【日記】夢
休日。朝起きて、午前中は必要な家事を済ませたり読書したり調子が良かったのだが、昼にラーメンとビールを頂いたのが良くなかった。昼寝してしまって、起きたら四時だった。実家を大幅にリフォームする夢を見た。現実に、兄が建築家をしているので、その兄が設計してくれたという筋。現実とはかけ離れた広さで、母と兄、自分で一フロアずつ使っているという、なんとも恥ずかしいくらい願望充足的な空間だった。本棚がそのホールみたいな家の半分を占めていた。母が、本棚に飲み物ホルダーが欲しいというので、それも兄は叶えていた。
起きてしばらく、その家は夢だったけれども、現実には実家にまだいる……という思い込みが働いていて、いやいや、今の借家だと二重に気がついて不思議な感覚だった。夢の空間は、今までにないくらい幸福感に包まれていて、それだけに、今の家に戻った時の寂寥感がすさまじかった。
が、今はこの空間を幸福にすることを、現実に戻って、続けなければいけない。