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せんべい王子の未来を発明する日々

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2018年8月の記事一覧

<経営の話 動的平衡>

<経営の話 028>
「お金を腐らせないぐるぐる回り続ける循環型の経済を
お店の周りで形成していければと思っている。」
と前回書いた。

福岡伸一先生の動的平衡という考え方にも影響を受けている。
「生命は機械ではない。生命は流れだ。」
   〜ルドルフ・シェーンハイマー〜

動的平衡(木楽舎)より引用
『可変的でサスティナブルを特徴とする生命というシステムは、その物質的構造基盤、つまり構造分子その

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<経営の話 六日知らず>

<経営の話 027>
「ケチというのは出すと離すは絶対にやらない。
懐から手も出さない。息も出さない。
吸うばっかりで出さないと苦しいから少しだけ出してやる。」
志ん生の傑作ギャグ。

京都の和菓子屋さんの友人と話してて首の骨折れるくらい頷いたのが
「ケチになりたくない」という言葉。
売上や利益がなくてあかんのはケチになってしまうこと。
必要なとき必要なものに必要な金額を出そうとしなくなるのが一番

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<経営の話 テッテ的>

<経営の話 026>
承前)もう一つの問いは
売上減っても潰れないようにしておくにはどうしたら良いのか?
具体的な方法論です。
内部留保を増やせば安心?
どれだけ溜め込んでもマイナスがデカけりゃあっと言う間に消え去ります。
延命期間が伸びるだけ。
これはとにかく売り物を確保すること。
(そればっかりやなw)
田中屋にとっては職人の確保、技術の伝承、商品開発力の育成
お客さんとの関係性、原材料の確保

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<経営の話 ストレスを吹っ飛ばせ>

<経営の話 025>
承前)
売上が減って一番きついこと。
それは現実問題としてお金がないことではなく
そのために精神的に参ってくることだと思います。(個人差あり)
不安で息ができなくなってくる。押し潰されそうになる。
そうすると適切な解決策も出てこなくなってくる。

どうしたらそれに耐えられるか?
少しでも耐えられるようにするか?
が次の問いになる。
一つは自分が納得してやってることで商売するこ

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<経営の話 問いは続くよどこまでも>

<経営の話 024>
いつまでたってもダメな私だけど
これはまあまあやれるなってことも少しはある。
課題に対してずっと考え続けられる力は人よりあるとは思う。
それこそ飽きない(商い)でやれる。
問題解決のためのアイデアはそこそこある方だろう。
何より問いを立てることが好きだ。

18年前に立てた問いは今でも答えが見つからず
ずっとずっと考え、答えを探し続けている。
その問いは
「どうしたら売上が下

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<経営の話 いつまでたってもダメな私ね>

<経営の話 023>
なんか偉そうなことばっかり書いとるんで
田中屋はよっぽどしっかりした経営者なんやろなと
思われるかもしれませんが、そんなこたぁごじゃいません。

出社時間は気分次第だし、ルーティンワーク苦手だし、
ミスは多いし、忘れることばっかだし、身の回りは片付かないし、
その日やる仕事はその場任せ(計画的にやることもある)。

なるべく現場にはずっといないようにしてる。
従業員さんたちか

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<経営の話 DIY安い?>

<経営の話 022>
DIYブームだ。自分で作れば安い。
マルシェなんかのお菓子もお店顔負けの商品が出てくる時代。
面白い!こういうのワクワクする。
一方、従業員雇ってお給料払ってる私らからすると
設備費、メンテナンス費、手間賃、いろいろ考えたら
絶対にアウトソーシングの方が安い。
プロに任せた方が質も良いし、安上がりだ。

みそせんべいの自社製造を増やしていった話は前にした。
その当時、自社製造

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<経営の話 サンサン資産お客さん>

<経営の話 021>
会社の資産とは何か?
人、お金、製造設備、土地建物、技術、経験の蓄積??

お盆だ。(資産ではないw)
たくさんの方がお出かけ、帰省され地元のお店でお買い物してくれる。
地元のお土産だって配って宣伝してくれるんだもん
有難いったらない。

お盆のよくある光景。
お孫さんまで3世代引き連れたおばあさんがご来店されて
「私の祖母が好きだったのよ」
そんなお話を伺うと
何代目の時な

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<経営の話 科学のそと>

<経営の話 020>
そうそう、まつほのキャラメル作ってくれてる
ケーキとパン職人の国枝くんに聞いてびっくりしたんですが
パンとか洋菓子ってものすごい科学的なのね。
水分量とか焼成温度とか時間とかいろいろ計算でできちゃうんだって。
製菓製パン理論すっげー!
それを一個一個研究していった人もすげー!!

煎餅の新製品作るときはそんなもんちっとも知らんから
とにかく自分が考えてる0と50と100を試し

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<経営の話 常識は疑え>

<経営の話 019>
一旦なくなってしまった技術なり製法なりを復活させるのは
めちゃめちゃ大変って話。に戻すっ

18年前うちにも一応せんべい焼ける人は3人ほどいましたが
その人たちはどら焼き作ったり、洗い物したり、配達してました(涙)
そこから焼いてもらえるように配置転換するのも大変でしたが、
それよりもただ焼ければ上手くいくってもんでもないんですね。

焼くのはスタート地点。
会社としての経験

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<経営の話 後継者の話になってまった>

<経営の話 018>
何十年ぶりに○○の味が復活
なんて記事をよく見かけますね。
素晴らしいことです。
復活された方の熱意と努力にはシャッポを脱ぎます。

田中屋せんべい総本家では一時期ほとんど煎餅の自社製造をしてませんでした。
祖父が育てた職人を独立させ、そこから煎餅を買うという仕組みを作って
親父もその仕組みを使って煎餅屋として営業していました。
それはそれで問題ないと思いますが、
というかむ

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think think think

あ、なんかこれまでずっと偉そうに書いてますが、
私は田舎のしがない小さな煎餅屋の跡取りで
業績だって全く儲かってない、ようやく潰れずになんとかなってるという
世に言うV字回復とか奇跡の経営とかいい会社でもなんでもない
変わったおっさんの戯言ですw
こうすれば儲かるなんて間違っても言えません。
こうすると潰れそうになって、私はこうやって危機を脱出した
ダイハードのthink think think

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<経営の話 10歩先の新しさ>

<経営の話 017>
前回の新しさとヒットを書いたことで2つの関連が
なんとなく見えてきました。
どんなにいいものでも斬新すぎたら売れません。
そもそも世の中になかったものって
相当の広告宣伝費かけて認知されないと受け入れられない。
(口コミだけで爆発的ヒットなんて言いますが
途中から大手メディアが必ず嗅ぎつけて乗っかってきます。)

だから売れるものと売れるものを組み合わせてとか
売れるような切

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<経営の話 ヒットを狙え>

<経営の話 016>
新商品とともにおっさんらが口うるさく言うのが
「ヒット商品」作らなあかん 耳タコ耳タコ
簡単にヒット商品できるんやったら誰も苦労なんかせんわい。

私が開発した新商品は全力でフルスイングして生み出したタネです。
無駄に手間と時間を存分にかけて作り上げた大事な大事な種です。
いきなり芽が出て花が咲くなんてことはありません。
大切に手入れして大きく育てるんです。
数打ちゃ当たるで

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