Toki Minami

ファッションとアート、旅と写真。そして、これまでの経験で役に立つかもしれない何かを、誰かのために。 (本ブログの出典元の記載のない写真・画像・動画は全て筆者の撮影によるものです)

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    2019年イギリス滞在時の記事をまとめています。

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    オンライン英会話・英語学習において私の経験を基にした記事をまとめています。

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私が43歳で海外渡航した理由

(見出し画像は、2018年1月パリ・グランパレで開催されていた Irving Penn展で撮影したものです) 突然だが、人生で何某かの印象的な経験をしたのに、詳細を思い出せない、ということはないだろうか。 私は、ある。 30代後半で、大きなことではなかったものの自己実現のために目標を定め日々努力していたことがあり、苦労の末私はそれを達成した。そしてその当時はそれらが自分にとっては決して安易なものではなかったので、その内容を忘れるはずはないと思っていた。 しかし、それら

    • コッツウォルズの旅 チェルトナム

      (見出し画像は、2019年8月イギリス・チェルトナムにて撮影したものです) 私が “コッツウォルズの西の玄関” と呼ばれるチェルトナム(Cheltenham)を知ったきっかけは、失礼ながら偶然の産物だった。 チェルトナムを知った経緯 当時(2019年8月)残り少なくなってきたイギリス滞在で、コッツウォルズを巡る旅を計画していた私は、Google Mapで当時の住まいブリストル(Bristol)と行きたい拠点をつなぎ、経路を片っ端から調べていた。 その過程で公共交通機関

      • コッツウォルズの旅 ツアー編 2

        (見出し画像は、2019年8月イギリス・コッツウォルズのカッスルクーム(Castle Combe)で撮影したものです) イギリス滞在中、念願だったけれどその交通の不便さから躊躇していたコッツウォルズへの旅。 現地の生活にも慣れ、実現できると踏んだ私はリサーチの末、まずはツアーに参加して、公共交通機関ではアクセスの難しい村々へ赴いた。 今回は “ツアー編 1” に続き、当日の午後以降周った地域を辿っていこうと思う。 ツアーのルート 私の参加したツアーのルートを改めてお

        • コッツウォルズの旅 ツアー編 1

          (見出し画像は、2019年8月イギリス・コッツウォルズのバイブリー、アーリントン・ロー(Bibury, Arlington Row)で撮影したものです) コッツウォルズに行こうと決め、難易度の高いこの地域の攻略法も定めた私は、早速ツアーを探し始めた。 当時私はすでに公共の交通機関でアクセス可能な街を洗い出し、オリジナルのプランを立て始めていたが、その過程で鉄道・バスでアクセスできない地域も同時に判明したので、それらを網羅するツアーを探した、という流れだった。 検索してそ

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          コッツウォルズの旅 事前リサーチ編

          (見出し画像は、2019年8月イギリスのコッツウォルズ・バイブリーで撮影したものです) 2019年のイギリス滞在時、私は各地を回ったが、noteにはまだ書いていない訪問地がいくつかある。 その一つはコッツウォルズ。7月、スコットランドから戻り、次に焦点を定めたのがここだった。 イングランドにいるからには、ここに行かない理由はない。 とは思いつつ、私は少々二の足を踏んでいた。 二の足を踏んだ理由 コッツウォルズはご存知の通り小さな村々が集まった田園地帯で、公共交通機

          コッツウォルズの旅 事前リサーチ編

          美しい世界遺産の街 バース

          Bathと書いてバースと読む。 ロンドンから西に電車で約1時間半のその街に、私は2019年、6ヶ月のイングランド滞在中に計4回訪れた。 最初から特段気に入りだったわけではなく、バースからほど近いブリストル(Bristol)に住んでいたこともよく訪れた理由の一つだが、バースはイングランドを去る頃にはすっかり馴染みの、お気に入りの街になっていた。 バースは、隣接するブリストルとは趣を異にする。 コッツウォルズのツアーに参加した際、知り合ったスペイン人の女性は語学留学でバー

          美しい世界遺産の街 バース

          英語学習者の方へ - YouGlishのススメ

          (見出し画像は、2019年4月当時滞在していたイギリスのブリストルで撮影したものです) 突然だが、皆さんはYouGlishをご存知だろうか。 YouGlishと書いて “ユーグリッシュ” と読む。私がこのサイトを知ったのはもうかれこれ数年前で、その後英語系インフルエンサーが勧めているのを見かけたりもしたので、今さらという気もしないでもない。けれど、私は現在も進行形で頻繁に使っており、とにかく重宝していることに間違いはない。英語学習者や話者 - 特に第二言語としての話者 -

          英語学習者の方へ - YouGlishのススメ

          ロンドン テート・モダン

          さて、久しぶりのイギリス投稿である。以前にヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(以下 “V&A”)についての記事を書いたのだが、ロンドンでV&Aと双璧を成すもう一つの洗練されたアートサイトは、個人的にはテート・モダンだと思っており、(V&Aについて書いたなら)ここについても書かないわけにはいかぬ、そういう流れからの本稿である。 現代アートが好きな方や、こういった文化的なサイトが好きな方にもとっておきの場所、テート・モダン。写真と共に、私なりの視点でご紹介したいと思う。

          ロンドン テート・モダン

          シャネルを紡ぐ手 アンヌ ドゥ ヴァンディエール展

          理由はわからない。 いつから、なぜそう感じるのかさえも。 でもとにかく、何かを紡ぐ手というのは美しい。 たとえマニキュアが施されておらず、皺が刻まれ、傷だらけで、ささくれ立って、染みがあったとしても。 この美しい写真展からもう一年以上が経ってしまったけれど、彼らの美しい手と手仕事、それらを追ったモノクロの写真が集められた、心に残った写真展の様子を、ここに書き留めておこうと思う。 “目は口ほどにものを言う” とは言い古されたことわざだけれど、手も口ほどにものを言う、と思

          シャネルを紡ぐ手 アンヌ ドゥ ヴァンディエール展

          イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

          すっかり遅くなってしまったが、昨年のイヴ・サンローラン展について、下書きで温めて過ぎてしまった所感を残しておきたい。 東京ではここ数年、ラグジュアリーブランドの大回顧展・世界巡回展が続いていた。一昨年(2022年)夏は32年ぶりのシャネル、一昨年末から昨年(2023年)春にかけてのディオール、そして昨秋(本記事の主題)のイヴ・サンローラン。 一昨年秋には、サンローラン主催の世界巡回展 “BETTY CATROUX YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展”

          イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

          金沢と、故郷と私のアイデンティティ

          (見出し画像は、2024年1月金沢の直江屋源兵衛さんにて撮影したものです) 以前の私なら、この “鉛色の空” の写真は敢えて投稿しなかったと思う。あまり “写真映え” するものではないし、百歩譲ってこれは北陸特有の冬空だ、と理解してくださる方がいたとしても、やはりそれは少数派で、パッと見て気分が明るくなるような写真ではないからだ。 高校3年生の2月、受験のために初めて1人で上京し、カラッと晴れ上がった東京の “青い” 冬空を目にした時、それは控えめに言っても私にはある種カ

          金沢と、故郷と私のアイデンティティ

          Interface of Being 真空のゆらぎ

          ただ美しくて、深淵で、視覚と聴覚と “語感” に訴える作品は、写真は撮ってみたものの(動画撮影禁止だけあって)静止画で伝わるのはその素晴らしさの半分以下ではないかと。 現在、国立新美術館で開催中の “大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ” 展、事前告知で見かけた写真にピンときて、(しかし無料ということもあり)それほどのボリュームはないだろう、と軽い気持ちで伺ったのがそもそもの間違いだった。 話を元に戻そう。 表面に切り絵(フォトグラムと言うらしい

          Interface of Being 真空のゆらぎ

          オンライン英会話 - Cambly体験レッスンの運用変更について

          以前に何度か投稿したオンライン英会話 - Cambly(キャンブリー) - の体験レッスンについて、今月(2023年10月)運用変更のアナウンスがあったので、個別に記事にして投稿することにした(各記事でも内容は変更済み)。ご興味のある方の参考になれば幸いである。 無料→有料体験レッスンに これまで無料で提供されてきた体験レッスンが有料体験レッスンとしてテスト運用(終了日未定)されるとのこと。 変更点は以下になる。 なお、紹介コードの適用には以下の条件があるので、事前に

          オンライン英会話 - Cambly体験レッスンの運用変更について

          Maison Margiela Cinema Inferno

          Maison Margiela Cinema Inferno

          7月最終日ですね。次回投稿準備中にふと気が付いたことを。ファッションでも工芸でも、モノを作り出す職人さんの手が美しいのは普遍的だということ。技やプロダクトを生み出す多くの“ 手” に、リスペクトが集まる世の中になればうれしいなと感じます。暑さにお気を付けてお過ごしください。

          7月最終日ですね。次回投稿準備中にふと気が付いたことを。ファッションでも工芸でも、モノを作り出す職人さんの手が美しいのは普遍的だということ。技やプロダクトを生み出す多くの“ 手” に、リスペクトが集まる世の中になればうれしいなと感じます。暑さにお気を付けてお過ごしください。

          イヴ・サンローラン美術館 パリ

          いつの頃からだろう。記憶を辿っても思い出せないのだが、私はいつからかイヴ・サンローランというブランドが好きだ。もしくはサンローラン本人が創り出す雰囲気 - 世界観たるもの含め - とも言えるのだけれど、とにかくお気に入りのメゾンであることは間違いない。 そんなイヴ・サンローランのミュゼ(美術館)がパリに開館したのは2017年だった。私がパリに滞在していた頃にはなかったこのミュゼ、2019年にパリを訪れた際、念願叶ってようやく赴くことができた。 今秋には東京で初のイヴ・サン

          イヴ・サンローラン美術館 パリ