読書の秋を満喫!11月におすすめの本20選
こんにちは!
「noteの本屋さん」を目指している、おすすめの本を紹介しまくる人です!
秋の深まりを感じる11月。温かい飲み物を片手に、ゆっくりと読書に耽るのにぴったりの季節です。
今回は、長編小説から短編集、エッセイ、ノンフィクションまで、幅広いジャンルから11月におすすめの本を20冊厳選しました。
1. 長編小説
『ナラタージュ』島本理生
切なくも美しい恋愛小説。学生時代に教師と恋愛関係になってしまった女子高生が、学生から社会人になった時の抑えきれない恋心に揺れ動く姿を描きます。心の奥底に潜む感情を繊細な筆致で描写し、読者の心を揺さぶります。松本潤、有村架純、坂口健太郎といった豪華キャストで映画化されたので、ご覧になった方も多いと思います。
『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ
血の繋がらない親子の温かい絆を描いた感動作。バトン名が示すとおり、消息を絶った母親から三人の父親に預けられる主人公の娘が、何度も「家族」の形を変えながら懸命に生きる人々の姿を通して、家族のあり方について考えさせられる。また、最後に母親のどんでん返しが用意されており、涙なしには読めない名作です。2019年に同作は本屋大賞を獲得し、永野芽郁、田中圭、石原さとみといった豪華キャストで映画化されています。少し内容が違うので、原作と読み比べて見るのも良いと思います。
『流浪の月』凪良ゆう
日本でたまに起こる大きな事件、だいたい一筋縄ではいかない事情がありますよね。それを考えさせられる作品です。虐待をうける少女が家に帰りたくないために公園にいたら、その気持ちを悟った大学生が自宅マンションに招き入れるけど、結局逮捕になってしまう。
でも彼女は大学生から離れたくない。警察より、家族より、この大学生のところがもっとも安全だから……。そのあとは、読んで確かめてみてください!
『傲慢と善良』辻村深月
結婚を控えた男女が、結婚式当日に失踪した花嫁の行方を追うミステリー。現代社会における結婚観や人間関係を鋭く描き出します。そうそう、映画になった、アレです。
『かがみの孤城』辻村深月
彼女の作品をもうひとつ。不登校になった少女が、鏡の中の城で出会った仲間たちと不思議な時間を過ごすファンタジー。現実と虚構が交錯する世界観に引き込まれます。
『図書館の魔女』高田大介
長ーい小説をお探しの方は、こちら。図書館を舞台に、魔女と呼ばれる司書と少年の交流を描いた物語。本を通して人と人が繋がる喜びを描いた、心温まるファンタジーです。日本版ハリーポッター+ナルニア国物語といったところ。
2. 短編集
『夜空はいつでも最高密度の青色だ』最果タヒ
現代社会を生きる若者たちの孤独や不安を、美しい言葉で切り取った詩集。繊細な感性で綴られた言葉たちは、読者の心に深く響きます。
『逆ソクラテス』伊坂幸太郎
独特の世界観で人気の伊坂幸太郎による短編集。奇妙な出来事や個性的な登場人物たちが織りなす物語は、読者を不思議な世界へと誘います。
『透明なゆりかご』沖田×華
産婦人科医院で働く看護師の視点から、命の誕生と死を描いた連作短編集。妊娠、出産、中絶など、様々なテーマを扱った作品を通して、命の尊さについて考えさせられます。
3. エッセイ・ノンフィクション
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ
英国在住の著者(保育士)が、リアルな現実を綴ったエッセイ。人種や貧困、ジェンダーなど、現代社会が抱える問題を浮き彫りにし、多様性について考えさせられる一冊です。
『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治
非行少年の脳機能に焦点を当てたノンフィクション。少年犯罪の背景にある問題を理解する上で役立ちます。
『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン
スマートフォンが脳に与える影響について解説した書籍。集中力や睡眠、メンタルヘルスへの影響など、現代人が抱える問題を科学的な視点から分析しています。
『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング
世界に関する私たちの思い込みをデータに基づいて解き明かし、世界を正しく見る目を養うための1冊。
4. 実用書
『学びを結果に変える アウトプット大全』樺沢紫苑
知識を効率的に定着させるためのアウトプット術を紹介。仕事や勉強に役立つヒントが満載です。
『ゼロ秒思考』赤羽雄二
頭の中を整理し、思考力を高めるためのメモ術を解説。ビジネスパーソンにおすすめの一冊です。
『超集中力』DaiGo
集中力を高め、生産性を上げるための方法を紹介。科学的な根拠に基づいた実践的なテクニックが満載です。
5. ライトノベル
『君の膵臓をたべたい』住野よる
余命わずかな少女と、彼女の日記を見つけた少年の交流を描いた青春小説。涙なしでは読めない感動の物語です。
『Re:ゼロから始める異世界生活』長月達平
異世界に召喚された主人公が、死に戻りの能力を使って過酷な運命に立ち向かうファンタジー小説。
6. 漫画
『ブルーピリオド』山口つばさ
美術大学を目指す高校生たちの青春を描いた漫画。絵を描くことの楽しさや難しさを伝えます。
『SPY×FAMILY』遠藤達哉
スパイ、殺し屋、超能力者の偽りの家族を描いたコメディ漫画。個性豊かなキャラクターたちが織りなすドタバタ劇に笑いが止まりません。
『ゴールデンカムイ』野田サトル
日露戦争後の北海道を舞台に、アイヌの金塊を巡る戦いを描いた冒険活劇。歴史や文化、グルメなど、様々な要素が詰め込まれたエンターテイメント作品です。
まとめ
今日は特に縛りをもうけずに、読書の秋の11月に読むべき本を紹介してみました。もしも一つでも何かピンと来るモノがあれば、それほど嬉しいことはありません。
読書、しましょう。
【編集後記】
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