記事一覧
GDCの話:休憩スペースやゲーム展示エリア【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.13】
前回に続きGDCの話です。
ゲーム業界の開発職の方ならCEDECやGCC、GTMFなどゲーム業界のBtoBカンファレンスイベントに参加した経験のある方も多いのではないでしょうか。展示エリアはミドルウェア企業の出展ブースが軒を連ねて自社製品の売り込みやPRを行っている……というのがよくある光景です。
GDCの展示エリアも当然ながらビジネス系出展ブースが多いのですが、そうではないブースや面白コンテ
GDCの話:GDC StoreとUnityグッズショップ【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.12】
今回は(全く時期外れですが)GDCの視察に行った時の話を書いて置こうと思います。
GDC(Game Developers Conference)は世界最大のゲーム開発者向けイベントとして知られています。毎年3月にサンフランシスコで開催されているのですが、コロナ禍の一歩手前の2019年3月に、同僚の谷川さんと有給を使って視察しに行きました。
前年のUnite Tokyo 2018があんまりうまく
Unityまんがパンフを作った話【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.11】
『まんがでわかるゲーム開発ソフトUnity』というパンフレットをご存知の方がいたらちょっと嬉しいのですが、今回はその制作の楽屋裏話を書いてみようと思います。
このパンフは、中高生向けのゲーム開発大会「Unityユースクリエイターカップ(旧Unityインターハイ」のプロジェクトの中で企画・制作されました。中高生や小学生のUnityユーザーが増えていく・増やしていく中で、そうした若年層にもUnity
企業ブースでおにぎりを握る?【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.10】
2018~2019年頃のUnity Japanでのイベント出展で時々実施していたのがおにぎりブースで、今回はその話を記録しておきたいと思います。その名の通り、おにぎりをその場で握って来場者の方にお配りする、というものです。
過去の記事でも書きましたが、BtoBイベントであろうとも飲食は来場者に対して強く訴求できるためおにぎりブースは好評で、チャンスがあれば実施していました。
おにぎりケータリン
2013年にUnity Japanに入社した頃【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.9】
6/11に電ファミニコゲーマーさんから元Unityの大前広樹さんと現Unity Japanメンバーの方々とのインタビュー記事が公開されました。記事で語られている(独立愚連隊時代からのw)元Unity Japan社員としてはなかなかフラットな目で読めないのですが、面白い記事になっているんじゃないかと思います。
思い出深いエピソードも散見されたので、今回は公開して差し支えのない範囲で、記事を読んで思
仕事でのTシャツ制作の話【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.6】
ここまでUnite関連の話ばっかりになってきたので、今回はBtoBのテック企業でのTシャツ制作についてまとめて話そうと思います。大手企業からベンチャーまで、ブース出展やイベント主催を行うマーケティング担当の方などの参考になれば幸いです。
前置き僕が所属していたUnity Japanではゲーム開発会社にライセンス販売やサービス提供、技術サポート等を展開していくという業務の性質上、BtoBのミドルウ
Unityフォトスタジオ【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.4】
こんにちは染谷です。今回はカンファレンスイベント内で実施していたイベントコンテンツの1つ、Unityフォトスタジオについて話をまとめておこうと思います。
これはイベント会場に即席の写真撮影ブースを用意し、来場者の「イケてるプロフィール写真」をその場で撮影してプリントした写真とデータ両方をプレゼントするという企画でした。
背景デザインや文字入れの内容を選ぶことができて、通常はUnityのキービジ
Unite Tokyo 2019:雲丹亭神社とおみくじ【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.3】
今回は雲丹亭神社(うにてい神社)の話をしようと思います。雲丹亭神社ってなんやねんなんですが、Unityの技術カンファレンスイベント内に設置した面白コンテンツですね。
この神社は何なのかというと、参加者は1人1回、おみくじを引くことができるというものです。もちろん巫女服を着た巫女さんから、筒をブンブン振って棒が出てくるやつを渡されておみくじを引きます(イベントパスにパンチ穴を空けてカウント)。
Unite Tokyo 2019フード話の続き【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.2】
前回の続きで、今回も技術カンファレンスでのフード提供の楽屋裏話をつらつらと書き残してみたいと思います。
グランドニッコー東京 台場での調理とサーブフードについては準備当初から力を入れたので、会場となったホテルグランドニッコーのスタッフの方々や神谷さん(役職はなんだったか失念してしまいました、すみません)にも企画段階から多大なご協力をいただけました。
「Unityロゴの焼印つくってくるんで何かメ
Unite Tokyo 2019【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.1】
こんにちは染谷翔です。ゲーム開発用ソフトウェア「Unity」の日本国内の販売、サポートを行っているユニティ・テクノロジーズ・ジャパンで2013年から2023年まで、足掛け10年ちょいイベントマネージャーをしていました。
僕のしていた仕事というのはゲームやコンテンツ開発と違ってその多くが形に残らず、人々の記憶の中にしか残らない仕事だったので、ここでは当時の活動や実績を記録しておこうかなと思います。
FIP(猫伝染性腹膜炎)治療の話
FIPは致死率ほぼ100%の病として2021年現在も恐れられている猫の病気である。しかし2018~2019年頃から未承認薬であるMutianと、それを提供してくれる協力病院によって治療を受け、回復するケースが多数出てきている。
認可された治療薬やワクチン等は2021年3月現在ないため、ネットや書籍などでは治療法はないと書かれている場合が多い。動物病院でFIPの診断が下されると「治療できない」と言