けーわん

【経歴】教職40年【対象領域】教育、経営、会計、ICT、データ分析、マーケティング、マ…

けーわん

【経歴】教職40年【対象領域】教育、経営、会計、ICT、データ分析、マーケティング、マネジメント、文学、キャリアデザイン、まちづくり、サードプレイス、発達 & マイノリティ支援、ことば、つたえる、つながる、おもしろい、猫のいる暮らし

最近の記事

  • 固定された記事

#80 生きづらさを抱えていた僕が若者たちを支援するオジサンになった理由

自己紹介を兼ねてアップしておきます。 いつも誰かに支えられながら生きてきました。 感謝しかありません。 残りの人生は恩送りのために命を使います。 それが自分の使命。 TEDに出演したときの動画を。 ついでにオマケ動画も 高等学校での教育を中心にしながら、不登校支援や特別支援教育に直接・間接、有形・無形に関わっているうちに、自分が少年時代に抱えていた困りを語る必要があると思って出演しました。 背中を押してくれたのは、当時勤務していた高校の生徒たちでした。

    • #303 教師の自腹

      お金のことを口に出すのは憚られ、我慢や自己犠牲を美徳としがちな日本で、これまで語られることの少なかった「教師の自腹」問題。 一般会社員でもある話だ。 「教職員の自腹」に焦点を当てた本書は、公費と私費との狭間で見過ごされてきた問題に焦点を当てることによって、公教育財政を巡る構造的課題を炙り出している。 自腹の発生場面は授業、部活、旅費、立替・弁償・代償など多岐にわたっている。 読んでいて、思い当たる節があるどころか、自分も経験したことのある事ばかりだ。 しかし、言い方

      • #302 楽しい時間の創造~風呂屋書店  

        ■風呂屋書店札幌の奥座敷と呼ばれている山間部(南区)の最南端に定山渓温泉がある。 定山渓で温泉を発見したのは『後方羊蹄日誌』を記した松浦武四郎(江戸末期~明治の探検家・著述家)とされている。 私も南区の住民だが、自宅から車を走らせて30分ほどかかる所だ。 湯治というと何だか年寄りみたいだが、月に1度は温泉へ浸かりに行って体をユルユルにしてリフレッシュしている。 近くのスーパー銭湯にもよく行っている。 田舎に住んでいた子どもの頃、家族旅行で定山渓に行くのが怖かった。 温

        • #301 一獣の王   カメラを向けると、そろりそろりと忍び足で近づいてくる恐怖。

        • 固定された記事

        #80 生きづらさを抱えていた僕が若者たちを支援するオジサンになった理由

        マガジン

        • お気に入りno+eセレクション
          22本
        • 読書日記
          30本
        • 面白半分日記
          29本
        • 教育・社会・エッセイ
          36本

        記事

          #300 広がる多世代交流と学びの場

          全国的に「まなび」をテーマにした取り組みが活発化している。 少子高齢化と切り離せない側面があると感じている。 個人や小さな組織ではできないことを、志ある人々の熱意によって、そこに人と企業が集まり、みんなの手で、プロセスの構築や、協働と学びの空間創造、知の共有を展開し、急速な広がりを見せている。 これまでいろいろな機会に共に手を携えて取り組んできた同志が大きな学びの拠点となる事業(PFI方式)の推進者になって動き出すことになった。 小中学生が放課後に学べる空間と機会も予

          #300 広がる多世代交流と学びの場

          #299 音楽夜話03 We Will Rock You

          キリのいい数字(300投稿目)の1つ前となりました。 これまで、お読みいただきありがとうございました。 書いてきたことに悔いはありません。 (なんか辞める挨拶みたい😅) 後期は多忙を極めそうなので帰宅後はヘロヘロだと思います。 来週以降、noteは書ける時に書くことにします。 今回の音楽夜話は Queenの We Will Rock You 個人的な思い出ばなしを。 20歳のとき(1981年)、Queenの武道館ライブに行って、あまりの凄さに鼻血が出た。 お決まりの

          #299 音楽夜話03 We Will Rock You

          #298 読書日記43 こんなとき私はどうしてきたか〜プロが陥る罠

          『こんなとき私はどうしてきたか』 中井 久夫 教育新聞に以下のような記事が載っているのを見て、本書における中井氏の言葉が蘇った。 ■専門家が陥る罠10年前、高校で校長をやり始めた頃、知り合いの精神科医と私で主催した「当事者支援のあり方」というフォーラムの中で、2人でトークセッションをしたことがある。 その時はじめて中井先生(2022年、88歳でご逝去)の存在を教えていただいた。 偉大な医学者だ。 「統合失調症を学ぶなら中井久夫」というアドバイスに従い、中井氏の単著・共

          #298 読書日記43 こんなとき私はどうしてきたか〜プロが陥る罠

          #297 本質にたどり着くためにチャレンジする

          基本情報技術者試験(国家資格)にチャレンジするメンバーが集まった。 今日は心構えを話しただけ。 どれだけ心に響いたかは分からない。 私は私の言葉に響かなかった (T-T) 高校時代にITパスポートを取得した者も結構な人数いて自信ありげだけど、その数倍は追い込まないといけない。 「国家資格をナメんなよ!」と、いつになく厳しめに話した。 しかも、「ライセンス取得=将来保証」ではない。 人間関係調整能力(ヒューマン・コミュニケーション・スキル)をしっかり鍛えてほしい。

          #297 本質にたどり着くためにチャレンジする

          #296 音楽夜話02 ガロ『ロマンス』

          ガロ『ロマンス』(A面) 『二人だけの昼下がり』(B面) 1973年リリース。 けーわん少年13歳頃といえば、ハードロックに目覚める前夜。 ガロのメンバーがラジオ出演時に語っていたのはハードロックのことだった。 その時、「ロックを聴かなきゃオトナになれないぞ!」と思ったのだ。 最初に『学生街の喫茶店』がヒットしていて、その時はあまり興味がなかった。 ナウなヤング達😅は、ガロの洗練されたファッションセンスと音楽性に惹かれて熱烈に支持していたに違いない‥‥よく覚えてな

          #296 音楽夜話02 ガロ『ロマンス』

          #295 秋の気配

          残暑のみぎり、お住まいの地域はまだ暑いのでしょうか。 当方は、気温25℃〜13℃で夜は肌寒い季節となりました。 久々に何もない土日。 ちょいと息抜きに、近くの自然公園を散策。 散策路にはドングリや栗が落ちていて、すでに秋の気配。 どんぐりころころ、どんぶりこ お池は大きくて美しく輝いている。 息子たちが小さかった頃、よく蛍を見に来ていた水源地。 197万人都市だけど、市域面積全体の約60%が天然林と人工林。 豊かな自然の中、野生動物との共生は大きな課題。 そろそろ

          #295 秋の気配

          #294 プロフェッショナルの覚悟と葛藤(チンパンジーの講演より)

          中・高校の若手教員(20代~30代)向けの講演会。 教育関係からの依頼は、30有余年の恩返しの意味を込めて優先的に引き受けている。 学校教育をベースにしつつ、公共組織のマネジメントやマーケティングのこと、教職員や生徒との向き合い方、言葉の合わせ方、心の合わせ方などについて話した。 講演後の質疑応答。 「パワーポイントのファイルをいただけませんか?」 報告レポートを課されていて資料がほしいとのこと。 「メモをしっかり取ってください」と言うべきだったのか? 「ポイントはこ

          #294 プロフェッショナルの覚悟と葛藤(チンパンジーの講演より)

          #293 こころ と からだ

          #265の続きを。 呼吸を整えると自律神経が整うとか、キノコやタケノコを食べるのは自律神経によいけど、きのこの山、たけのこの里の食べ過ぎはよくないとか、そういう話だったかな・・・・ ■心と体はつながっている つまり、結論は 「ポジティブな感情は体と共鳴する」 「ネガティブな感情は体と共鳴する」 というお話。 NK(ナチュラルキラー)細胞の活性化が免疫力をアップさせることについては、すでに医学的に証明され、ガン治療の現場でも応用されている。 「笑い」がNK細胞を

          #293 こころ と からだ

          #292 あと少し   今日は☀️28℃〜18℃ 夏休みもあと10日ほど。 講演、研修、研究、カウンセリング、コーチング、就活生の面接練習もひと段落。 ちょっとひと休みしたい🥹 まもなく高校への支援や後期教育実習の巡回指導が始まる。 健診へ向けて清く正しい生活を。

          #292 あと少し   今日は☀️28℃〜18℃ 夏休みもあと10日ほど。 講演、研修、研究、カウンセリング、コーチング、就活生の面接練習もひと段落。 ちょっとひと休みしたい🥹 まもなく高校への支援や後期教育実習の巡回指導が始まる。 健診へ向けて清く正しい生活を。

          #291 読書日記42 無念無想の境地 人は人、自分は自分

          高校生の時に読んだ司馬遼太郎の『竜馬がゆく』第1巻の「淫蕩」の章に出てくる一節をふと思い出し、細かい表現を思い出そうと古い文庫本を引っ張り出した。 ■悟り深山で、ある木こりが斧をふるって大木を伐っていたとき、いつのまに来たのか、サトリという異獣が背後でそれを見ている。 「何者ぞ」ときくと 「サトリというけものに候」という。 あまりの珍しさにキコリはふと生捕ってやろうと思ったとき、サトリは赤い口をあけて笑い、 「そのほう、いまわしを生捕ろうと思ったであろう」と言いあてた。

          #291 読書日記42 無念無想の境地 人は人、自分は自分

          #290 子どもと本   『子どもと本』は良書。 「東京子ども図書館」創設に尽力し、子どもと本との幸せな出会いの場をつくり出し続けてきた著者だけに読書に対する愛と情熱が伝わってくる。 思考を言語化・視覚化することが「内なる創造」へとフィードバックされるのだと改めて感じた。

          #290 子どもと本   『子どもと本』は良書。 「東京子ども図書館」創設に尽力し、子どもと本との幸せな出会いの場をつくり出し続けてきた著者だけに読書に対する愛と情熱が伝わってくる。 思考を言語化・視覚化することが「内なる創造」へとフィードバックされるのだと改めて感じた。

          #289 先生、どうかアクティブラーニングしないでください

          40年前の学生の頃、ディベート(debate)という言葉は知らなかったけど、それらしきことはゼミでやっていた。 単純に「議論」とか「討議」と言っていたと思う。 正直、議論の時間は苦手というか嫌いだった。 相手グループの中に、口角泡を飛ばし「お前の考えはおかしい!」と感情論を前面に押し出してくる攻撃型の者がいると、議論も何もあったものじゃなかった。 私は商学部ゼミで、相手が法学部ゼミ。 辞達学会という弁論部に所属している法学部の学生が法律を盾にして「法律を勉強し直して

          #289 先生、どうかアクティブラーニングしないでください