【書評】夏目漱石『道草』を読む。お金に振り回されず、人生という道草を楽しめ!
ロッシーです。
夏目漱石『道草』を読みました。
『こころ』の次は『お金』
『道草』は、夏目漱石の自伝的作品です。物語的には特別な事件が起こるわけではなく、主人公である健三の日常的な葛藤や苦悩が淡々と描かれています。
そして、その葛藤の大部分を占めているのが「お金」の問題です。『こころ』の次の作品が、「お金」に関する作品というのは、なんだか考えさせられますね。ちなみに、この次の作品が未完成の『明暗』なので、完成した作品としては、この『道草』が最後となります。
さて、『