見出し画像

女性に多い下肢静脈瘤の予防と対策 体に良い食べ物

私の母方の祖父と母は、若い頃から下肢静脈瘤で苦しんでいるそうです。遺伝的に私も近い将来下肢静脈瘤で悩むことになるかもしれません。また、日本には1,000万人の患者がいるそうです。他人事とは思えませんので、私のnoteでも取り上げることにしました。

なお、下肢静脈瘤は、一部を除けばそれほど深刻な病気ではないそうです。しかし、日本人成人の約1割が症状で苦しことになるかもしれません。この記事が多くの方々にご参考になれば幸いです。

また、このテーマに関して私は全くの素人ですので、取り上げた内容は専門家の記事の抜粋に留めました。ここでは、私の個人的な見解を全く入れていません。

下肢静脈瘤とは?

下肢静脈瘤とは、足の血管がふくれてこぶの様になる病気です。“すばこ”と呼ぶ地域もあります。良性の病気ですので、治療をしなくても健康を損なうことはありません。しかし、自然に治ることはありませんので、足にこぶの様な血管が目立つ見た目の問題、だるさやむくみなどの症状が日常的に起こり、患者さんを苦しめます。重症になると、湿疹ができたり、皮膚が破れたり(潰瘍)、出血をおこすことがあります。


よくある症状

  • 静脈の拡張、蛇行、こぶ状にふくらむ

  • 痛み、むくみ、重だるい(かいだるい)疲れやすい

  • 下肢がつる、こむら返り

  • かゆみ、湿疹、皮膚炎、血栓性静脈炎、色素沈着、潰瘍 


実は怖い下肢静脈瘤、コロナ禍で発症する人も


聞いて納得!! 医療最前線:下肢静脈瘤について(2015.6)

下肢静脈瘤の症状~こんな症状ありませんか?~


下肢静脈瘤の原因は?

足の静脈は圧力が弱いため、立位では重力によって逆流してしまいます。
そのため逆流しないように逆流防止弁がついています。
その逆流防止弁が壊れてしまい、静脈血が逆流、うっ滞する事によって、静脈が拡張、ボコボコと瘤化してしまい、さまざまな症状を引き起こします。
長時間の立ち仕事の方、妊娠出産後の女性の方に多いとされ、日本人の10人に1人、女性の2人に1人発症するともいわれる良性疾患です。


下肢静脈瘤予防のための具体的なアドバイス


毎日30分程度、適度な速度で連続歩行する

深呼吸を毎日朝晩5回ずつ行う
就寝時には足をやや高くして寝る
毎日1.5リットル以上の水分を摂る
長時間の立ちっぱなしや座りっぱなしを避ける
フルマラソンなど過度の運動には注意する
適度な圧のかかるストッキング(弾性ストッキング)などを利用する
足先から心臓に向かっての脚マッサージを励行する
不安な症状を自覚したら速やかに血管外科を受診する


下肢静脈瘤に良い食物 悪い食物

下肢静脈瘤に良い食事としてはどのようなものがあるのでしょうか。
柑橘類は渋皮に静脈瘤に良い成分が含まれています。高知には小夏といった渋皮を一緒に食べると美味しいみかんがありますが、これなどは静脈瘤のかたにおすすめのものです。ちょうど今が旬となっていますので、まだ食べてみたことのない方せひお試しください。またニンニクやショウガも静脈瘤にいい成分が含まれています。魚も静脈瘤によいので、カツオのたたきを食べるというのも静脈瘤にはいいと思います。
静脈瘤は便秘の人に多いことが知られています。繊維性のものを多くとり便秘にならないことが重要です。また動物性脂肪をたくさんとる民族に静脈瘤が多いことが知られています。バターや脂肪分の多い食事はできるだけ避けましょう。
以下に簡単な例を挙げておきます。静脈瘤に良い食べ物にご質問のあるかたお待ちしています。

静脈瘤に良い食ベ物 悪い食べ物
静脈瘤に良い食べ物:みかん イチゴ トマト しょうが ニンニク 魚 野菜全般
静脈瘤に悪い食べ物:バター 牛乳 油類 肉類


下肢静脈瘤にはポリフェノール

下肢静脈瘤を改善する特効薬になるような食べ物は残念ながらありません。しかし、ポリフェノールには血管を強くしてむくみを改善する効果が期待できますので、下肢静脈瘤の方には積極的に摂取していただきたい成分です。ポリフェノールとは赤ワインやブルーベリー、キャベツ、春菊、緑茶、リンゴ、バナナ、ブドウ、チョコレートの原料であるカカオなどに含まれる植物の苦味や渋みの成分です。これらの食品を毎日の食事に取り入れるとよいでしょう。また、足のむくみや慢性静脈不全の薬として西洋ハーブの一種でポリフェノールを主成分とした薬が第一類医薬品として販売されています。この薬は「アンチスタックスR」と言い、医療機関ではなく薬局で薬剤師さんが処方してくれます。


女性に多い下肢静脈瘤、患者1000万人 経産婦は注意


女性に多い「下肢静脈瘤」のリスク 認知度が低く受診放置が多い


今回の記事は以上です。
湿度の高い猛暑なので軽めの記事にしておきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また、いつもスキとコメントありがとうございます。



この記事が参加している募集

記事が気に入りましたらサポートをお願いいたします。いただいたサポート料金は今後の活動費に使わせていただきます。