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興味関心の引き出し〜語りきれないと語りきらない〜

「伝えたいことがありすぎて語りきれない」

などと理由を後付けし、語りすぎて失敗したこと
ってないでしょうか。

「ついつい話しすぎてしまった」
「ここまで話すんじゃなかった」

思いが募るとどうしても口数が増えてしまうもの
だと思います。

これはその先の自分のゴールであり欲が先行し、
そこに早く辿り着きたいという思いから、
話を捲し立てて話しすぎるのではと思います。

普段からたくさんの方とお話しする機会を
いただいている中で、私なりに思ったことは、

話の上手い人ほど多くを語らない

さらに言うならば、

「語りきらない」

ということが共通点だと感じました。

多くを語らないというのはよく聞く言葉です。

多くを語らない人が享受しているメリットは
以下の点だと思います。

・聞き上手という印象を与える

自ら多くを語らない人は相手の話をしっかり
傾聴できる人だと思います。
自分の話ばかりする人って煙たがれがちです
よね。
自己顕示欲や自己承認欲を全面に出した語り
好きな人よりも、相手の話をよく聞いて理解
してあげる人のほうが印象は確実に良いと
思います。

なお、聞き上手に徹することは、相手に話しを
させるということです。
相手の口から言葉を吐き出してもらうことに
より、自分の言動を無意識に一貫性を持たせ
ようとするものです。
そのため、自分で発した言葉に責任を持ち、
また愛着も抱かせるため、その後何かを進めて
いく際に根拠になってくるのです。

前回記事でご紹介しております。
ぜひご参考ください。


・ミステリアスで興味を惹く

よく恋愛で「あの人はミステリアスでなんだか
素敵だな」と好意を抱かれる人もいますが、
これは自分のことを簡単に語りきらない人に
よく抱かれる印象かと思います。
多くを語らないことで、自身への興味関心を
抱かせる効果があります。

また、この多くを語らないという点においての
真骨頂は、上記記載のとおり「語りきらない」
ということです。

多くを語らないことに加え、もし話すとしても
全てを「語りきらない」ということです。

ドラマの次回予告がまさにそうです。

次回の一部分だけをチラ見させ、続きは次週!
とすることで、相手は次回も興味を持って放送
を待つわけです。

もう1つ、CMでもよく目にする言葉ですが、

「続きはWEBで」
「続きは今日の折り込みチラシで」

これも語りきらない効果の1つです。
続きが気になるという心理を利用し、WEBや
チラシの動線を上手く作っていますよね。

このように、多くを語らず、また語りきらない
ことによることで、相手の興味関心を最大限に
引き上げることができます。

何でもかんでも最初から手の内をさらして、
自分の1から10までのラインナップを提示
するのではなく、
聞きに徹して、相手の関心ポイントを探り、
そこでようやく少しずつ公開していく。
その際は、語りきらず相手の興味関心を
さらに引くというステップです。

また、このステップに重要なのが前回記事で
ご紹介した「間」です。

これも合わせて意識することで、確実にその場の
雰囲気は高まることでしょう。

ぜひ、人とお話をする際は、以上の点を
心がけてみてください。
※私もまだまだ実践中です笑

それでは。

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