<経営の話 六日知らず>
<経営の話 027>
「ケチというのは出すと離すは絶対にやらない。
懐から手も出さない。息も出さない。
吸うばっかりで出さないと苦しいから少しだけ出してやる。」
志ん生の傑作ギャグ。
京都の和菓子屋さんの友人と話してて首の骨折れるくらい頷いたのが
「ケチになりたくない」という言葉。
売上や利益がなくてあかんのはケチになってしまうこと。
必要なとき必要なものに必要な金額を出そうとしなくなるのが一番嫌だと。
いいお店やなとか素敵なことやってるなと思う人はおしなべて
お金の使い方が素敵やなと思う。
私は高級車とか時計とかには興味がない。
できることなら顔の見える人が喜んでくれるようにお金を使いたい。
お店のもしものためにある程度キャッシュ持つことは大事だけど
それ以上はいらん。
どうせなら意味のあるお金を使いたい、使い方をしたい。
お金という無言の手紙を渡して、
そのメッセージが関わる人をより幸せにするように。
たくさん作って、たくさん売って、たくさん儲けて、たくさん貯めて
という経済活動とは別の
お金を腐らせない循環型の経済をお店の周りで形成していければと思っている。
ケチって少しだけ息を吐くのではなく、大きく吸って大きく吐く。
常にフレッシュでありたい。
これも一つの売上が減っても大丈夫な生き延び方だと考えている。
このエントリーを書くのに大きく影響を受けた本の紹介
「エンデの遺言 根源からお金を問うこと」(講談社+α文庫) 河邑 厚徳 https://www.amazon.co.jp/dp/4062814196/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_ge.HBb99ZSF18
本当に大切なことがいっぱい書いてあるので
きちんと読み直して、今こそ改めて問い直したいんだけど
なかなかできなくて、、、