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イップス克服に向けて011:こうすればよくなる系の思考にあらがえない

こんにちは。※※です。

テニスノート続けていますが、少し主観が入った書き方になってきたので、客観的に書くように気をつけたいです。
吉田さんのテニスノートボロボロですね(笑)

さて、イップスを受け入れる、まだ、できるときもあれば、できないときもあり、特にこうすればよくなる系の思考にあらがえない自分がいます。本当はそういうことも含めてどうにかしようとしない、別にいいやーという感じでやるのがベストだと思ってますが。吉田さんがいかにいいアドバイスをしてくださっても、馬を水辺に連れて行くことはできても馬に水を飲ませることはできないのと同様、僕自身が行動に落 とし込まないといけないですね。
また来週実践してみます。

ありがとうございました。

回答


▶公式「こうすればよくなる=今の自分はダメ」


知識として、十分ご理解いただいています。
 
あとは、体験を通じていかに腑に落とすか、です。
  
「こうすればよくなる系の思考」とは、「今の自分はダメダメ系の思考」であり、自己否定です。
 
またその上、「よくなりたい」欲でもあるため(自分はできるはずという慢心も絡む)、現時点では叶っていない以上、怒りも薄っすらと、誘発されていらっしゃることでしょう。
 
そのせいで集中力も欠くから、結局テニスも、上手くいきません。
 
「こうすればよくなる系の思考」とは、苦しみへ、猪突猛進する道と言えます。

▶「自己啓発本」がダメな自分を際立たせる?


ところが世の中の自己啓発本は、「こうすればよくなる系の思考」を扱う内容が(全部が全部ではないにせよ)、ほとんどでしょう。

「こうすればダメになれる系」を出版しても、あまり売れないでしょうからね……。

いわく「あなたはもっとできる!」「自己実現だ!」「お金持ちになれる!」などと、煽り立てます。
 
そのせいで、「今の自分のままではダメなのかなぁ……」などと、思い込む。
 
煽られる以前は、取り立ててダメだなんて、思ってなかったはずなのに。
 
「◯◯ちゃんはデキるんだって」
 
「あなたも頑張れば、いい学校へ入れるのよ」
 
「そっか、このままじゃダメなんだ!」
 
幼いころから、さんざん刷り込まれてきました。
 
ですから、自己啓発を促されるほど、苦しみへ猪突猛進する道なのです。
 
「できていない、ありのままの自分ではダメ!」
 
「自己実現できていない、今の自分には価値がない!」
 
「お金がない、こんな自分はみじめだ!」
 
いやはや……。
 
「暗示」になっちゃってますよ。
 

▶「足を知る」が最強な理由


まずは「こうすればよくなる系の思考」を否定せず、ありのままに認めてあげてください。
 
確かに若いうちは、「こうすればよくなる系の思考」に、あらがい難いのが普通だからです。

ですが、、、、
 
「こうすれば、よくなるんじゃないかな?」
 
「ああすれば、上手くいくんじゃないかな?」
 
「どうすれば、もっと成功するだろう?」
 
それらすべてが、「思考」だと申し上げているのです。
 
育ってきた環境や、個性、資質、得手不得手、運不運もある。
  
「こうすればよくなる系の思考」から突破するには、これしかありません。
 
「足るを知る」です。
 
少なくとも「テニスができる」という境遇だけでも、この世の全体から見れば、恵まれています
 
かの国では、ラケットを銃に持ち替えて戦っています。
 
なのに日本では、身の安全を案ずることなく、テニスコートに立てる喜び。

▶もう「感謝」しかなくなる


そうやって現実をありのままに見れば、テニスができて「ありがたすぎる」感謝の気持ちが、心を満たすでしょう。
 
もう、結果はどうでもいいから、「感謝」しかないから、欲も、怒りも、微塵もなくなります。
 
すると、心を乱すストレスがないから、結果的に集中力が上がる。
 
「足るを知る」で、何事も上手くいきます。
 

▶給料は「多すぎる」から「あり余る」


世の中の多くの人が、「給料が少ない」と、不満、不足を口にします。
 
しかし「足るを知る」の見地からすれば、いただく分として「多すぎる」という立場です。
 
ですから、結果的にあり余ります
 
ないほうに目を向けるのではなく、あるほうに気づく。
 
そうして心が満たされると、当然、それは日々の生き方にも反映されます
 
「運不運もある」と先述しましたが、心が満たされていれば、運さえ味方するのは必然でしょう。
 
なのに「足りない!」と困るとすれば、それは「ない」ほうに目を向けるから
 
「学歴がない」→「だから仕事をもらえない」
 
「愛がない」→「もっと愛してほしい」
 
「お金がない」→「金持ちの家に生まれたかった」
 
ないものねだりの心が、むしろ貧しい(苦しい)境遇(不運)を招く

▶苦しいのは「ないものねだり」モードだから


通常私たちは、自分でも気づかないうちに、「ないものねだり」モードで生きてしまいがちです。
 
「お金がない」「時間がない」「物足りない」

「ないものねだり」モードで生きてしまうと、ないものは挙げれば、際限なくキリがありませんから、「ないものだらけ」のように感じてしまいます

それと同様に「こうすればよくなる系の思考」で生きていると、自分が「よくないだらけ」に思えてしまうのです。

「愛してほしい」と思うとき、自分には「足りない魅力(容姿? 優しさ? 思いやり? 経済力?)」にばかり、目がいくようなものです。

ないものを挙げると、本当にキリがない。
 
だけど、「足るを知る」モードで生きると、その瞬間から「あるものだらけ」

パッと見渡すだけでも、机がある、スマホがある、健康がある、笑顔がある、住む居場所がある、命がある
  
満たされるのです。
 
いえすでに、満たされていたのです。

▶「我慢」は一切不要 


それは、自己犠牲の「我慢」とは、違います。
 
「ない、ない、ない」と言っているほうが、よっぽどツラくて「我慢」に決まっています
 
「足るを知る」の実践を通じて、「こうすればよくなる系の思考」は、雲散霧消するはずです。

そして、「あるものだらけ」で心が満たされると、それは日々の生活にも、反映されるのです

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero

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