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「考えない練習」を読んで考えてみた
考えることの大切さが叫ばれる現代において、考えない練習。
思考力を錆び付かせないための考えない練習、という禅問答のような考え方。
考えるのをやめるわけではなく、あれこれと分散する思考を、五感を使って今ここに向けるという話でした。
禅の考えを通じて、余計な考えをやめるための一冊!
○個人的良かったポイント
・あがり症は自分の強い思い込み
どうしても人前に出ると緊張してしまい、何を発言するか忘れてしまう、あがり症。
見ることにエネルギーを使いすぎている状態。
お釈迦様の目を半分あけた半眼をイメージし、強い集中の中に自分を持っていく。
見すぎているから思考が、あらぬ方へ向かってしまう。
・食事のときは食べることに集中
ご飯を食べ過ぎたり、お菓子が止まらなくなったりするのは、本を読みながらテレビを観ながらのながら状態になっているから。
自分の舌で感じる味、呑み込んだ感覚に集中することで余計な食べ過ぎを防げる。
確かにポテチ食べるときは、本やスマホがお供になってたなと反省…
・物を持ちすぎない
物を所有することで、失う怖さなどが頭の片隅にできてしまう。
持ち過ぎない、捨てる、を意識して頭の中をスッキリさせる。
○思考ポイント
上記のポイントで挙げたように、マルチタスクで動くときに余計な考えを起こしてしまうことに気づけました。
また、心配症の人は、自分の不安を消すために人の心配をしすぎる傾向があるとも書かれていました。
考えることは大事だけど、不安や悩みから、自分の思い込みによって余計な思考を増やしているんだと学べました。
起きていないことを心配して振り回されるようでは、考える意味がない。
余計なことを考えないシンプルかつ、今だけを見つめた思考が必要だと考えました。
○まとめると
分散してしまう思考を今に向ける。
そのためには、余計なことを考えないようにし、目の前のことに集中する。
見る、聞く、さわるなどの五感から感じとることで、物事の本質を掴むことの大切さを学べる本書でした。
タイトルから、最近の考えることの本とは真っ向から対立した本かと思ったものの、マインドフルネス瞑想などに通ずる思考方法でした。
考えることは良いことで、それを正しい方向へと向かうことに気づかせてくれる一冊でした!!
禅の本とかも前読んでいて、最近読んでなかったのでもう一度読み返さないと!
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。
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