マガジンのカバー画像

本の要約、感想、書評

139
読んだ本の要約、感想、書評です。
運営しているクリエイター

#生き方

【書評】楠木健『絶対悲観主義』 大事なのは期待しないこと

ロッシーです。 楠木健の『絶対悲観主義』を読みました。 非常に面白かったです! 「絶対悲…

ロッシー
2日前
4

【書評】『君はどう生きるか』「コミュニケーションが得意」とは、だれとでも仲よくな…

ロッシーです。 『君はどう生きるか』(著:鴻上 尚史)を読みました。 あの有名な『君たち…

ロッシー
8日前
11

【書評】『すばらしい新世界』労働時間が減っても幸せにはならないのか?

ロッシーです。 ディストピア小説として名高い、オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』…

ロッシー
2週間前
9

【書評】夏目漱石の『こころ』は先生から未来のあなたへのメッセージ

ロッシーです。 最近、すっかり夏目漱石がマイブームになっています。 今回は、『こころ』を…

ロッシー
3週間前
9

【書評】夏目漱石『道草』を読む。お金に振り回されず、人生という道草を楽しめ!

ロッシーです。 夏目漱石『道草』を読みました。 『こころ』の次は『お金』 『道草』は、夏…

ロッシー
4週間前
9

INTJが夏目漱石『彼岸過迄』を読んで思ったこと

ロッシーです。 夏目漱石の『彼岸過迄』を読みました。 夏目漱石の『彼岸過迄』は、6つの短…

ロッシー
1か月前
11

【書評】田村耕太郎『頭に来てもアホとは戦うな!』を読む。アホと戦ったらアホですよ

ロッシーです。 『頭に来てもアホとは戦うな!』(田村耕太郎著)を読みました。 もともと、著者の『地政学が最強の教養である』が非常に面白かったので本書も読もうと思ったのですが、 「なぜ、地政学の本を書く人が、人間関係に関する本を書いたのだろう?」 と疑問に思っていました。 以下は私の勝手な推測です。 個人と個人の関係が人間関係であり、国家と国家の関係についての学問が地政学です。つまり、個人か国家というレイヤーの違いはあるとしても、著者はそのような関係性について書きた

【書評】遠藤周作『沈黙』を読む。沈黙するからこそ神

ロッシーです。 遠藤周作の『沈黙』読んだことありますか? なんとなく「タイトルは知ってい…

ロッシー
2か月前
11

【書評】秘伝書『猫の妙術』を読む。猫のように仕事をすればうまくいく。

ロッシーです。 佚斎 樗山(いっさいちょざん)の『猫の妙術』を読みました。 剣術の秘伝書 …

ロッシー
2か月前
13

【書評】三島由紀夫『仮面の告白』を読み、知らない世界へ没入体験する

ロッシーです。 三島由紀夫の『仮面の告白』を読みました。 三島由紀夫の著作において、本書…

ロッシー
2か月前
12

無理に積極的にならなくていい

ロッシーです。 「人生は積極的に生きたほうがいい。」 誰もがそう思うのではないでしょうか…

ロッシー
3か月前
15

【書評】『ストーナー』を読む。誰の人生だって、ひとつの物語。

ロッシーです。 『ストーナー』(著者:ジョン・ウィリアムズ)を読みました。 以下は、Amaz…

ロッシー
3か月前
17

福沢諭吉は「生きているだけでいいんだよ」なんて言わない

ロッシーです。 「生きているだけでいいんだよ。」 そういう言説が最近多いように思います。…

ロッシー
6か月前
13

【書評】魯迅『藤野先生』は日本人としてぜひ読んでおきたい

ロッシーです。 魯迅の『藤野先生』を読みました。 魯迅は中国近代文学の父といわれており、有名な作品は『故郷』や『阿Q正伝』などがありますが、今回はあえて『藤野先生』を取り上げたいと思います。 『藤野先生』は、光文社古典新訳文庫版であれば、11ページほどの短編です。短編というよりも、魯迅の藤野先生に対する想いをつづった自伝的エッセイといったほうがよいのかもしれません。 さて、魯迅をあまり知らない人は、 「藤野先生って誰?」 「なんで中国の小説に日本人の名前の作品がある