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ケアマネ高齢化(私の事ですか?!)

え?私、社会問題になってますか????

ケアマネの4人に一人が60歳以上


ハイハイ!
その一人のほうのケアマネです。

人材不足で、居宅のケアマネの年収はじわじわと上がっています。
それでも、人員不足なのはなぜでしょう?
そもそも、他人の家に訪問して、介護から看取りまでの
マネジメントをする仕事なんて、今どきの若い人には
ハードルが高すぎるのかもしれません。
(SNSやリモートでのモニタリングやアセスメントが可能になると
少しは魅力的な仕事になるかもしれませんが・・・)

施設では介護スタッフの処遇のほうが優遇されています。
そのため、介護スタッフは「ケアマネにはなりたくない」
「資格は取ったけど現場のほうがいい」といいます。

ケアマネ5K

1  記録・帳票
2  会議
3  介護保険制度改正
4  クレーム・カスハラ対応
5  緊急対応

 対人援助の仕事を好んで介護の仕事を選ぶ人にとって、
5Kは辛いです。
腱鞘炎になるくらいパソコンをたたき、
記録、帳票を作成。
サービス変更時は、担当者会議が必要。
3年ごとの制度改正は高齢ケアマネにとっては、記憶の上書きが
困難で「あれ?この加算、なんだっけ?」状態。
利用者の意向?クレーム?カスハラ?
対応が難しいケースも増えています。
独居高齢者世帯、複雑多様な問題を抱える家族への対応は
緊急だけれど慎重に判断する必要もあり、
専門性を問われます。
そして、この5kは居宅も施設も変わりありません。

 同じ年収であれば、現場で介護を続けたいという
スタッフの気持ちはよくよく理解できます。
 人は肉体的な疲労よりも精神的な疲労を避けるものです。
腰痛予防しながら現場で体を動かしてお客様と接している
ほうが健康的に働けます。
 施設ケアマネよりも現場で介護チーフや主任といった
役職についていたほうが給料が良ければなおさらです。

居宅ケアマネのメリット

①訪問や会議を自分で調整できるので、計画的に休みがとれる
②施設ケアマネよりは給与が高い
③多様な機関とかかわり学びが多い

子育て中に居宅のケアマネで良かったのは、
①子供の体調不良や学校行事に合わせて
訪問や会議の日程を調整できることでした。

②居宅の管理者の頃は施設ケアマネよりも年収は
50万ほど高かったです

③居宅、包括時代に得た人脈や学びは財産です。

施設ケアマネのメリット

①相談員や施設管理者のサポートがある
②休日に緊急連絡が入ることはほぼない
③新人でも介護スタッフから同一施設でケアマネになれば
利用者、スタッフとの信頼関係がすでにある。

ケアマネ、いかがでしょう?

子育て中なら、時間とお金のことを考えると、
自宅や子供の学校に近い居宅介護事業所がおすすめです。
緊急対応も他のケアマネや管理者が対応してくれるような
チームの体制が整って入れば、負担は軽いでしょう。

男性でも居宅や包括の管理者であれば、ある程度の年収を得られます。
そこで得た経験と人脈を活かして独立するのもありです。

精神的な負荷は軽い方が良い人は施設。
ただし、担当人数やケアマネ業務に集中できる環境かによります。

ケアマネ高齢化の歯止めをかけたい
高齢ケアマネの声をお届けしました。



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