オンライン英会話を一年続けた経験からシェアできること
(記事の最後に、オンライン英会話Camblyの紹介コードを載せています。これで15分の体験レッスンが可能です。ご興味がある方は是非ご活用ください)
2023年10月31日追記:
Camblyの体験レッスンの運用が変わり、100円での(計45分の)有料体験レッスンとなりました。詳しくは上記リンク先に追記しましたのでご覧ください。
私は2019年、英語力をブラッシュアップすべくヨーロッパに約半年間語学留学したのだが、帰国後モチベーション維持と英会話の “筋肉” を使い続けるべく、オンライン英会話を始めた。
具体的には二種類、一つはイギリス留学時代にリアルで知り合った先生とのプライベートレッスンと、大手オンライン英会話(Cambly(キャンプリー))、この二つを継続していて、後者はこの4月で一年、100時間を超えた。オンライン英会話ユーザーの中では100時間は大した時間数ではなく、私自身まだまだ模索中ではあるものの、この一年試行錯誤して得たノウハウはいくつかあり、また正式にCamblyのアンバサダーにもなったので、これからオンライン英会話を始めようと思っている方や、すでに始めている方のお役に立てればと思い本記事を書いてみることにした。
補足: シェアできるノウハウは他にもあるものの、かなり長文になってしまったため、今回はこれで留めました。フィードバックがあれば是非スキやコメントでお知らせいただけるととてもうれしいです。
私の英語力レベル
まず初めに私の英語力をシェアしておこう。国際的な英語レベルの指標としてよく使われるCEFR(Common European Framework References)で見てみたい。
私は2019年に7ヶ月間、マルタとイギリスに語学留学をしており、その当時C1レベルに当たるテストにパスした。C1はいわゆる上級レベルに当たり、
と定義されている。しかし、個人的な主観では現在はB2(C1のひとつ下)辺りで、上級レベルとは実感できていない。
ただ、日常的なコミュニケーションにおいて困ることはあまりなく、また仕事においても使用経験はあり、メールやチャットなど基本的なことから完璧でないながら会議・プレゼンテーションの経験もあった。
Camblyを始めたきっかけ
前述の通り私はすでにイギリスで知り合った先生とオンラインレッスンをしており、それには満足していたのだが、「もう少し量を増やしたい、ただその先生とのレッスンはプレミアムなので、増やす分は大手のサービスを使用してコストを下げたい」と考えていた。オンライン英会話は今や群雄割拠で多くのサービスが乱立し、比較サイトなど情報もたくさんある。私は一通り調べて、コスト面からDMM(スタンダードプラン)に目星をつけていたが、本当に続けられるのか?という点で自信がなく、またネイティブプランの方がいいのでは、という迷いもありいまいち踏み切れずにいた。
同時に、ちょうどCamblyを始めた当時は転職活動中で、外資系某社の英語面接に進むことになり情報収集・対策をしていたところだった。その過程でYUKAKO(通称:YKK)さんの英語面接の動画に出会い、直前対策で彼女がCamblyでトレーニングしている動画にたどり着いた。これを見たことが直接のきっかけとなった。
※ YKKさんのチャンネルはイギリスの旬なニュースや旅・食・英語など興味深いものが多く私もよく視聴させていただいています。
なぜCamblyを選んだか?
YKKさんはCamblyのレッスン内容も披露しているのだが、それを見て以下の点がCamblyを選ぶ決め手となった。
状況に応じて好きなだけレッスンを追加できる(有料)
転職活動においてはたいていの場合、面接は数日前に決定する。そのような個別対策が必要な際、限られた時間内で、コストが生じても自分の好きなだけレッスンを追加できる点はメリットとして非常に大きいと思った。YKKさんは面接前に計7時間レッスンされたとのこと、それまで私は大手オンライン英会話を始めること自体迷っていたが、これなら英語面接の準備にも役立つと感じた。
ビジネス用の英語面接教材があった
YKKさんがCamblyで英語面接用の教材を利用しており、これも面接対策で有用・使用できると思った。
クオリティ面での確認ができた
YKKさんのレッスン内での先生たちのアドバイスが非常に有用・的確で、クオリティ面でこれなら問題ないと確信が持てた。
Camblyは全員ネイティブ講師
(前述の通り、ネイティブプランがいいのではないかという迷いがあったが)Camblyはネイティブ講師のみなので、この点でも迷いが払拭された。
総合的に評価が高まった
従来のリサーチで、Camblyはネイティブ講師のみのため他と比べてコストが高くその点で却下していたが、コスト以外の懸念点がクリアになり、私の中で総合的な評価が高まった。
Camblyを選んだポイントまとめ
面接対策にも非常に有用だと感じられたこと - レッスンの追加、教材など当時の私の直近の問題にすぐ役立つ
レッスン内容を見られたこと - クオリティ面での担保に繋がった
この2点が大きかったと思う。
前述の通りそれまでいくつかの点で懸念があり、私は大手のオンライン英会話を始める事自体迷っていた。それゆえ英語面接のためだけに入会する気はなかったが、YKKさんの動画を観てこれまでの懸念点が一気に払拭されたため心が決まり、英語面接にも役立ちそうということもあってすぐに入会を決めた。
ただ実際には、私はCamblyに入会後、その前に受けた英語面接を通過して、結果的にその会社に入社することになったので、英語面接対策という点ではCamblyを使用することはなかったが、その会社では日常的に英語を使用する業務・立場だったので、どちらにしても役立ったことには間違いない。
私が思うCamblyのいい点
契約したレッスン時間を、一度に消化できない
例えば、一回30分を週3回のプランの場合、一度(一日)に90分を消化することはできない。一日に消化できるのは30分までで、これを3回(3日)やってその週のレッスンを消化できる。なお、30分は一度に消化できる。しかし、30分のうちの何分かを消化すると、残りの時間(例えば15分を使用した場合、残り時間は15分)はその日の午前3時(日本時間)までに消化しなければ消えてしまう。Camblyはこのルールを設定している理由として、
と言っている。私は当初、このルールを厳しいと感じた。しかし結果的に現在はCamblyの言うことの正しさを強く実感している。90分を一週間に一度やるより、一回30分を3日間やった方が「身体が慣れる」。語学習得にはこれは非常に大切で有用である。
全てのレッスン内容を、動画で見ることができる
この機能、私はかなり重宝している。
レッスンを見返す理由はさまざまだが、
講師とオンラインで話した時は覚えていても、その後どういう表現だったか忘れてしまった
講師の言うことを文脈で理解したが、詳細は何と言っているか正確にはわからなかった
そもそも理解できない部分があった
自分が何と言ったかはっきり覚えていない
自分の発音を確認できる
など多々ある。そして復習にも大いに役立つ。自分が話しているのを見るのは正直なところ恥ずかしい。が、これを見ることで、自分の癖にも気が付くことができる。レッスン内容にもよるが、私はこの機能を使って頻繁に見返している。
予約不要、24時間いつでもレッスン可能
Camblyの講師は世界中にいるので、24時間誰かが接続していて、たいていの場合オンラインの講師がいる=レッスンが可能である。
(しかしながら私は、決まった講師と時間を決めてやる方が効率よく好みなので、現在はほぼ全てのレッスンを予約している)
目的とレベルに応じた教材がある
タイトルのまま、ビジネス用、トラベル用、IELTS用などの教材(説明文も全て英語)が揃っているので、何かに沿ってレッスンしたいという方には役に立つだろう。「なぜCamblyを選んだか?」でも書いたように、ビジネス英語面接用の教材もある。
(ただし、日本で人気のTOEIC用の教材はない)
2024年11月追記:
現在はTOEIC用の教材が提供されており、生徒は無料で使用可能。
日本語を話せる講師がいる
Camblyのサポートサイトによると、
とのことなので、「日本語を話せないと難しい…」という方にも安心材料となる点だと思う。
問題や質問はサポートに日本語で対応してもらえる
システムやカリキュラム、使用方法などでわからない点や質問がある場合は、日本語でサポートに問い合わせることが可能(メールベースのみ、電話はない)。ヘルプで調べても回答が得られず、私も何度か問い合わせをしているが、丁寧に回答してくれる。
私が思うCamblyの残念な点
今回記事を書くにあたって考えてみたものの、あまり思い当たらなかったので、個人的にはかなり満足していると思う。強いて言えば、Daily Newsのようなニュース系の教材があれば私にとってはベストだった - とは言うものの、Camblyでは講師さえ問題がなければ何でも使用することが可能なので、私は最近はCamblyの教材と EngooのDaily News を並行して使用しており、この点は解決している。Engooはたいていの講師は知っているし、記事は短くレベルが明記されているので使いやすい。他にはBBC Travelなどのニュースサイトを使用することもあるが、Engooは中級レベルの記事もたくさんあるので中級以上の英語学習者にお勧めである。
Engoo Daily News
私なりのモチベーションを保つコツ
メイクをやめた
Camblyを始めた当初、私は果たして自分が継続できるかどうか(継続はできたとしても、サボったりしてレッスンを落とし支払った分を無駄にしてしまわないかなど)不安だった。そこで継続のハードルを下げるために、Camblyのレッスンではメイクをすることをやめた - 今まではオンライン含め、オフィシャルの場では必ずメイクをするのが自分のルールだったのでかなり勇気が必要だったが、慣れてしまえばそれほどのことでもなくなり、実際にハードルは下がったので、小さな事だが実践してよかったと思う。
良い講師を見つける
オンライン・オフラインに関わらずだが、英会話や英語学習は良い講師との出会い、これに尽きると思う。良い講師というのはコミュニケーション能力が高い。また相性の良い方とは話もレッスンも続けやすいものだ。相性が合わない場合は落ち込まず、誰にでもあることだと割り切り、良い方を探す努力をしよう。
とのことなので、講師数としては問題ないサービスと言えるだろう。
講師とのコミュニケーションを楽しむ
講師はそれぞれの方が趣味や得意分野を持っている。そういう点は会話の随所でわかってくるものだが、自分と興味が共有できそうな、話が合いそうな方だと、フリートーク、もしくは教材のトピックを通じて話も弾むものだ。その中で質問したいことがあれば、積極的に聞いてみよう。さらに話が広がるし、その分野で自分が英語で話せること、話せないことがクリアになってくる。それぞれの関係性において聞けること、聞けないことの線引きも異なってくると思われるが、個人情報やプライベートに差し障りのない範囲を考慮した上で、コミュニケーションを続けてみよう。
これを継続していくと講師と話すのがより楽しくなってきたり、また講師の方もこちらの興味を理解することでフォローや提案がしやすくなってくるというメリットがある。良い点はいろいろあるように思うので、私は良い講師を見つけたらリピートし質問をすることがよくあり、それがモチベーションにも繋がっている。
レッスンをする上で気をつけていること
遅刻をしない・直前のキャンセルはなるべく避ける
当たり前のことだが、マナーとして気を付けている。逆に、良い講師でもよく遅刻をされる方は、残念だが私はリピートしない。
身だしなみを整えてレッスンに臨む
これも当たり前のことだが、メイクはしないけれど服装、髪など身だしなみを整えてレッスンに臨むようにしている。
講師と生徒も飽くまで人間関係
講師と生徒とはいえ、オンライン英会話でも結局のところそれは人間関係である。講師もプロとは言えいろいろな方がいるものだし、人である。オンラインだから、お金を払っているから、ということとは関係なく、人としての気遣いや配慮はリアルと変わらず忘れないようにすることが大切だと私は考えている。
簡単でも目標を明確にする
オンライン英会話(英語学習)は継続がモノを言う。そもそもなぜ自分がオンライン英会話をしたいのか?何が目標なのか?最終到達地点はどこなのか?を明確にして始めることが、継続する秘訣だと私は考えている。なぜなら途中で飽きたり惰性になってしまった時、それらがないと続かないからだ。継続はそれなりに根気を要するし、こちらはお金をもらう側でなく払う側なので、より大きなモチベーションが必要となる。軽い気持ちで始めるのも悪くはないかもしれないが、続けるつもりなら、始める前に動機や目標を自分の中で明確化した方が継続はより容易である。
その上で、開始後は進め方が自分の目標からずれていないか、逆に目標が変わってきた場合はそれによって進め方を変えるなど、時々立ち止まって見直しては微調整をすると良い。目標が変わったり、また継続していくうちに進め方がずれてくるのはよくあることなので、それらはさほど気にする必要はない。
重要なのは、
目標を明確にすること
定期的に目標と実際の進め方を確認すること
だ思う。
オンラインレッスンでは自分の学習内容を管理するのは自分しかいない
すべてのレッスンを一人の講師に委ねている場合は必ずしもそうでないかもしれないが、ほとんどの場合、そしてCamblyの場合、自分のレッスンをすべて把握しているのは自分のみである。オンライン英会話はスクールではないので、学習の進捗を管理する人や、目標をヒアリングして学習内容をアレンジしてくれる人はいない。つまり、講師は選べても、総合的な学習の管理をできるのは自分のみということだ。講師は飽くまで学習を助けてくれる人であり、総合的な進捗の把握をする役回りではないからだ。こう書くと、ひどく管理が大変で敷居がより高くなる気がするが、実際には特に管理をせず惰性で続けることも可能だと思う。それも一つの方法だし、レッスン自体をやらないよりはいい。
ただ、より効果的に上達に繋げたい場合は、モチベーションと相談しながら定期的に進捗を見て、学習内容をアレンジしていくのが良いと思う。厳密ではなくても、例えば数ヶ月毎に成果ややっている内容を見直しながら、“そろそろ次のステップに進めそうだから、今度はもう一つレベルの高いものをやってみよう” とか、“このレベルはまだまだ難しいので繰り返してやろう” という感じでも良いだろう。何も考えずに続けると、成果が感じられないまま闇雲に時間が経つということになりかねない。お金と時間という対価を払ってレッスンをやるなら、何かしらを得るためにやる、と目標を定めて定期的に管理することは意識した方がいいだろう。
レッスンでやること、話すことを準備しておく
よって何をしたいか、話したいか、簡単で構わないのでいつも内容や流れの案を考えてレッスンに臨むと、能動態で進められ、より楽しくなってくる。またほとんどの講師は「今日は何をしたい?」と聞いてくれるし、聞かれない場合は自分から提案してもよい。その辺りは臨機応変に、状況に合わせてだが、基本は何をしたいかを考えておくと、その日その日のレッスン、そして大きな流れとして一ヶ月、三ヶ月、半年…など、自分がなぜオンライン英会話をやっているか?という目標や目的を見失わずに済むのではないかと思う。
筋肉は使わないと退化する
多くの人が言っている通り、言語は運動と同じでその "筋肉" を使わないと退化する。母国語でなく外国語ならなおさらで、外国語を習得した人たちはその能力を保持するためにかなりの努力をしているもの。外国語を外国語として学んだ者はネイティブにはなれないけれど、努力を重ねることはできる。逆に言えば、出来ることは努力を重ねることだけである。私にとってもそれは同じで、私はネイティブではないので、今後たとえ英語圏に住むようなことがあっても、可能な限りオンライン英会話は続けていこうと思っている。私の目標は、できるだけ多くの分野で “自然に自分の考えを伝えられる” こと。話慣れたジャンルではすらすら話すことはできても、疎い分野の話になると途端に会話に詰まる - ゆえに最近は主にあらゆるトピックが存在するEngoo(Daily News)で、いろんなニュース記事を取り上げてレッスンをしている。
習慣化の強み
Camblyを開始して一年と一ヶ月(私が開始したのは2021年4月)、最近ではレッスンのない日は少々 "気持ち悪く" 感じるようになってきた。始める前は私に継続できるのか?と自分を信じられず二の足を踏んでいたことが、今では杞憂だったと思えるほどだ。とはいえ、実際のところ気分が乗らない日もあったり、体調が悪く止むなくキャンセルをした日もあった。しかし、これまで継続できたのは良い講師の方々との出会いのおかげであり、私自身異文化コミュニケーションが好きだったということもあった。
習慣化することができれば他の要素(モチベーションの維持や目標設定、進め方のアレンジ)は後から付いてくるので、継続のための習慣化が最初の、また大きな一つのハードルと言える。習慣化のために行えることはいくつかあるが、そのうちの一つに "モチベーションや目標をシェアできる仲間と一緒にやる" ということがある。そういう仲間が欲しいと思っている方はコメント等でお声がけいただければうれしい。私自身の励みにもなる。
Camblyの紹介コード
この紹介コードを使用すると、15分の無料100円で計45分の体験レッスンが受けられる - ご活用いただければ幸いである。
紹介コード【TOKI2022】
(下記リンクから登録していただくと自動的に紹介コード使用となります)
なお、紹介コードの適用には以下の条件があるので、事前にご確認をいただければと思う。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。どなたかのお役に立てますと幸いです。
※ 挿入されている見出し画像は筆者の撮影によるものです。
(Bristol, UK / 25 May 2019)
注: なお、本記事はすべて筆者の個人的見解であり、いずれかの企業様の意向を反映したもの、プロモーション案件ではありません。また、記載した情報は、当記事執筆時点(2022年5月)のものとなります。