強がり。‐強くないのに‐

どうせわかってくれない

誰もわかってくれない
… 

そう思う度、

胸が苦しくなるんだ

涙が出そうになるの

この人にも

この人にも

君にも、

きっとわかってはもらえない

きっと 

わかってくれないだろう、

とそう思うたび

何も吐き出せなかったんだ。

笑って話をする事も

つらかったの

本当につらかったんだ

できなかったんだ

胸の奥にある苦しみ、

つらさを無視して、

自分では

いつも強がってばかりだった。

そうしたら、
心から笑えなくなっちゃったんだ。

心が泣いているのに

笑うなんて

とても難しいことだね…

ぜんぜん強くもないのに

強がってた

どうせわかってくれない

なんて思ってしまいそうで

私は
背を向けてしまいそうだったんだね

いつも 信じたいと思った人にも

また、背を向けてしまっていたんだね


でも
ほんとうはわかってほしかったの
ただ大丈夫?って聞いてほしかった

ただどうしたの?
って聞いてほしかっただけなんだよ…

自分のつらさを 誰もわかってくれないこと、

それは
胸が苦しくて

涙が溢れてきそうなこと

私はいつでも君の味方だよ

君が"味方でいるから"

って言ってくれた言葉も

大事に

この胸に、

そっとやさしく

包みこんで

仕舞っておくよ–

君はきっと 

そんな言葉を私に言ってくれたことさえ

忘れてしまうのかもしれないだろうけど、

私にとっては

ずっと

君がくれた言葉も

大切な宝物なの—


ありがとうね、


いつも


いままでも

でももう、

もうすぐ

君とももう、

さよならだね
 

本当は君と一緒にずっといたかったんだよ

ただ

それだけのことが言えなくて

いつも

君の前では強がってばかりだったね

私も同じだね…

‐‐‐また、きみからのメールの着信音が鳴る。


やっぱり

きみは

優しい人だね



ないてしまいそうなくらいにさ


‐‐‐

–私は私の人生を生きるよ

君は君の人生を生きてね
また前を向いて 生きていかなきゃね

きっと
二人がめぐり逢い、

隣同士を

一緒に歩く時間は

かけがえのない、
奇跡みたいなものだったんだね


私の人生を明るくするために

私は私の人生を

生きていくね

どこまでも

遥か遠くへ
 

その先に


君もどこかで

一緒になって
また笑っていられたらいいなと

心から 
そう思うんだよ





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