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コロナは続く・・・

真夏のコロナ感染

noteを始めるやいなや、コロナに躓きました。
勤務している施設に夏風邪みたいなコロナが蔓延。
症状は軽いのですが感染力が、やっぱりコロナ。
加えてこの暑さ。
換気で窓を解放しながらのガウン着用での介護は
スタッフの体力を奪いました。

重症化しなくなり、インフルエンザなどと同じ感染対応になり、
新たな問題も!
スタッフ、入居者の治療費は自己負担。
施設で使用するガウンやディスポなど、一時期は行政からの支給で賄っていたものが施設の経費で負担することに。
しかし、行政報告は相変わらずの手間で、書類や電話などで、感染状況や感染者の体調、考えられる感染ルート、施設で実施している拡大予防策などを報告しなくてはなりません。

もしも、この夏風邪みたいなコロナ感染対応を繰り返すと考えたら、
感染しても10日間ではなく5日間で出勤しなくてはならないスタッフの体力と、その度に購入しなければならない使い捨てのガウン、ディスポ、食器にかかる経費、何より、行動制限される高齢者の心身の疲労の終わりが見えません。

感染拡大予防の難しさ

自身は3年前にコロナに感染した経験から、のどの違和感や
頭が重いなとを感じたら、すぐに、初期症状に効く薬を服用するなど、
感冒症状が出る前に対応して乗り切っています。

しかし、認知症や自分の体調の変化を言葉で伝えられない高齢者に
安易に薬を処方することは施設ではできません。
(在宅は家族の判断で可能だと思いますが)
顕著な発熱、咳などの感冒症状が現れてからの対応しかできません。

換気・消毒・ガウンテクニック・ゾーニング・ごみの分類・・・
スタッフが作業しているそばから、発熱しながらも徘徊する方、収集癖のある方はマスクやガウンなどの備品を、いつの間にやら、居室にお持ち帰りになります。

スタッフの疲労


その状況でスタッフは、「出てきてはダメ」「盗らないで」「触らないで」などという言葉は虐待や不適切ケアになってしまうので、
忍耐強く、何度でも何十回でも
「風邪ひいているのでお部屋で過ごしましょう」と優しく声をかけ
収集癖のある方のお部屋から、備品を回収し、「ダメダメ!」「やめて!」「出てこないで!」と叫びたい気持ちを飲み込みながら、解除できる日まで耐えます。
ですから、いくら、重症化しない夏風邪のようなコロナであっても、
この状況が繰り返されればボディーブローのようなダメージを受けるでしょう。


明日からの心の持ちよう

明日から、9月。
新学期が始まり、コロナが再び広がるのではというニュースも。
とはいえ、コロナ感染予防に注意を払っているこの数年は、ノロウイルス、インフルエンザ、疥癬、その他のウイルス性の病気は一人も出していないのでは?!
コロナ感染予防を続けていれば、他の病気からも施設を守れる。
微熱や鼻水などの初期の感冒症状を見逃さないようにしよう。
アフターコロナ?だよね、終わったはず?だったのに。
そう思うと、心が折れる。
コロナは続く。
ウイズでもアフターでもない。
インフルエンザやノロウイルスのように、そこらにある。

猛暑の中のコロナ感染対応を乗り越えた今の心境です。



 

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