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落選ショックを和らげる2つの方法
ちょっと前に創作講座で講師をやったときに、
「公募に応募したあと、結果が気になりすぎて困ってる」
「落選したときにショックを受けすぎてしまう」
みたいな質問をいただいたので、僕がデビュー前に実際にやっていた方法を、2つほど紹介してみる。
1. 出版社の地下にはヤギが飼われている1つめは、「出版社の地下には、ヤギが飼われている」と考えること。
僕が公募に出していた当時は、WEB応募がまだほとんどな
Q「応募する賞の受賞作を読んだ方がいいのでしょうか?」 A「ネコチャン!」
作家仲間のマシュマロで、「応募する賞の受賞作を読んだ方がいいのか?」という質問をみかけたので、考えたことを書いてみる。
たぶん、「自分がなにをやりたいのか次第」なんじゃないかなぁ…と。
「賞をとりたい」「デビューしたい」
「こういうものが書きたい」「こういうことを表現したい」
「だれかに認められたい」「ほめられたい」
小説を書いて公募に出してるなんて人には、いろんな動機があると思うんだが、現
「…ガッカリするんです」から考えたこと
すこし前に、以下のツイートが炎上していた。
自分が言ったとおりに直しただけのネームを作家からもらうとガッカリする、という趣旨の、編集者のツイートである。
これを受けて、しばらく作家たちのあいだでは、
「ガッカリするんです…!」
「こちらこそ、ガッカリするんです…!」
と、煽りあうのがブームになっていたという。(なってません)
炎上していたときに行われていた議論を見ていて、「編集者から提案を受け
創作におけるジャッジとモノサシの話
前の記事が読まれていたので、創作における上流工程(体制づくり/ビジョン共有)とはなんなのか、自分の考えているところを語ってみる。
ジャッジする人、される人
作家の仕事って、ジャッジされることの連続である。
まずは公募でジャッジされて、企画を提出してジャッジされて、プロットを提出してジャッジされて、本文を提出してジャッジされて、出版したあとは売上でジャッジされて、書評でジャッジされて……と、ジャ
{そこからは/そこまでは}作家の仕事です!
仕事観の話をする。
以前、担当編集さんの1人に、こんな話をしてもらったことがある。
物語の編集者になる前は、ファッション情報誌の編集をやっていて、モデルの写真ページとかを担当していた人だ。
なるほど、面白いな、と思って。
これは『人をとりまとめる仕事をしてきた人』の矜持なんだろうな、と。
僕は、小説家の仕事にしても、エンジニアの仕事にしても、『自分で手を動かす仕事をしてきた人』だ。
会社務め
創作相談『自分が苦手なタイプのキャラを魅力的に描くのが難しい』
マシュマロで創作についての質問を受けたので、エラソーな感じで語ってみるよ!
質問回答質問ありがとう!
……うん!
それは、無理なんじゃないかな!?
質問を、ハンターハンターの念能力に翻訳してみるとですね!
こんな感じのこと、言ってない!?
念能力を100%極められるのは、得意系統だけだから!
不得意系統は、40%までしか伸ばせないから!
だから質問者さんは、自分の得意な操作系をがんばっ
エンタメ講座創作質問③
最後の質問は、これ!
Q.
たぶん、いろいろ考えて迷ってんだろうな~…と感じた質問。
公募に応募して落選したり、編集者に送ってボツになったり、そういう経験をたくさん積み重ねていくと、なるよね…。
『「おもしろい」ってなに? よーわからん!』ってさ…。
僕の回答はこうです!
A. “自分の感じる「おもしろい」” なら、抽象的じゃないはず。
たぶん、知らず知らずのうちに、他人のモノサシで測
エンタメ講座創作質問②
つづいてはこれ。
Q. 男の子向けの作品を書く上で、特に気をつけている点はありますか?
もちろん、男子だからこう! 女子だからこう! みたいなものではなくて、あくまでグラデーションの中での傾向の話なんだけど。
A. 女の子は『共感』で読める。
男の子は『憧れ』で読む。
と思っています。
たとえば、
自分が悲しい気持ちになったり、つらいことがあったりしたときに。
お話のなかの主人公も、悲
エンタメ講座創作質問①
ゴールデンウィークなので(?)、以前エンタメ講座でいただいた質問にこたえた回答を公開していきます。
まずはみんな大好き、プロットについての質問。
Q. 作成にどのくらい時間をかけていますか?A. 2~3日から一週間
寝かせてから考え直したり、清書したりするのでこれくらいかかります。
基本的に新作の方がはやくでき、シリーズ続刊になるほど遅くなります。
発想が自由にできる方がはやく、縛りや整合