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【1分で読める】#25 利用可能性ヒューリスティック:脳がサボってます!直感の誤判断を防ぐ方法!
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こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!(自己紹介はこちら)
以下のような経験はないでしょうか?
ニュースで飛行機事故の話題を目にしてから、飛行機が怖く感じる。
知人が病気になった話を聞いて、同じようなことが自分にも起こるかもしれないと感じた。
自分が車の事故を経験した後、以前より車が怖く感じる。
地元で宝くじの高額当選があったと聞いて、自分もそこで買えば当たると思い、良く買っている。
友人に自分が知らないYouTuberを勧められたが、怪しいと感じる。
自分がよく聞く音楽ジャンルは、他の聞いたことのないジャンルよりも優れていると感じる。
自分がよく読むニュースサイトは、他のニュースよりも信頼性が高いと感じる。
これらは「利用可能性ヒューリスティック」というバイアスに陥っている可能性が高いです。
この記事を読むことで、このバイアスを理解し、より合理的な判断を下すための方法を学びましょう!
※そもそもバイアスとは
バイアスとは、人や物事に対して無意識に持つ、偏りや先入観のことです。
これにより、非論理的な思考に陥り、客観的で合理的な判断が下せなくなってしまいます。
バイアスについて一度勉強すると、2~3週間は耐性が付くと言われています。
逆に言うと、2~3週間で元に戻り、バイアスにかかりやすくなるため、定期的な復習をおすすめします。
利用可能性ヒューリスティックとは
利用可能性ヒューリスティックとは、人が意思決定や判断を行う際に、容易に思い出せる情報や記憶に基づいて確率や頻度を推定する心理的なショートカットです。
利用可能性ヒューリスティックのデメリットには、以下のような点が挙げられます:
誤った判断をする可能性:
利用可能性ヒューリスティックは、容易に思い出せる情報や記憶に基づいて判断を行うため、その情報が偏っていたり、一般的でなかったりする場合に誤った判断をするリスクがあります新しい状況に対応できない:
過去の経験や記憶に依存するため、新しい状況や変化に対して柔軟に対応することが難しくなることがあります認知バイアスの影響:
利用可能性ヒューリスティックは認知バイアスの一種であり、人々が自分に都合の良い情報を覚えがちな人間心理によって、偏った視点から判断を下すことがあります最適解を見つけにくい:
利用可能な情報やすぐに思い出せる事例に頼ることで、より良い選択肢や解決策を見落とす可能性があります視野狭窄:
過去の事例や経験に固執することで、視野が狭くなり、状況の変化や新しい情報を取り入れることが難しくなることがあります[8]。
日常生活での例
ニュースで頻繁に報道される病気にかかる確率が高いと感じる。
自分がよく知っているブランドの製品は、他の未知のブランドの製品よりも優れていると感じる。
自分が行ったことのある観光地は、他の未訪問の観光地よりも魅力的だと感じる。
ビジネスでの例
自社の製品やサービスが、競合他社の製品やサービスよりも優れていると感じる。
自分がよく知っている業界の将来性が、他の未知の業界よりも高いと感じる。
利用可能性ヒューリスティックを克服する方法
利用可能性ヒューリスティックを克服するためには、まずその存在を認識し、自分がどのような情報に影響を受けやすいかを理解することが重要です。
以下に、主な対策を紹介します。
基本率を考慮する
確率や頻度を判断する際には、特定の事象や状況の基本率(base rate)を考慮することが重要です。
基本率とは、特定の集団内での事象の平均的な発生率を指します。
例えば、左利きの人の割合が全人口の約10%であることを考慮すれば、無作為に選んだ人が左利きである確率をより正確に推定できます。
傾向とパターンに焦点を当てる
短期間での極端な出来事は、しばしば偶然や運によるものであり、必ずしも今後の傾向を示すものではありません。
長期的な傾向やパターンに基づいて判断を下すことで、一時的な異常や極端な事例に惑わされることなく、よりバランスの取れた視点を持つことができます。
情報を広く収集する
意思決定や判断を行う際には、一つの情報源に依存するのではなく、多様な視点から情報を収集することが重要です。
異なる情報源からのデータを比較検討することで、偏りのある情報や記憶に基づく判断を避けることができます。
感情の影響を意識する
利用可能性ヒューリスティックは、強い感情を伴う情報や記憶に影響されやすい傾向があります。
自分の感情やバイアスが判断にどのように影響しているかを意識し、客観的な視点を保つよう努めることが大切です。
フィードバックと修正
新しい情報や反証が現れた場合には、それまでの判断や意見を見直し、必要に応じて修正する柔軟性を持つことが重要です。成長マインドセットを持ち、学び続ける姿勢を保つことで、利用可能性ヒューリスティックの影響を軽減することができます。
これらの対策を通じて、利用可能性ヒューリスティックによる誤った判断やバイアスの影響を軽減し、より合理的でバランスの取れた意思決定を行うことが可能になります。
まとめ
■利用可能性ヒューリスティックとは
「最近良く聞く~、記憶が新しい、強く印象に残った記憶」など、思い出しやすい情報に基づいて、自動で偏った決断をしてしまうバイアス。
■対策
・重要な決断は深呼吸をして、紙に書き出し、良く寝てから次の日に考える。
・信頼できる情報源の平均発生確率を知る。サンプル数を意識する
→最近友人がこんな経験をしたらしい!=サンプル数1。
・情報源の多角化(書籍、コミュニティ、同じジャンルの異なる発信者)
・ニュースを見ない、SNSを見ない、広告を見ない
最後までお読みいただき、ありがとうございます!(自己紹介はこちら)
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