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KSF (Key Success Factor) to MOAT
ここ半年程、これらの問いを頭の中でグルグルと考え続けていました。この問いを持ちながら色々な情報に触れ、多くの方と議論する中で考えてきた私なりの個人的な現段階の仮説を整理・シェアしたいと思います。
※2023/5/14時点版、随時更新していく予定(GW中に一旦書き切ろうと思っていたのですが、間に合いませんでした…)
KSF to MOATMOAT=資源の独占
強めにスタンスを取るとMOAT(=事
ピボット/事業戦略の転換 - いつ、どう判断し、どうピボットするか
この記事では、スタートアップ経営においてもっとも難しいトピックのひとつ、「ピボット」について書きたいと思います。ピボット(事業の転換)は起業家の方に相談を受けるときに、かなりの頻度で聞かれるトピックです。
ピボットは、事業がうまくいかなくなったときだけ行うものではありません。この記事にはピボットを検討している起業家だけでなく、これからバリュープロポジションを考える方、事業が順調な方にも読んでもら
ただひたすらに、変わり続ける。創業10周年を迎えて振り返る、"挑戦の継続"のために最も大切だと思うこと。
実は2023年1月23日をもって、株式会社cocoは登記から10周年を迎えます。
10周年とは言っても、現在のcocoのサービスはその原型が5年前に、そして今の方向性や組織ができたのもここ1年半くらいの出来事です。そういう意味では登記からの経過年数は殆ど無意味なのですが、やっぱりなんか感慨深く思ってしまう自分もあり、個人的な10周年振り返りnoteを書いてます。
特に、10年前の創業から環境に
PMFへの第一歩: バリュープロポジション (フォーカスと再現性)
先日Atama Plusが51億円のシリーズBラウンド、CADDiが80億円のシリーズBラウンドの調達を発表しました。どちらも2018年にDCMからシード投資を行った企業です。2つの企業は創業から順調に事業を伸ばしていますが、共通していることがあります。
2社に共通していることはプロダクトローンチ前のシードラウンドと数十億円後半を調達するラウンドで説明されている「バリュープロポジション(valu
[IVP]SaaS資金調達ハンドブック(1/2)
はじめにSaaS企業は、収益の流れが反復的で複利的であることから、完璧なビジネスモデルであると考えられています。他のビジネスと比較して、SaaS企業は資本が少なく、大規模なキャッシュフローを生み出すことができます。投資家は、SaaS企業の評価にますます磨きをかけており、SaaS企業を評価するための指標はますますよく知られるようになっています。しかし、多くの創業者にとって評価プロセスは未だに謎に包ま
もっとみるシリーズAに向かうシード・スタートアップにおける資金調達のリアル
ジェネシア・ベンチャーズでは、2016年8月末に創業してから現在に至るまで、日本と東南アジアのシードフェーズのスタートアップ約80社に投資してきました。そして、既にその多くがシードステージをクリアし、順調にシリーズA以降へ事業ステージを進めています。
いくつか例を挙げると、日本では、HRBRAIN・助太刀・BizteX・Baseconnect・タイミーなど、東南アジアでは、Docquity・Lu
D2Cブランドで月商1.5億円達成するまでにCOOとしてやったこと
アパレルブランド「pairmanon」を運営する株式会社オープンアンドナチュラルに2人目として入社して2年がたち、入社当初からは会社の売上も関わるメンバーも増え、だいぶ組織としての輪郭が形作られてきたのを感じています。これまでは未経験業務のキャッチアップと組織構築に時間を取られてあまりアウトプットできていなかったのですが年末を機に調べたことなどを定期的にアウトプットしていこうと思い、noteはじめ
もっとみる新しいベンチャー投資ファンドのカタチ:レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)とは?最短24時間で資金調達を決定!
今回はここ数年米国で台頭している新しいベンチャー投資ファンドの形式レベニュー・ベース・ファイナンス(Revenue Based Financing: RBF)について紹介します。
まずはInvestopediaから引用したRevenue Based Financingの定義を日本語化しました。
RBFはロイヤリティ・ベース・ファイナンスとしても知られ、投資家が供給する資金と引き換えに、企業が運
最初の難関、シリーズAを点で捉えるか線で捉えるか
友人と立ち上げたこれから起業しようかなと考えている起業予備軍と、起業してシード〜プレAラウンドにいる起業家向けのコミュニティ、StartPassのキックオフイベントから早2ヶ月経ちました。
コミュニティメンバーは想定以上のペースで増えており、日々さまざまなご質問や悩み・相談をいただき、壁打ち相手(カウンター)としてお答えしている毎日です。
なぜスタートアップ支援にQ&Aというアプローチをとって
住まいの常識を覆すーもし理想の家を限りなくゼロ円に近い費用で建てられたら
この連載は、「ポスト資本主義の住まいをつくる」と題し、BIOTOPE佐宗邦威とVUILD秋吉浩気がオムニバス連載の形で全6回で綴り、問いかけていくものです。
各回の内容は、以下の通りです。
第1回:内省編(佐宗)、第2回:経済編(佐宗)、第3回:運動編(秋吉)、第4回:実践編(秋吉)、第5回:教育編(佐宗)、第6回:提案編(秋吉)
今回はその4回目「実戦編」。VUILD秋吉が、ポスト資本主義の時