内のちょっとした人気スポットすら臆してしまうのに、夏の鎌倉なんて。 人混みが混み混みしているので、「始発で行って、昼には帰ってくる」そんな旅にすることが迷いなく合意された。 月一ぐらいでそんな日をつくれたら贅沢だなと思ったけど、できないことではない。よはくをつくるのは硬い意

          散歩と写真 20/? 朝ごはんを食べに

          散歩と写真 19/? 羽田まで

          今年は雨が多い気がする。普段働いている代々木までは自転車で行っているが、雨が降り続けると満員電車に揺られる日々を過ごすことになる。 通勤電車が嫌いで、職場が変わるたびに引っ越すぼくにとっては東京の満員電車はストレスでしかない(ストレスにならない人がいると思えない) ある休み、ぼくは体調を崩した。なんだか咳き込む。熱は幸いなかったが体がだるい。なぜか目も腫れている。 その日は十年来の先輩からバーベキューに誘ってくれた日だった。旧友もたくさん来るらしい。 音楽とパーティをこ

          散歩と写真 19/? 羽田まで

          ものづくりのながれ備忘録

          教員仲間の逸見峻介さんにミミグリの安斎さんのnoteをシェアしてもらった。 ぼくもものづくりするのは好きです。だけど毎回つくり方を忘れる傾向にあります。なので、整理しておこうかなぁと思ってた矢先に上記の記事でした。 このnoteは自分のための備忘録。 かなり感覚的なので誰かのためにもならないと思うけど... 前提:一人でつくりはじめる場合、チームでつくり始める場合 まず前提として、一人でつくる場合とチームでつくる場合があるなということに気づきました。 自分ひとりでつく

          ものづくりのながれ備忘録

          とねっこ保育園訪問記

          前から気になっていたとねっこ保育園(茨城県取手市)にいってきました。 ぼくは「ワイルド&アカデミック」なんてコンセプトの学校をやっている。 にもかかわらず生来の現代っ子であるぼくはワイルド成分を感じて生活する時間がかなり少ない。 友人であり、現代アーティストの知念ありささんが娘ふたりと息子を通わせたいたことがきっかけでぼくはとねっこ保育園を知った。今回は彼女が間をつないでくれて訪問が実現した。その上有休を取ってくれ、案内してくれることに。ありがたいなぁ。 稲戸井駅から

          とねっこ保育園訪問記

          教員がチームビルディング混迷期を乗り越えたときにしたこと-準備なし会議編-

          会議と聞くと、事前準備を連想する人も多いでしょう。 しかし、準備が無くても、2つのポイントを踏まえれば、時間内に会議がどんどんする見ます。2つのポイントとは、 1. ルールを決めること 2. 前提となる価値観を共有すること この二つです。 とっても大切な前提 1. ルールを決める まず、会議のルールを設定することが重要です。これには以下の4つの要素があります。 ①会議は共有と決定の場であること ②報告と提案は分けること ③報告にはあまり時間をかけない。問題や解決を望む事

          教員がチームビルディング混迷期を乗り越えたときにしたこと-準備なし会議編-

          対話ドリブンの下書き「学校が嫌いになりつつある、あなたへ」

          最近noteの更新をしています。 というのも来春に対話ドリブン-自走する学校には対話から始める文化がある-という本を書いているからです。これはその下書きのような、自分と向き合う時間のような、そんな文章です。 ーーーーーー 学校教育の問題については、誰しもが少なからず知っているでしょう。いいじめや学力の格差、現実と学校の間の隔たり、そして社会的な格差。これらはニュースでも頻繁に取り上げられ、我々の心を痛めています。 教員の役割も日に日に複雑になり、教えるべきことも増えてき

          対話ドリブンの下書き「学校が嫌いになりつつある、あなたへ」

          教員がチームビルディングの混迷期を乗り越えた時にしたこと

          前のnoteはこちら。反響があったので具体的に書いています。 クラス編 混迷期にあるクラスで何が必要か考えた時、最初に頭に浮かんだのは対話だでした。「価値観が違うから話し合わなくちゃ!」そう思いましたが、直感的に無理だと思いました。 「価値観が違う物同士いきなり話し合わせてまとまるならけんかが起きてない」当たり前だけど子どもはそんなバカじゃない。場を治めたい大人の気持ちをみんな透けて見ています。 だからそれよりも先に始めたのが、身体を整えることでした。 特に、中高学年

          教員がチームビルディングの混迷期を乗り越えた時にしたこと

          タックマンモデルに人生救われた話

          学年団や分掌会の運営を任された主任の皆さん、そしてその支えとなる方々は、日々さまざまな困りごとを抱えていることでしょう。 それはあなただけではなく、ぼくもかつて経験しました。当時の思い出といえば学年主任、指導部主任、国語科主任、あと入試主任とかもやっていた気がします。 明らかに業務はオーバーフローしていて、どの部会も自転車操業、もともと人付き合いが苦手なぼくは本当に敵をたくさんつくりました。 実は繊細な部分もあるので、対立を起こすたび(繊細なくせに生来の負けず嫌い。どうし

          タックマンモデルに人生救われた話

          組織論に興味を持ったきっかけ

          ヒロック初等部のカリキュラムディレクターとしての活動と並行して、組織論話すおじさんになってきました。ポリシーメイキングもその一つです。 今対話ドリブン-自走する学校には対話から始める文化がある-という書籍を執筆しています。 時短術の本は一般的ですが、組織だって働き方を変えていく考えをもつことは教員の世界ではかなり稀です。 できる人だけが幸せになる世界でなく、みんなが幸せになる環境をつくることにチャレンジします。 この文章が同じ志を持つ人たちに届いてほしいです。 そんな

          組織論に興味を持ったきっかけ

          ヒロック初等部、代々木校を開校します!

          ヒロック初等部、代々木校を9月に開校します! そして僕は世田谷校からそちらに移り、校長になります。 あとグループカリキュラムディレクターということでヒロック全体のカリキュラムの構築をリードします。 複数校展開は今年の2月ぐらいからヒロック内部で何度も対話を繰り返しました。 その中での自分の意識変化はこれを読んでくれている、いつも応援してくれている人たちに知っていて欲しいので書いています。 今回の2校目を立ち上げた際のぼくなりのミッションは通っている子ども、信じてくれ

          ヒロック初等部、代々木校を開校します!

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった3/3

          前回のこの記事の続きです。 旅行の計画のしかた ①どんな日にしたいかざっくりイメージするところから始めている ②どこにいく、何をする、スケジュールと予算をイメージする ③矛盾の発見 ④現地で調整対話 学校のいい運営の仕方 ①どんな学校にしたいかイメージが擦りあうことから始めている ②いつ、どんな授業をする、必要なものをイメージする ③矛盾の発見 ④現場での調整対話 これならいいよね。 でもなんでできないんだろう。「よはく」と「対話」がないんだよ!! 今回は③矛盾の発

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった3/3

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった2/3

          前回のこの記事の続きです。 旅行の計画のしかた ①どんな日にしたいかざっくりイメージするところから始めている ②どこにいく、何をする、スケジュールと予算をイメージする ③矛盾の発見 ④現地で調整対話 学校のいい運営の仕方 ①どんな学校にしたいかイメージが擦りあうことから始めている ②いつ、どんな授業をする、必要なものをイメージする ③矛盾の発見 ④現場での調整対話 これならいいよね。 でもなんでできないんだろう。「よはく」と「対話」がないんだよ!! さて、「よはく」と

          ポリシーメイキングって旅行計画と一緒だった2/3