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#333 大人と子どもの狭間で

大人になるってどういうことなんだろう?

いい歳になっても考えている。

長年にわたって、大人と子どもの狭間で揺れ動く高校生を相手に仕事をしてきたので、そんなことばかり考える習性が身に染みついているのかもしれない。

今は大学生に対して大人の対応を求めている。

なんだかんだ言って学生たちは大人だから、私に面と向かって「ブービー(パーマン2号=チンパンジー)先生」と呼ぶことはそう多くはない。

多くないというだけであって、わずかながら冗談めかして呼ぶ者もいる。

冗談を装って本気で言っている確信犯がいるかもしれない。

学生たちは、私が青年教師だった頃のあだ名が「ブービー」だということを知っている。

いま大学に在学している教え子の母親が私の昔の教え子で、そこが起点となって拡散され、わずか1か月程度でバズったわけである。

ネット社会は恐ろしい・・・・
いや、ネットじゃなくてリアル世界で伝承・拡散されている。

その母親に電話して「 人権侵害だ! 」と言ったら、
「 センセーはヒトじゃなくてチンパンジーなんだから人権なんて関係ないじゃないですか。
60歳過ぎてもそう呼ばれるなんて可愛くていいじゃないですか(^0^) 」
と返り討ちにあった。


大人の世界でも「もう少し大人になれよ」と言うことがある。

私も若い頃は親や上司からよく言われた。

今でも妻から言われることがある。

妻から言われた時は、正座して素直に聞く耳を持つことが大人の対応だと思っている。

この問題について、AIは大人の回答をくれるだろうか。
さっそくChatGPTに聞いてみたら次の答えが返ってきた。

「大人になる」とはどういうことか教えてください。

1.
自立すること
 大人になるとは、経済的、精神的に自立することです。他人に依存せず、自分の価値観や考えに基づいて行動すること、自分自身の生活を支え、責任を持って意思決定ができるようになることを意味します。

2. 責任を持つこと
 大人は自分の行動や言動に対して、さらに自分の健康や生活を管理する責任もあります。また、他者への責任として、約束を守り信頼関係を築くことが必要です。

3. 他者を理解し、尊重すること
 大人になるということは、他者の立場や感情を理解し、共感できるようになることです。他者の意見や価値観を尊重しながら、自分の意見を持つことが求められます。

4. 柔軟性と忍耐力を持つこと
 人生は予期しない出来事や困難に満ちています。大人になるということは、それらに対して冷静に対応し、柔軟に適応する能力を養うことです。

5. 自己成長を追求すること
 大人は学びを止めることなく、自己成長を続けるものです。新しいスキルや知識を身につけるだけでなく、自分自身を見つめ直し、改善しようとする姿勢が重要です。

6. 社会とのつながりを意識すること
 大人は、社会の一員であることを意識し、自分が社会にどのように貢献できるかを考えるようになります。

 これらは大人の一部にすぎませんが、どれも大人になることに欠かせない要素です。大人になる過程は人それぞれ異なりますが、経験を積み重ねる中で少しずつ身につけていくものです。

随分と大人びたことを言うじゃないか。
返す言葉もない。

自分はつくづくチンパンジーだなと思うのである。

大人になればなるほど、なぜか
子どもみたいなこと言っているんじゃない
もう少し大人になれ
note に子どもっぽいことばかり書いているんじゃない!
などと言われたりする。

言われれば言われるほど
大人になりたくない
大人になんかなるものか!
子どものままでいいんだ!
と反抗するのである。

ピーターパン・シンドロームか!
いいや、老年期における第三反抗期かもしれない。