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「笑うバロック」バックナンバー601-700(予定)

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インターネットの発展でバロック音楽聴取の環境が幅広くなりました。観ながら聴いて書きとめて、思わず笑いがこぼれたらメモしています。
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記事一覧

笑うバロック(687) チェロ・アッリングレーゼ

ポーランドの古楽祭で、バウくんがガスパロ・サロ風の楽器で、ビバルディを弾き、それが気にな…

笑うバロック(686) 指揮者レオンハルト

レオンハルト(1928年5月30日 - 2012年1月16日)の訃報を読んだとき。 あまりやり残したことがた…

笑うバロック(685) ピアノでラモーを弾く人

猛暑の中で聴いた「コンセール・クラヴサン」があまりに印象的で、その後いろいろと検索しまし…

笑うバロック(684) 女流の時代、その3チャレンジド・ソフィーのディスティニー

ひとつ間違えると、聴き手の素直な感想が、すべて排除されてしまいそうです。 ジャケ・ド・ラ…

笑うバロック(683) ビルトーゾ・ロココ・フルート・ミュージックは倍速に聴こえる

最近よく倍速再生設定のままライブ動画などを鑑賞してびっくりすることがあります。 魅力的な…

笑うバロック(682) エイヴィソン、ホワイトな評論家作曲家

エイヴィソン。Charles Avison (1709-1770)ニューカッスル・アポン・タインで生没。 評論家に…

笑うバロック(681) ラモーの甥について

「ラモーの甥」の「ラモー」があのラモーだ、とは知っています。この本がディドロによって書かれた、ことも知っています。そして、この本の舞台に設定されているのが、「カフェ・ド・ラ・レジャンス」であること、も、まあ知っています。 ただし、それだけ、です。 何が書かれているのか?いやさっぱり。 むかしむかし、とある手練れのピアニストが「クライスレリアーナ」を弾き、見栄を張ってホフマンの名前を口走ったところ、あなたも読みましたか、と誤解され恥ずかしい思いをしました。 知らないモノは知らな

笑うバロック(680) 女流の時代、その2チェロは歌いガンバは語る

続けて意欲的な録音に耳が釘付けになりました。 ライブと違って記録が残る録音は、演奏者が様…

笑うバロック(679) 女流の時代

「光る君へ」を鑑賞。 遠い記憶を思い出しました。 歌は歌う、日記は記す、物語は物語るから物…

笑うバロック(678) 俺の楽譜

パフォーマーとして目立つ動きをするひとたちは以前からいました。 バロック音楽では楽譜を見…

笑うバロック(677) このシャンパンはサロン

フォルクレの作品をシャンパンに例えた方がいます。感謝しかありません。 マレとの比較でした…

笑うバロック(676) バルカン・バロック

マリーナ・アブラモビッチの動画を鑑賞しました。 TED Talksのスピーチ。 その中で「バルカン…

笑うバロック(675) マイティソーのバッハ

インスラの第九を視聴していて、見覚えのあるティンパニ奏者を見つけました。テデウムの太鼓を…

笑うバロック(674) サウンド・オブ・ファミリー

20世紀の最後のころ読んだ本。 佐藤俊樹著「不平等社会日本」。 わたしは30半ば、少し厭世的になりました。それでも佐藤先生にはどこか共感していました。佐藤先生、あれからいろいろあったけれど、わが家はなんとか元気にやっています。 この本を読んで以降、思いのほか周囲に「専門職や企業の管理職につく知識エリートたちの階層相続」が多いことに気がつきました。親子3代教諭一家とか、薬剤師一家とか。わが家もその傾向になって、子供が無事に育ちました。そして、気がつけば自分自身が家族の中で、も