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EAPメンタルヘルスカウンセラー・ 介護支援専門員  介護する人・介護を受ける人・ケア…

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EAPメンタルヘルスカウンセラー・ 介護支援専門員  介護する人・介護を受ける人・ケアマネ・介護士・管理者の心の健康を守りたい。 すぐに使える、きっと誰かの心に届く、かならず一緒に元気になれる。 そんな情報を発信していきます。

最近の記事

ご機嫌な婆さんになる        (未来にできること)

30年ほどだろうか。高齢者福祉の仕事をしている。 ボケたくない。 歩けなくなったら終わり。 食事制限のある病気は耐えがたい。 目や耳が衰えたらつまらない。 治らない病気を宣告されるのはいくつになっても怖い。 どれも、予防はできる。 そして、頑張って予防した結果、うっかり予定より長生きしてしまうかも。 予定は90歳超えるか超えないかくらい。 根拠は祖母と母が90歳を超えたという単純な理由。 あと30年か。 必死で働き、子供を育てた年数と同じくらいの残り時間。 結構長いな。

    • 不毛な会話がストレスな介護スタッフへ

      施設ケアでスタッフがお客様の繰り返される愚痴や自慢話を『不毛な会話』と呼ぶのが面白い。 不毛=実りが望めない 『ああ、マジで不毛。自慢話。何回も聴いた。』 私『黙って聴いてるの?』 スタッフ『何か言うと長引くから黙ってる。』そうだ。 聞き上手は相づち上手 おそらく、黙って聴いているのではなく、相づちは打っている。 不毛な会話が長引くのは、この相づちがとても誠実で話し手にとっては、心地よいからというのもある。 民謡の合いの手。『ハ〜ヨイヨイ』みたいなもの。 そこで、相

      • 退室の極意(EAPメンタルヘルスカウンセラーの視点での提案)

        ナースコールに呼ばれ、ケアが終わっても、お話が止まらなかったり、怒鳴られたりして、なかなかすんなり退室できないということがあります。 それが、続くと、精神的に疲労し、 その利用者の声や表情が頭から離れなくなったり 仕事が辛くなったりすることもあります。 優しいスタッフほど引き止められる 傾聴しなければという使命。 話を切って、クレームになるのではという不安。 理不尽に怒鳴る高齢者と暮らした経験などないし、 親や教師、習い事や部活でも大人に叱られた経験の少ない世代にとっては

        • ケアマネ高齢化(私の事ですか?!)

          え?私、社会問題になってますか???? ケアマネの4人に一人が60歳以上 ハイハイ! その一人のほうのケアマネです。 人材不足で、居宅のケアマネの年収はじわじわと上がっています。 それでも、人員不足なのはなぜでしょう? そもそも、他人の家に訪問して、介護から看取りまでの マネジメントをする仕事なんて、今どきの若い人には ハードルが高すぎるのかもしれません。 (SNSやリモートでのモニタリングやアセスメントが可能になると 少しは魅力的な仕事になるかもしれませんが・・・)

        ご機嫌な婆さんになる        (未来にできること)

        • 不毛な会話がストレスな介護スタッフへ

        • 退室の極意(EAPメンタルヘルスカウンセラーの視点での提案)

        • ケアマネ高齢化(私の事ですか?!)

          コロナは続く・・・

          真夏のコロナ感染 noteを始めるやいなや、コロナに躓きました。 勤務している施設に夏風邪みたいなコロナが蔓延。 症状は軽いのですが感染力が、やっぱりコロナ。 加えてこの暑さ。 換気で窓を解放しながらのガウン着用での介護は スタッフの体力を奪いました。 重症化しなくなり、インフルエンザなどと同じ感染対応になり、 新たな問題も! スタッフ、入居者の治療費は自己負担。 施設で使用するガウンやディスポなど、一時期は行政からの支給で賄っていたものが施設の経費で負担することに。 し

          コロナは続く・・・

          介護スタッフの離職を止める

          私にできるEAP 「従業員支援プログラム」 職場環境改善・ラインケア・復職支援・離職予防・ハラスメント対策・・・ どんな企業も教育研修や対策委員会的な部署を設置して、さまざま対応をしています。 それでも、メンタル不調や介護を理由にした離職や休職が、人材不足を加速し、特に、介護業界は開店休業の施設やデイサービスも! そんな、社会の荒波に私の小舟が乗り出して誰を救えるのでしょうか? 離職を止める  福祉業界は離職率も高いかもしれないけれど、ずっと続けている人も多い職業です

          介護スタッフの離職を止める

          なぜケアマネがEAP?

          対人援助技術者のプロを目指す EAPメンタルヘルスカウンセラー資格を取得したのは2017年です。 EAPとはEmployee Assistance Programの略称で、日本語に訳すと「従業員支援プログラム」です。  地域包括支援センターの立ち上げや居宅介護支援事業所の管理者として困難事例に翻弄されながら、スタッフも支えていかなくてはならない中、対人援助技術を磨かなくては、自分が「つぶれるな」と感じました。  短期大学の福祉コースで「児童心理」「発達心理」「障碍者心理」

          なぜケアマネがEAP?

          ケアマネの終戦記念日

           高齢者介護に関わり始めた25年前に聞く『戦争』は生々しかった。語り部たちが居なくなることは、平和を願う力が衰退するようで焦る。  認知症のハルさんは、照明弾の光を見て、小学生ながらも、こんなスゴいものを持っている国には負けるなぁと思ったけど、絶対に大人には言えなかった。照明弾に照らされないように、稲穂がたわむ田んぼに半身を浸かり身を隠し夜を明かした。  ミヨコさんは、東京大空襲の時、兄に追い立てられ避難したが、その兄は家を守る為に戻り帰らぬ人となった。19歳の青年だった

          ケアマネの終戦記念日

          高齢者とオリンピック

          アセスメントツールになるオリンピック観戦オリンピックを自分の担当している高齢者がどう見ているかをアセスメントすると、新しい発見があります。 この記事、今、公開しないと4年後になると思うと慌ててます! オリンピックの時何してた? 1964年の東京オリンピックの入場券と当時の写真をアルバムにきれいに、保存してあるのを、アイコ様の息子様が見せてくださいました。 今は身だしなみにも無頓着な方ですが、当時の写真はアイドルみたいにかわいらしく、そして、オリンピックの開会式に行けるくら

          高齢者とオリンピック

          お金を出してダメ出しをもらう

          対人援助スキルアップ EAPメンタルヘルスカウンセラーの資格を取るための 勉強を始めたころ、居宅介護支援事業所の管理者でした。 カウンセラーを目指していたわけではなく、 EAPメンタルヘルスカウンセラー資格取得のカリキュラムが ケアマネジャーの仕事、管理者としての役割を果たすのに マッチングしたからです。 自己投資というよりも、この先、好きなことを探求して、 ケアマネでもカウンセラーでもない立場で、要介護者と介護者の メンタルヘルスにかかわる仕事をライフワークにすると

          お金を出してダメ出しをもらう

          支援する人を救う言葉②

          「自殺するかどうかなんて誰にもわからないよ」 クライシスカウンセリング~自殺予防~の研修を受けたことがあります。 丸二日間の研修でしたが、公的機関でカウンセリング経験の長い講師の 先生の言葉に救われました。 「自殺するかどうか、結局は誰にも分らないよ。あっはっはっと笑って、またね、と別れた人が、帰らぬ人になるなんてことはよくある。後になって思えば、いやに明るかったなって。できることは、私はあなたに生きていてほしい。私はあなたに死んでほしくないと伝えること。」  介護の仕

          支援する人を救う言葉②

          支援する人を救う言葉①

          新人の頃に知りたかった! 2017年にEAPメンタルヘルスカウンセラーの資格を取りました。 様々な心理の専門家の講義を受ける中で、新人ケアマネの頃に知っていたらどんなに救われただろうかと思った言葉をご紹介します。 「慣れない幸せより慣れ親しんだ不幸」 閉じこもり、ゴミ屋敷、精神疾患を抱える家族が共依存しながらの生活、経済状況の悪化、医療、看護、介護の介入拒否・・・。 様々なケースに対応しなければならないケアマネ。 介護支援専門員の更新研修にも、最近はようやく心理系の講義が

          支援する人を救う言葉①

          介護する人、受ける人の心を支える (自己紹介)

          自己紹介 はじめまして。rikoです。 介護する家族。介護を受ける人。 介護スタッフ。 ケアマネや生活相談員。 介護事業所の管理者。 介護をする人も受ける人も 一度は心を病みそうになった経験があるのでは? 私は何度もありました。 そこで、心理学や対人援助技術など様々な分野を学び、たどり着いたのが、EAPメンタルヘルスカウンセラーです。  介護職やケアマネとして約30年間、現場で培った経験にくわえて、 EAPメンタルヘルスカウンセラーの学びで得た知識を、すぐに使える実践的な

          介護する人、受ける人の心を支える (自己紹介)