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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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記事一覧

【書評】楠木健『絶対悲観主義』 大事なのは期待しないこと

ロッシーです。 楠木健の『絶対悲観主義』を読みました。 非常に面白かったです! 「絶対悲…

ロッシー
1日前
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【書評】夏目漱石『それから』を読む。恋愛は社会階層の流動化に役立つ。

ロッシーです。 夏目漱石の『それから』を読みました。 『それから』は、前期三部作(『三四…

ロッシー
3日前
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【書評】『君はどう生きるか』「コミュニケーションが得意」とは、だれとでも仲よくな…

ロッシーです。 『君はどう生きるか』(著:鴻上 尚史)を読みました。 あの有名な『君たち…

ロッシー
7日前
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【書評】井筒俊彦『イスラーム文化』は読みやすく、ためになる良書

ロッシーです。 井筒俊彦の『イスラーム文化』を読みました。 イスラム文化についての理解 …

ロッシー
8日前
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【書評】『すばらしい新世界』労働時間が減っても幸せにはならないのか?

ロッシーです。 ディストピア小説として名高い、オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』…

ロッシー
2週間前
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【書評】夏目漱石の『こころ』は先生から未来のあなたへのメッセージ

ロッシーです。 最近、すっかり夏目漱石がマイブームになっています。 今回は、『こころ』を…

ロッシー
2週間前
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【書評】夏目漱石『道草』を読む。お金に振り回されず、人生という道草を楽しめ!

ロッシーです。 夏目漱石『道草』を読みました。 『こころ』の次は『お金』 『道草』は、夏目漱石の自伝的作品です。物語的には特別な事件が起こるわけではなく、主人公である健三の日常的な葛藤や苦悩が淡々と描かれています。 そして、その葛藤の大部分を占めているのが「お金」の問題です。『こころ』の次の作品が、「お金」に関する作品というのは、なんだか考えさせられますね。ちなみに、この次の作品が未完成の『明暗』なので、完成した作品としては、この『道草』が最後となります。 さて、『

【書評】夏目漱石『明暗』を読めば、洞察力がアップすること間違いなし

ロッシーです。 夏目漱石の『明暗』を読みました。 『明暗』は最高傑作 『明暗』は、夏目漱…

ロッシー
1か月前
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【書評】夏目漱石の『行人』はエロティシズムに溢れる作品だった

ロッシーです。 夏目漱石の『行人』を読みました。 これはAmazonのページからの引用ですが、…

ロッシー
1か月前
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INTJが夏目漱石『彼岸過迄』を読んで思ったこと

ロッシーです。 夏目漱石の『彼岸過迄』を読みました。 夏目漱石の『彼岸過迄』は、6つの短…

ロッシー
1か月前
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【書評】井筒俊彦『意識と本質』を読めるような人に憧れる

ロッシーです。 井筒俊彦『意識と本質』を読みました(少し)。 『意識と本質』は、哲学者・…

ロッシー
2か月前
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【書評】オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』は、スターウォーズのジェダイ育成と同じ話だっ…

ロッシーです。 オイゲン・ヘリゲルの『弓と禅』を読みました。 本書『弓と禅』は、一言で言…

ロッシー
2か月前
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【書評】田村耕太郎『頭に来てもアホとは戦うな!』を読む。アホと戦ったらアホですよ

ロッシーです。 『頭に来てもアホとは戦うな!』(田村耕太郎著)を読みました。 もともと、…

ロッシー
2か月前
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【書評】遠藤周作『沈黙』を読む。沈黙するからこそ神

ロッシーです。 遠藤周作の『沈黙』読んだことありますか? なんとなく「タイトルは知っているけれど読んだことない本ランキング」に入りそうな気がします。 小さい頃、「新潮文庫の100冊」という小冊子をパラパラ眺めるのが好きでしたが、そこにはいつも『沈黙』が載っていた記憶があります。 あれから数十年・・・とうとう私も『沈黙』からの 「おい、そろそろ読まんのか?」 というプレッシャーに負け、読むことにしました。 正直いって、キリスト教徒ではない自分が読んだところでなぁ・