月刊福祉に、大河ドラマの時代考証担当の倉本一宏氏のエッセイ。
学生時代に聞いた講義を思い出して「仮名日記のような創作や虚構」を懐かしく読みました。
そして、紫式部より60年ほど遡る「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。」に改めて驚きました。すでに「作者と語り手のはっきりとした分離」した文学作品だというのです。
ちくまの教科書というサイトには、次のようなトピックが綴られています。
何を言おうとしているのかというと、日記とか記録とかいうものには、嘘を書いてはいけない、ということが言葉でなにかを表現する場合、褒められることではない、ということです。
ここでは白河夜船は称賛です。
最近、note内で楽しんだマンガと作家を大いに称えようと思います。
この作者たちそれぞれの白河夜船はなんと素晴らしいのでしょう。
わたしには日本文学史のミームが活きているように思います。
平安時代から地の文に歌が挟まれるミュージカル映画のような作品を創作していたミームは、現代、言葉と絵で西洋の音楽を奏でられるのです。