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日記

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柳流水の日記です。
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#読書

【日記】4/3-4/6

hosaka

 保坂和志になりたくて、狂った人が何人もいるように思う。あてずっぽうではなく、実際に数人は、目の前で見たと言っていいと思う。
 まず最初に出会った人は、もうあれは二十年近く前になると思う。創作を志す人が集まるウェブサイトの中でのことだった。そのサイトにはチャット機能があり、突然その人がやって来て、周りの人を罵倒しまわっていた、贔屓目に見ても、挑発的な発言を繰り返していた。
 誰もい

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【日記】夢

 休日。朝起きて、午前中は必要な家事を済ませたり読書したり調子が良かったのだが、昼にラーメンとビールを頂いたのが良くなかった。昼寝してしまって、起きたら四時だった。実家を大幅にリフォームする夢を見た。現実に、兄が建築家をしているので、その兄が設計してくれたという筋。現実とはかけ離れた広さで、母と兄、自分で一フロアずつ使っているという、なんとも恥ずかしいくらい願望充足的な空間だった。本棚がそのホール

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【日記】読書その他の時間管理

 これまた前にもやったことがあることで改めて始めるのだが、読書がどうしても一定時間集中して出来ないので、しっかり時間を計ってやることにした。
 正確に言うと、読書と語学と楽器それぞれの学習時間を確保するというのをやるのである。
 最初に試みたのは忘れもしないが高校卒業後に大学に入ることも出来ず(留年とかでもなく完全に諦めた)就職も出来ずに要はニートであった時代に、読書をその時期にできる最大限の時間

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【日記】本を読む、誓い

 何度目かわからないけれども、また、読書への態度形成を改めようと思っている。
 といっても、どう改めるのか、具体的に考えているわけではない。
 とにかく、目の前に積まれている、読む必要があると判断した本について、さらに精査したうえでもいいので、読み切りたいと考えている。
 本は、一部だけ読んでいたら良いというものでは、当然ない。ある程度でもいいので、一つの塊として、頭の中に残しておかなければ意味が

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【日記】本を読み始めた。

 本日まで資格取得の勉強をしていて、それがついに終わった。解放感に打ちひしがれて、嫁と一日中遊んでいた。明日から仕事がある。そんなことはどうでもいいくらい解放された感じがある。本も読んだ。飯も食った。
 遠山啓『無限と連続』という本を、柄谷行人の案内で読んだ。軽く触れていたくらいのものだった。だいたいは、すでにどこかで読んで知っていた内容だった。特に無限の濃度についてや、トポロジーなんかは、もう嫌

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復活?

 ご無沙汰しています、柳流水です。
 またしばらくの間休止していましたが、それというのも資格試験があったので、ここに何か文を載せる余裕がなかったからなのですが、それも明日で終わるので、また再開するかもしれません。あんまり考えてないけど。
 読書も全く休止していたのですが、読み始めれば、自然と、書きたいことも出てくるかもしれない。

【読書録】ミシェル・レリス『成熟の年齢』1

 最近、本を読む機運が高まっている。昨日書いたことと真逆だが、一昨日あたりにある経験があって、前と同じようにどんどん読んでいく読書を再開しよう、広い目で見たら、十幾年前から、本を読むことを途絶えさせたことはないのだが、それでもここ数ヶ月、これほど読まなかったこともなくて、また自分の気分も変えたいし、そもそもルーツに触れるような読書を……ともかく、本を集中的に読むことを再開して、その第一歩にしたのが

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【日記】江川隆男『残酷と無能力』を読み始める

 残酷と無能力について論じている本である。これらの概念の出所は、スピノザと、アルトーと、ドゥルーズである。ドゥルーズは、スピノザとアルトーについて論じている。江川隆男は、今のところ読みが間違っていなければ、ドゥルーズをさらに超え出ようとしている。ドゥルーズも、結局は土地、大地に縛られていたではないか。なんてことを。しかし、そんなむごい扱いをしなければ、新しい概念というのは得られないのかもしれない。

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【日記】ベルクソンとおいもグラフィー

 面白い連想。かつてあったインターネットラジオ番組「ポアロのあと何分あるの?」内のコーナー、ポアロBBSにおいて、イギリス超特急という、その番組専属みたいになってて番組の流れに噛んでもいるハガキ職人が送っていたラジオドラマの脚本みたいなシリーズがあって、「アストロ怪奇調査隊 ファッソリファイル」というのだが、X-ファイルのように、調査隊が都市伝説の正体を科学的に暴こうとして、結局超常的な力に圧倒さ

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【日記】文字が消える

 ここしばらく、というとたぶん電子的に日記を書くことになった今年の九月からだが、主にキーボードでしか文章を書いておらず、もともと自分でも信じられない量、手書きで文章を残していたのだが、その習慣が変わったので、文字を忘れ始めている。
 そして、そのパソコンのうちでも、かな入力をメインで練習しているものだから、ローマ字入力も、忘れつつある、こちらのほうは、完全に忘れたというほどでもないが、入力ミスが明

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【日記】昨月読んだ本、見た映画

 昨月読んだ本は二冊だった。西谷修の『ニューノーマルな世界の哲学講義』、入門的内容で、かなり読みやすかった。あと、サドの『閨房哲学』、こちらも後半は読み飛ばしており、ちゃんと読んだとは言えない。
 つまり、まともに読書したと言い張る自信はない。そんなこと、言い張らなくてもいいのだが。
 しかし、サドを読んだこと(読みかけた、という方が正解だ)は、自分のなかでは、普段にない趣味の本を読んだ気がしてお

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【日記】生ジョッキ缶

 読書録と書いているけれども、実は今月、まだ読み終われた本がない。悪い癖で、途中で投げ出してしまう。何とか読み終われそうな本はある。モニターを買い換えたから、映像を見る時間が増えたんだろうか。しかしモニターも、もとはといえば文芸活動の為に買ったものだった。フロイトだのと言っているけれども、最近バカみたいな夢しか見ないので自己分析のようなこともできない。先日、お弁当を食べ終われない夢を見たと嫁に言っ

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【日記】読書録

 今日、ロベール・パンジェの『パッサカリア』を読み終えた。
 今日は、あえて、読書を時間を区切って何ページ読めるかと計りながら読むことをした。本来ならそういう読み方はしない。しかし、今日の方が、普段の休日の読書量より多く読めた。
 『貧困の哲学』と、同時に読んでいたけれども、明らかに文体の濃度が違う。『パッサカリア』の方が理解に時間がかかった、感触だったのだが、実際に計ってみると、読む時間は、ほと

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