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散歩と写真22/? 会津若松、民芸店から見る戊辰戦争

念願の福島。妻が民芸を好きになったことがきっかけである。
妻が「民芸が面白い」と言い始めてはや8年。
ぼくは最初頭に「?」。民芸って?

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今のぼく
「民芸って面白っ!!」

英才教育である。

福島は一泊二日旅。前日譚はこちら。

清流のそばのホテルでゆっくりし、チェックアウトギリギリに出る。

昼ごはんを食べつつ武家屋敷へ。

戊辰戦争の資料館のようになっている。白虎隊の話。
だいぶ前のNHKのドラマ、八重の桜。

武家屋敷

今(10月末)見返す。空が夏。暑かったなぁ。
お屋敷の中に入る。

屏風
凧?
女中部屋
恵比寿様

午後は民芸の通りへ。さすが民芸の町。人は少ないなりにも民芸のお店が多い。あるお店はリフォームしていて、若者向けのお洒落なお店もあった。
とは言えそこまで大きな街ではない。
いくつかのお店を巡って帰る時間が近づく。
会津若松は新幹線は通っていないので、福島駅まで戻る必要がある。
乗り継ぎもスムーズではない田舎。旅の時間は柔軟ではない。


バスに乗って駅へ向かう途中、ある暖簾が目に入った。

ムードがある暖簾

何か直感が働き妻に相談。新幹線を一本遅らせることを決めて、駅に向かっていたバスを途中で降りる。

暖簾をくぐり、中に入る。流れる空気が違うのを感じる。

仄暗い店内

店内を回る。

仄暗い店内の間接照明の光がつやっとした漆を照らす。



The 漆器


碁石

どれも大量生産のものとは違う、民芸の色が見える。

店の端にはお座敷が。


筆。


棚の上には漆器が。

とても素敵なお店だったのでお店の方にいろいろ聞く。
何代も前からのお店を継いでいるのだそう。


いつからのお店かと言うと、なんと江戸時代は天保。木造の店舗もそのままだそうだ。


「そこの柱を見てください。傷があるでしょ?戊辰戦争で官軍の試し切りの跡なんです。」

歴史にそこまで興味がないぼくも背筋がピンとなる。
午前中の武家屋敷でのエピソードに肉付く感じがした。

店を出て駅へ。
お腹が減ったので、駅前で福島のラーメンを食べたかったけれど、どのお店も休日で閉店。しぶしぶミスドでカレーパンを食べる。
次はラーメンも食べられたらな。

コトンコトンと電車に乗って福島駅まで。
福島は広い。次は会津だけでないところまでいきたいな。


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