今までTwitterを中心に、インスタやFBに転載する形で美術館や博物館に行った記録を書いてきましたが、Twitterは過去の記事を振り返ることが難しく、また長文を書くと記事が複数に分かれてしまうことなどから、文字を中心に書けるnoteに記録を残すことにしました。 過去の記録をこちらに移すことは困難なので、とりあえずリンクだけここに貼るとして instagram.com/swingmamma0629/ これからミュージアムへ行くたびに記事を書いていこうと思っています。
大阪市にある国立文楽劇場で開場四十周年記念 文楽公演「仮名手本忠臣蔵」を見てきました。と言いますのも、私は放送大学で人生二度目の大学生として勉学に励んでいまして、今学期に面接授業の「文楽を鑑賞する」という科目を受講(2日間、全部で8時限の対面の授業です)、昨日は座学として教室で文楽について学び、2日目の今日いよいよ劇場へ行き開演前に1時間ほど先生から仮名手本忠臣蔵についての解説をしていただき、11時からの「第1部」を鑑賞するという日程だったのです。 せっかく国立文楽劇場のあ
九州の東端、門司港まで行ってきました。同世代のYouTuberの方がフェリーの一人旅を楽しんでいらっしゃる動画を見まして、フェリー旅楽しそう!まだ乗ったことがないし、乗ってみたい!と思ってしまい、自宅から一番便利に行けそうな神戸の六甲アイランドのフェリーターミナルから出ている阪九フェリーに乗ることにして、神戸~新門司航路を利用して行ける観光地はどこだろう…と色々検討して門司港レトロを散策することにしました。 金曜日の夜20時出航で、翌日土曜日の朝8時30分に新門司に到着の便で
近鉄の学園前駅近くにある大和文華館へ行き、特別展「呉春」を見ました。 何年前だったか、大阪の池田市にある逸翁美術館で呉春展があった時に「珍しいな」と思いながら見に行ったことを思い出しました。呉春は江戸時代に活躍した絵師で、与謝蕪村のもとで絵画と俳諧を学び、蕪村の死後は円山応挙に友人として迎えられ、ともに画業を究めて四条派・円山派として京都画壇において大きな影響を与えました。 今回の大和文華館の特別展では、呉春の画業を彼の時代ごとに順を追って見ていけるようになっており、画風
中之島香雪美術館で現在開催されている特別展「法華経絵巻と千年の祈り」のイベント「法華経絵巻展絵解き」に行ってきました。展覧会については先日見に行った時の記事がありますので、公式サイトとともにリンクを貼っておきますので説明は省略します。 講師は浄土宗の僧侶である桝田英伸氏で、僧侶をされながら各地で絵解きの講演などもされている方だそうです。「法華経」は、実は浄土宗では用いないそうで、この絵解きのために法華経について勉強をし直したと仰っていましたが、桝田氏は大学で仏教を専門に学ん
世の中は3連休でしたが私自身は土日は自宅で通常の仕事(プチ繁忙期)があり、ようやく4日の月曜日がフリーになりましたので、神戸は六甲アイランドにある神戸ゆかりの美術館で行われている特別展「響きあう絵画」を見に行きました。 東北地方で初めての公立美術館として1981年に開館した宮城県美術館は、現在改修工事のため長期休館中だそうで、7千点を超えるコレクションの中から74点の名品を神戸ゆかりの美術館で展示しています。宮城県や東北地方にゆかりがある作家の作品、カンディンスキーやクレー
奈良国立博物館で、毎年恒例の人気展覧会である正倉院展が開催されています。10月26日から11月11日までの期間中、休みの日はなく毎日開いています。今日は昼過ぎくらいから雨の予報でしたが、大雨ではなさそうでしたので見に行きました。 正倉院展とは正倉院に収められた宝物を年に1度一般に向けて公開する展覧会で、正倉院とは奈良時代に即位されていた聖武天皇の遺愛の品を保管している蔵のようなもので、聖武天皇が亡くなった後に光明皇后が東大寺の大仏に献納したもの、東大寺の法要で使われた道具類
東京遠征2日目は午前中に三井記念美術館へ行き、特別展「バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰」を鑑賞しました。こちらの展覧会は京都の龍谷ミュージアムで開催されたものの巡回展でもあり、うっかり行きそびれてしまったものでしたのでラッキーと思いながら見に行きました。 21世紀に入り、タリバンによって破壊されたバーミヤンの壁画と大仏。1960年代~70年代に調査に入った日本の大学のスケッチや資料によって、今回あらたに壁画の描き起こし図が完成し、それの初公開ということでした。 この世界に平
少し早起きして飛行機に乗り東京へ。今回は1泊2日で東京のミュージアムをいくつか見て回る予定です。 今日は東京国立博物館で特別展「はにわ」を見ました。東博が所蔵している「挂甲の武人」が国宝に指定されて50年ということで記念の展覧会です。 埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形です。古墳時代は350年間あり、地域や時代ごとに色々な形の埴輪が作られ、古墳に並べられてきました。その姿は、当時を生きた人々の服装や装飾品、儀式の様子、動物との関わりなどを写す資料でもあり
兵庫県立美術館で開催されている「石岡瑛子 I デザイン」を見に行きました。今回の展覧会の石岡瑛子さんのお名前を今まで知らなかったものですから、大阪中之島でやっている「つながる私(アイ)」と「アイ」という音が共通しているので混同していました(ポスターのデザインに使われている色も赤が共通していたので余計に…)。 石岡瑛子(1938-2012)は広いジャンルで活躍したデザイナーで、1960年代に資生堂に入社して前田美波里を起用したポスターなどで活躍し、その後独立したそうです。
大阪中之島にある中之島香雪美術館で開催されている特別展「法華経絵巻と千年の祈り」を見に行きました。 10月も半ば近いのに日傘をさして中之島を歩きます。今日も夏日で、カラッとして朝晩涼しくなったとはいえ昼間の暑さは例年とは違いますね。今年は紅葉を楽しむことができるのか心配になってしまいます。 さて、中之島香雪美術館は中ノ島フェスティバルタワー・ウエストという背の高いビルの4階にある都会の中の美術館です。ビルの入り口にもエスカレーターを上がった先にも、迷子にならないように分か
こんなのが始まってる。期間が長いし、行きたい美術館がいっぱい入ってるからチャレンジしようかな。 「KOBEミュージアムリンク 重ね捺しスタンプラリー」 https://www.feel-kobe.jp/event/28629/
京都文化博物館で開催されている「生誕140年記念 石崎光瑤」を見に行きました。石崎光瑤(1884〜1947)は富山県生まれの日本画家で、京都で竹内栖鳳に入門して学びました。 実は去年の今頃、富山県の高岡市美術館で石崎光瑤と篁牛人の2人の画家をピックアップした「ヘテロジニアスな世界」という展覧会があり、篁牛人の方を見たくて足を運び、そこで石崎光瑤という画家を知りました。篁牛人は水墨画、石崎は琳派の流れを汲む煌びやかな画風の日本画。まったく画風の違う富山県出身の画家2人の作品を
東洋陶磁美術館を出て、初めて京阪中之島線に乗り、大阪中之島美術館へ移動しました。中之島線という線があるのは知っていたのですが電車を見たことがないなーとだけ思っており、地下を走っているのだということを初めて知りました。 今回は「塩田千春 つながる私(アイ)」を見ました。 塩田千春はベルリンを拠点として活躍する大阪生まれのアーティストで、今回の展覧会は全世界的な感染症の蔓延を経験した私たちが、否応なしに意識した他者との「つながり」に、3つの【アイ】-「私/I」、「目/EYE」
大阪の中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館へ行ってきました。こちらの美術館は世界的に有名な「安宅コレクション」を住友グループから寄贈されたことを記念して大阪市が1982年に設立した美術館です。設立から40年が経過し、約2年間をかけて改修工事をして今年の春にリニューアルオープンし、現在、リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」を開催しています。 実は、こちらの美術館には一度も訪れたことがなかったのです。立体のものの鑑賞が得手ではないということもあり
3連休、といっても我が家は土曜日はオットが出勤、私自身は普段通り土日は自宅で仕事をし、昨夜からようやく涼しくなってきて今日も外出日和と思い、神戸にある横尾忠則現代美術館へ行きました。 こちらの美術館は王子動物園の向かいにあり、道路の向こう側に動物園の門を見ると大勢の親子連れが並んで入場するのが見えました。連休の最終日、楽しんでほしいですね。 横尾忠則現代美術館では、今月から12月まで企画展「レクイエム 猫と肖像と一人の画家」を開催しています。 横尾忠則は現在88歳。今は画