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【吾輩猫名前生...?】有名文学漢字だけにしてもわかるよね?【わからん】

今回は以下のようなラインナップで進めていきます。


謎解き

では早速謎解きに行きます。
本日は「漢字だけ文学」
誰もが知っている名作の平仮名カタカナを抜き、漢字だけにしました。
頑張って手がかりを見るけて閃いてください。
全問です。

【第1問】

吾輩猫名前生頓見当何薄暗所泣事記憶吾輩始人間見



A.吾輩は猫である

吾輩は猫である。名前はまだない。
 どこで生れたか頓(とん)と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。

【第2問】

祇園精舍鐘声諸行無常響娑羅双樹花色盛者必衰理人久春夜夢猛者滅風前塵同


A.平家物語

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

【第3問】

激怒必邪智暴虐王除決意政治村牧人笛吹羊遊暮来邪悪対人一倍敏感未明村出発野越山越十里此市来


A.走れメロス

メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。

【第4問】

昔竹取翁有野山竹取事使名造


A.竹取物語

いまは昔、竹取の翁といふもの有けり。 野山にまじりて竹を取りつゝ、よろづの事に使ひけり。 名をば、さかきの造(みやつこ)となむいひける。

【第5問】

二人若紳士兵隊鉄砲白熊犬二疋山奥木葉云


A.注文の多い料理店

二人の若い紳士しんしが、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲てっぽうをかついで、白熊しろくまのような犬を二疋ひきつれて、だいぶ山奥やまおくの、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを云いいながら、あるいておりました。

【第6問】

日暮硯向心書


A.徒然草

つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

【第7問】

月日百代過客行年又旅人也舟上生馬口老物日々旅旅栖古人多旅死予年片雲風漂泊思海浜


A.奥の細道

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして 、旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の 思ひやまず、海浜にさすらへ、

【第8問】

朝食堂吸母幽叫声挙髪毛何思


A.斜陽

朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、
「あ」
 と幽かすかな叫び声をお挙げになった。
「髪の毛?」
 スウプに何か、イヤなものでも入っていたのかしら、と思った。
「いいえ」

コラム

今回は大河ドラマ「光る君へ」についてです。
【あらすじ】
災害が続く都をまたも大地震が襲った。まひろ(吉高)は、夫となった藤原宣孝(佐々木蔵之介)の財で家を修繕し、生計を立てていた。
左大臣、藤原道長(柄本佑)は、陰陽師、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)から、この天変地異を治めるためには長女の彰子(見上愛)を入内(天皇と婚姻するために内裏に入ること)させるしかないと進言される。
心労から体調を崩した一条天皇(塩野瑛久)は、譲位して、出家した中宮、藤原定子(高畑充希)と暮らしたいと蔵人頭(天皇の首席秘書官)を務める藤原行成(渡辺大知)に相談。それを聞いた道長は…。
【感想】
少し前まで越前でのストーリーでしたが、話の中心が都に戻ってきて、面白くなってきました。
藤原道長は、一般的には自分の栄華のために親族の入内を決断したといわれていますが、このドラマでは、帝のなまけのために自らの氏を犠牲にした行動だったのかもしれないという説もわからなくもない感じのストーリーになっていましたね。さすが大石静さんですね~



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次回は、7月19日(金)の予定です。お間違いの無いようにお願いします。

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