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【御礼】みんなのフォトギャラリー用photo使用【note】

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みんなのフォトギャラリーからのご利用ありがとうございます。 記事ヘッダーへ利用されたnoteたちをマガジンにまとめました。適宜追加していきます。 写真も、noteもどうぞご覧にな…
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【小説】花より団子、月より兎(2)

前作「花より団子、月より兎(1)」https://note.com/torinoogawa/n/n77f443825da3  の続きです。 くたびれたOL佳奈子が月出身で居候の兎しらたまとピクニックにいく話と部屋の掃除の話。次で終わります。 「カナコちゃん、起きてください。起きてってば」  ゆさゆさと揺さぶられて佳奈子の意識は浮上した。 「何よ、こんな時間に」  薄目を開けて時間を確認すると平日起きる時間と同じ時刻。 「まだこんな時間ならいいじゃない。もうちょっと

満月の語り場~Grand Mother Moon~に参加して

2021年3月30日にクローズド(お誘いを受けた人だけ)のジェンダーについて語る会に参加しました。 語る会、と書いたけれど、タイトル(そして会の名前)通り、「語り場(語る場)」で、人は話すことで、それが受けとめられることで、そしてそこに共鳴・共振が起きていることが感じられることで安心・安堵するのだ、ということをしみじみと感じました。 安心するけれど、それは最低限の安心で、安心しきれるわけではありません。そうではあるものの、「私にも似た経験があります」「私の経験はこうでした

「美白」は言葉狩りではない

花王が「美白」という表現を撤廃する。言葉狩りだという反応も多いが、私自身言葉狩りには反対する立場としてこの動きを賛成したい。 「美白」という概念は実は世界中にあり、実は黒人圏にもある。分かりやすい例がマイケルジャクソンだろう。デビュー当時は黒かった彼がどんどん白くなり、訃報の時に彼の足跡をまとめたテレビ番組をみて驚いた記憶がある。(そのほか有名人の様子はこちら)  どうやって黒人の肌を白人のように白くするのかは定かではないが、アフリカでは有害な脱色クリームが出回っており、

楽しめなかった京都旅行に足りなかったのは『袖摺れ』でした。

 遠出がめっきりできなくなったここ一年。  ふとした時にちょうど1年前の京都旅行で見た艶やかな朱色の情景を思い出します。  実はほんの数年前までは疲れるからという理由で京都は好きな観光地ではなかったのです。   が、その1年前の旅行がその苦手意識を洗い流してくれました。  その旅中はずっと紅葉真っ盛りの京都の美しさに心を奪われていました。心の底から楽しいとも思えました。  なぜ今まで京都を楽しめなかったのだろう。  それは『京都』に気を向けてなかったからだ。   そう気

月と冥王星のスクエア

こんにちは、TAKUYAです。 自分の中で時折り起こる、感情の大きな変化。 余裕で受け入れられていると思っている状態から、本当に許せなくなる拒絶したくなる。越えてはならない線を越えてきた敵!みたいな感覚。 このパターンが何度も続いてきています。 いい加減どうにかしたいなと思っています。 これを越えてしまったが最後、さようならをする以外に方法が無くなってしまいます。 物凄い感情が噴き出して、これを相手にぶつけてしまったらホントに大変。それこそきっと事件沙汰です。 (暴力は振

朽ちた憧憬

 貴方の影が私の視界を黒く覆う。貴方の広い背中に遮られ、小さな灯りは行方をくらませてしまう。  浅ましい私の目を射る光明は、いつだって蜘蛛の糸の様で細く弱く頼りない。常より真直ぐに上ばかりを見ている貴方などに、如何してそれが見えようか。そう貴方には糸を手繰り寄せる意味も、必要もなかった、貴方の見通す世界にはいつだって眩い光が満ちているというのに、それなのに貴方は如何して私を振り返る。  手繰り寄せる意味ならば確かに必要はない、唯、わたしはお前を愛しているなどと諳んじる。

息子のこと

長男が小さい頃から、33歳の今に至るまで聞かれる「どこまで理解できていますか」「何が出来て何が出来ませんか」。 親としては得々と答えていた。これはわかるようですが、あとはざっくりですね、とか。いきおいで寝がえりもしてます、とか。 それがこの10年ほどですっかり変わった。 この人はすべてわかっている。 そう思うようになったのは、多分、知ってる方も多いと思うが、山元加津子さんの著書『満月をきれいと僕は言えるぞ』を読んでからだった。 金沢の特別支援学校の教諭であったころ、

Moon Sick Ep.6

それでも離れようとしない彼女の頭の上に、軽くキスをすると、ようやく彼女が顔を上げた。 もうすでにアルコールの入っている彼女の顔が赤く火照っている。目も少し潤んでいるように見える。その表情で俺の方を見上げてくるものだから、ぐっとこない男がいるだろうか? 俺は彼女の唇にキスをした。彼女が照れくさそうに笑う。俺は、もう一度、今度は、顎を支えて、きちんとしたキスをした。ほどなくして彼女の手が、首の後ろに回された時には、もう、どちらからともなくかみつくようにキスを交わしていた。

神へ捧げるソネット  #67

佐佐木 政治 こよい凍てつくわが書斎の窓に 大輪の月が昇る わたしの予感を穿つかのような 太古そのままの舞台が抽き出されて しかも神よ あなたのシンタックスは 微動だにもしない おきまりの天は漆黒の髪を垂らし 目には見えぬ星々のスマルを鏤めながら

¥300

シンシア様のお話(3)

 ツヴェターエヴァの城下町。真夜中。  小さな家の2階で、少年が一人、ベッドのそばの窓から月をじっと見つめていた。ほおが赤くはれ上がっている。  祭りのパレードで手をふっている美しい城主を見たとき、 『ほら!あの人だよ!あの人が空を飛んでるのを見た!』  と叫んで、父親に思い切り殴られたのだった。周りの子たちがクスクスと笑い、弟と母親からは軽蔑の視線を浴びた。  僕はうそつきじゃない。  ほんとにシンシア様が空を飛んでいるのを見たんだ。  どうしてパパは僕の言うことを信じてく

【ロウキさまとわたし】QUEST21と、この回のロウキさまが好きすぎるという話

どんな話? 私がロウキさま沼に沈んだエピソード。初恋のきっかけでもあると思う。  普段とは違うロウキさまの優しいお声がたくさん聞ける、ロウキさまメイン回にして夢女児瀕死回。   狼犬とロウキさまのお話。ほっこりして、ちょっと切ない。 その傍ら、ヤバツエコンビがリストラの危機を回避しようとわちゃわちゃしてる。かわいい。   あとゲスト怪人くんの声がとても聞き覚えのあるお声。銀魂の新八とかペルソナ5の三島くんの人だそうです。     雑感 「デュークオルグ・ロウキ」という存在

#10 優しさに、包まれてる

おはようございます。くりです。 10/31ハロウィンはみなさん、楽しめたでしょうか? 毎年、東京都渋谷で盛り上がるハロウィンは警察の方々も出動されて道に立ち止らないように誘導されて飛沫感染が広がらないように努めて頂いているのをTVで見ました。 いろんな要因がありますが、このような努力が日本と海外を比較すると新規コロナウィルス感染者数が爆発的に増えていない事に影響しているのかなとも思います。経済を動かしつつ、コロナウィルス感染拡大防止に努めている全ての方々に感謝申し上げます

ビジネス入門虎の巻№2-1~80%の買い物は●●●に買っている!?~

皆さん、こんにちは! 今回も、MUPカレッジ「うさぎライブ」の内容をまとめましたので、お役に立てたら嬉しいです。3回の投稿でまとめます。 まず初めに、皆さん想像をしてみてください。 ※真剣に想像をしないと意味ないので、是非やってみてください。 あなたは、都内ホテルの綺麗な夜景が見える「高級鉄板焼き店」にいます。 前菜、スープ、フィッシュも食べ終わり、美味しいワインを片手に飲みながら、目の前でシェフが、メインのA5ランクの宮崎牛を焼いています。見るからに柔らかそうなお肉

私のおもい2:自分自身の発達特性と35年後に出会えた発達障害の改善メソッド

『発達障害 しあわせへの道しるべ』のブログの終了を前に、 私が、どうしても伝えたい『おもい』について書いています。 発達障害と呼ばれる子どもや大人、 あるいは周りの人たちがしあわせになって欲しい。 だから、私には伝えたいことがあるのです。 『30年間、公立の特別支援学校で美術教師をしていた。』 と、いうところまで書かせてもらったのですが、 実は、それ以前、大学時代に気づいたことがありました。 高校時代不登校で苦しんでいた私が、 自閉症の子どもと自然にコミュニケーショ