<経営の話 10歩先の新しさ>

<経営の話 017>
前回の新しさとヒットを書いたことで2つの関連が
なんとなく見えてきました。
どんなにいいものでも斬新すぎたら売れません。
そもそも世の中になかったものって
相当の広告宣伝費かけて認知されないと受け入れられない。
(口コミだけで爆発的ヒットなんて言いますが
途中から大手メディアが必ず嗅ぎつけて乗っかってきます。)

だから売れるものと売れるものを組み合わせてとか
売れるような切り口でとか、そういう新商品を工夫するんでしょう。

一番手っ取り早いヒット商品の作り方はよそで売れてる実績のあるものを
プロと消費者の非対称性を利用して自社の新製品って言えば簡単ぽんです!
コンサルとか入れたら、多分こういうこと言いそう。
なる早で現金化できて、苦労も失敗の可能性も少ないですもん。
それはそれでアリでしょうけど、私はやらないな。
そもそもそういう発想で商品開発してないし、
それで売れても面白くないから。
難しい問題を解くから面白いんであって、
答えが見えてる問題やって点数稼いで成績上げるとか
高校まで十分(いや八分目?)やったんで、
そういうの興味ないんですw

新しさの階層が上がるほど、認知されにくいし、伝わりにくいです。
わかりやすさは広まりやすさと比例すると思います。
まつほやミント煎餅を大垣だけで販売してたら、確実に廃盤に追い込まれてたでしょう。
ふるめんとなんかはどうやったら世間に認知されるのか1歩目さえ見えない商品。
新しさ、新しいものを表現する言葉や例えがなく、パッと説明してパッと理解してもらえないのです。
そのものを想像することさえ難しい。
そして、その前段階のものさえ見当たらない。
ですので、ふるめんとはクソ苦労して開発したレシピを公開しました。
クローズドにしておくよりオープンにして普及した方がいい。
それでも全く広がらないけど(涙)

1歩先行く新しさは10歩先行く新しさより広まりやすく、伝えやすいでしょう。
ヒットしたいなら1歩先。 
その分真似しやすさも上がりますので、ある意味その税金でもあります。
唯一無二であるなら10歩先w 売れませんが、、、

こうやって自己分析してみると
田中屋せんべいがどこに向かってるのか?
ますますわからなくなってきた。


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