再発見と書きかえ

「再発見と書きかえ」というタイトルのCDを聴いて以来、「再発見と書きかえ」を日々のテーマとしてきました。

再発見と書きかえ

「再発見と書きかえ」というタイトルのCDを聴いて以来、「再発見と書きかえ」を日々のテーマとしてきました。

マガジン

  • 「再発見と書きかえ」さまざま

    写真は映画「ウイークエンドラブ」の主役。原題は「A Touch of Class」。

  • グラウン作曲ビオラ・ダ・ガンバ協奏曲ツィクルスを目指して

    死ぬまでに一度は全曲実演を聴いてみたいなあ。 2021年は、没250年 the 250th anniversary of death グラウンとプレクラシック周辺

  • 「笑うバロック」バックナンバー601-700(予定)

    インターネットの発展でバロック音楽聴取の環境が幅広くなりました。観ながら聴いて書きとめて、思わず笑いがこぼれたらメモしています。

  • Lecon de Cafe コーヒーのレッスン

    「小さなコーヒー店のための相談室」アーカイブ

  • コーヒーダイエットの記録

    わたしのレコーディングダイエット法。おもにコーヒーを使ったもの。サイホンでコーヒーをたてるレクター博士。

最近の記事

素晴らしき白河夜船

月刊福祉に、大河ドラマの時代考証担当の倉本一宏氏のエッセイ。 学生時代に聞いた講義を思い出して「仮名日記のような創作や虚構」を懐かしく読みました。 そして、紫式部より60年ほど遡る「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。」に改めて驚きました。すでに「作者と語り手のはっきりとした分離」した文学作品だというのです。 ちくまの教科書というサイトには、次のようなトピックが綴られています。 何を言おうとしているのかというと、日記とか記録とかいうものには、嘘を書い

    • 2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(4) エキゾチック・ボヤージュ

      ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)。 アンドレ・リスレヴァンは、わたしのような古い聴き手には良くも悪くもサラブレットな若者という印象です。ですが、このプログラムは良い意味で冒険して聴こえました。 KOREオケもグレードアップして聴こえました。 これまた古い聴き手には手垢まみれのテレマンの組曲。サクサクと進めながらガンバの冒険を楽しく聴きました。オケはみなスプレツァトゥーラ顔で支えてくれます。そんな中アンドレ

      • 笑うバロック(687) チェロ・アッリングレーゼ

        ポーランドの古楽祭で、バウくんがガスパロ・サロ風の楽器で、ビバルディを弾き、それが気になってしまい。 「チェロ・アッリングレーゼ」を再検索。 「アングレーズ」は緩めで、「パティシエール」は硬め、要はカスタードでした、くらいの話題。 フィリップ・フロンがビバルディのチェロ・ソナタ集に使用した楽器。 フロン氏の研究の結論として再現された楽器は、5本のガット弦と7本の金属製の共鳴弦を張った楽器、5本のガット弦と12本の金属製の共鳴弦を張った楽器の2種。協奏曲に指定がありながら、様

        • 2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(3) 古楽YOASOBI

          ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)。 綴っていたプレクラシック周辺から外れますが、音楽祭の感想の続き。 「ラ・ネビュルーズのカブスベルガー」 どこで拍手していいか聴衆が戸惑ってしまう、初期バロックを中心にした低音楽器のグループ。デジャブの源は「トラジコメディア」ではありませんか。 リズムがわかりにくい、あまり歌わない、自由なトッカータからラテンがかった舞曲や、オスティナートの利いた舞曲。 アンコールのトッカ

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        • 「再発見と書きかえ」さまざま
          312本
        • グラウン作曲ビオラ・ダ・ガンバ協奏曲ツィクルスを目指して
          52本
        • 「笑うバロック」バックナンバー601-700(予定)
          87本
        • Lecon de Cafe コーヒーのレッスン
          160本
        • コーヒーダイエットの記録
          102本
        • 21世紀・バロック音楽名曲選100
          39本

        記事

          2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(2) とりかえばや協奏曲

          ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)。 バウ大活躍の巻の感あり。 「とりかえばや協奏曲」とでも。 日本には12世紀後半に「運命のいたずらで女装、男装を余儀なくされた異腹の兄妹の物語」がありました。 今回楽器は6弦f孔のサロ風、それと黒毛弓も少し気になり検索してみました。黒毛弓はギエルミの映像でもよく使用されていたかと記憶しています。 後ろのコンバス氏も黒毛弓でした。コンバスのサイトで弓は三毛から選ぶことがわ

          2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(2) とりかえばや協奏曲

          2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(1) シャフラット

          ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)。 開催地はベルリンの東部、ブランデンブルク州に隣接するルブシュ県。ドイツから見るとオーデルナイセ線に接する地域です。地勢的な縁続きの音楽をとりあげてくれます。 前述の公開動画コンサートの中に、アンドレ・リスレヴァンのグラウンニ長調協奏曲あり。大いに楽しみです。 Johann Gottlieb Graun (1703–1771) Concerto D major for

          2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(1) シャフラット

          ネットを利用してニュースを読むようになった頃

          兵庫県知事の再選までの様子をみて、ふと2008年春のメモを読みかえしました。 ネットを利用してニュースを読むようになった頃、のことです。 似た傾向のニュースが、お勧めとして次々参照できました。 2008年4月14日月曜日 硫化水素自殺の記事を見ると、便利にも下に別な自殺事件の記事がでてきます。 その同じ年4月12日、13日と3ヶ所で硫化水素自殺があったことがわかりました。もっと検索するともっとでてくるのかもしれません。 風呂場で洗剤類を混合してガスを発生させるのでしょう。こ

          ネットを利用してニュースを読むようになった頃

          遠回りして、わざわざ訪ねること

          「どうすればサービスが上手になるの」と質問されたことがあります。 [1] サービスの勉強のために「サービス」を勉強しても「?」です。なぜって、「話題」が豊かにならない、からかしら。その人が知的で豊かな日常をおくっていれば、自然と話題が豊かになるのではないかしら。 マニュアルの基本作業は当然として、その先にあるものは、どうも「人柄のようなもの」しかありません。「思ったことを口に出してはいけない」というかもしれませんが、わたしは、どうぞ「思ったこと」どんどん言った方がよいのでは

          遠回りして、わざわざ訪ねること

          いたずらマガジン いまコーヒーを楽しんでいるひと、きっと(その2)

          帰山人さんに教えてもらった、コーヒーを楽しんでいるひと。 鷹野ツメ子。「圧倒的な《デキるオーラ》を醸しながらも、衝撃的な《無能》ぶり」。 「主に泣いて」いた彼女、2019年「直島ブレンド」と「コスタリカ」を飲んでいましたが、今回ついに「エチオピア」に。 営業の極意です。 それと、伊藤園。「マニアックな本」はコーヒーのためには活用していないのかもしれません。

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          「高所恐怖症」の間奏で

          高い場所が苦手な身内がいます。万里の長城で足がすくんで動けなくなり、同行者たちで両脇を抱えるようにして坂を上りました。 そのとき、不届きに思い出した映画のシーン。 映画の邦題は「新サイコ」。原題「High anxiety」「高所不安」くらいなのかもしれません。いま検索すると症状名の「高所恐怖症」は「Acrophobia =アクロフォビア」らしい。 メル・ブルックスの作品はあまりのくだらなさに好悪がわかれる、といわれます。 わたしは、大いに笑い転げました。言語や文化を超えて日本

          「高所恐怖症」の間奏で

          youtube配信映画の楽しみ

          映画製作会社が一斉に期間限定でサービス配信を始めました。もちろん、各社アーカイブスを利用して有料契約をとるための宣伝なのですが、いくつか古めかしい作品を鑑賞。 ひとつは「砂の器」。デューンではありません。若い頃は冗長な作品だと思っていました。映画の舞台設定は昭和45、46年ころ。「やむにやまれぬ」犯罪の物語には惹かれます。近似した時期から物語がはじまる「白夜行」あたりに因縁を感じます。 「砂の器」は演奏会シーンと美しい景観の中を歩く親子のシーンが延々と続くのですが、人物の寄

          youtube配信映画の楽しみ

          笑うバロック(686) 指揮者レオンハルト

          レオンハルト(1928年5月30日 - 2012年1月16日)の訃報を読んだとき。 あまりやり残したことがたっぷりあるというわけでなく、比較的幸せな生涯で、幸せな仕事を残した人という印象でした。 その冬は、前後して林光(1931年10月22日 - 2012年1月5日)、モーリス・アンドレ(1933年5月21日 - 2012年2月25日)の訃報も。 アンドレはギーベルと共演したBWV51のレコードがありました。昔むかし、輝かしいトランペットとはこうしたもの、と聴きました。ハイ

          笑うバロック(686) 指揮者レオンハルト

          デイム・マイラ・ヘスのブラームス

          発端は楽しくためになる影踏丸氏の投稿「フランツ・リスト編『ジョン・フィールド:6つのノクターン』序文翻訳(198)」。 おそらく影踏丸氏がイ長調の第4ノクターンの譜例と演奏例をつけています。リストの序文は1850年、2024年に翻訳する影踏丸氏は フィールドのノクターンの演奏例にヘス。 へえ、ヘスのフィールド、予想外。 これがリストの語る「様式の洗練が感情の優雅さと競い合っており、装飾は稀なる繊細の極みにあって」にぴたりと合って、わたしには聴こえました。 そこへ、ヘスの遠い

          デイム・マイラ・ヘスのブラームス

          いたずらマガジン いまコーヒーを楽しんでいるひと、きっと

          コーヒーを楽しんでいるひと。 ゼンケツ側か、ヒルコ側か。 国会議員。 対象学年小5から中3まで。所要3日間。

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          ウエウエテナンゴ・ソングブック

          「ザ・ヒューヒューテナンゴ・ソングブック」とならなかったのは、グロッサにスペイン語圏の人が関わっているからかしら。輸入元にコーヒー好きがいるのかしら。 素直なテナーと撥弦楽器がミニマムに再現しています。 メディテラネなサバルたちの活動は時としてエキゾチックが過ぎて洗練と野趣が中途半端な印象に聴こえることがあります。 アルバラードの歌は飾り気はないけれど、映画「ミッション」(1987年日本公開)のガブリエルのオーボエに寄った清楚洗練な印象です。歴史的に清濁併せのむ音楽です。(も

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          いたずらマガジン キーパーソン8 キーワード8

          キーパーソン8 発信するひとでなく、問いかけ続けるひと。 キーワード8 問いかけることは、ひとを区別しない。 ☐ きちんとコーヒーを楽しんでいるひと  ⇒(次回に続く) ☐ コーヒーフェスの波は全国へ ⇒フェスは整形外科の待合室に似る ☐ 京都はなぜ、スペシャルティコーヒーの街にもなったのか ⇒オーバーツーリズム(観光公害)の効果 ☐ いま世界で最も成功している、日本発のコーヒーブランドを知っていますか ⇒ブランドはひとではない ☐ そして、日本を飛び出し世界で、

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