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せんべい王子の未来を発明する日々

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2018年7月の記事一覧

<経営の話 少し長めの射程で考える事業継承04>

<経営の話 011>
お店ってのは個人の持ち物ではなくって「お預かりもの」
貸してくれてるのは創業からの代々ではなく
これから先の人たち。
未来の田中屋せんべい総本家に関わる人々。

継承って言うと、歴史とか伝統って言葉のイメージが強いので
のれん、土地、設備、人、金などの資産に気を取られすぎてしまう。
その資産を相続するのは過去からなんだけど、
その権利を行使させてくれるのは未来だと思っている。

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<経営の話 事業継承03>

<経営の話 010>
「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」
平重盛が親の清盛の愚行を止めようとして悩む有名な言葉
1000年も前から親子関係ってのは悩ましいのである。
詳しくはこちら
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20081122

全く孝行息子でない私でも両親とドンパチやるのはやっぱりキッツイ。
仕事とプライベートは別なのはわかるけ

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<経営の話 事業継承02>

<経営の話 009>
先代がチョー尊敬できる人で一々仰る通りでございます
って羨ましすぎる跡取りもいる。
って、側から見えても実際は色々あるもんで。
一筋縄ではいかんのが事業継承やと思う。
といっても先代と自分の方向性が一緒なら本当に素晴らしくって、
そこに無駄な労力かける必要ない。
それでもなお、仕事は奪い取らないといけないと思ってる。
譲ってもらうのは違うなと思う。

10年以上先代と完全に逆

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夢の横浜高島屋

飛騨高山展@横浜高島屋から帰還した。
今回もたくさんのお客様にお越し頂き心より御礼申し上げます。

15年くらい前、横浜高島屋の催事に出たくて出たくてしかたなかった。
同業者や物産系の人たちから横高(横浜高島屋の略)は
一番集客あって売上も桁違いだとさんざっぱら聞かされていた。
当たり前だけど、そう簡単に入らせてくれる場所ではない。
全国の名店がぞろぞろ列をなして待っているのだ。
何度も挨拶に行っ

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<経営の話 事業継承>

<経営の話 008>
親子間での事業継承というのは結構壮絶だと思う。
自分はそうだった。
某家具屋さんだったり、○福さんだったり、
そこまで大きくはならないけど
お家騒動的ゴシップネタにまでされちゃう
骨肉の争いにまで発展しかねない。
うちも実際に従業員がドン引くような大げんかを何度もした。
その点、我が家の場合は親父が偉かったと言うよりない。
地元の対外的なことをほとんどお願いしていたのだが、

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<経営の話 略してボンタナ>

<経営の話 007>
フリースタイルスキーのエアリアルでは、回転が足りないとき
タックと言って膝を抱えて回転力を上げる技術があります。
選手時代、ジャンプを失敗してコーチからタックタック
と声をかけられたのに空中で混乱して膝を抱えず
頭を抱えたことがある伝説のエアリアラー六代目です。
会社に入ってからはずっと頭抱えっぱなしな感じですが
直接の痛みがないので頭抱えてても、それなりに動けますw

親父

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<経営の話 ボンジュールタナカ>

<経営の話 006>
ボンジュールタナカ
私にとっては黒歴史を象徴する名前です。

昭和51年にその頃珍しかった国道沿いのロードサイド店舗として華々しくオープン。
西洋のお城風の外観、洋菓子とレストランの併設。
それはそれはモダンだったことでしょう。
大人になって会う地元の人からは
昔ボンジュールでお子様ランチ食べるのが大好きやった
とかなりの人から言われます。

ティラミスを地域で一番最初に作っ

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<経営の話 恩人たち>

<経営の話 005>
昨夜の投稿で私に会計とかそーいう類のことを上手く説明する能力がない
いや、きちんと説明できるほど理解が深まってないことが明らかになりました。
そもそも、自分のやって来たこと、考えてることを言語化しようと
書き始めたノート。
整理し直して書けるようにしてから、もう一回やったらよろしなw

さて、前出の優秀な税理士、どんな人物を想像しましたか?
百戦錬磨、どんな質問もズバッと解決

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<経営の話 幸運>

<経営の話 004>
読者の方から質問があったので急遽予定変更

利益の出ない田中屋せんべい総本家はなぜ潰れなかったのか?

最大の理由は「幸運」!
自分でもあの状態から良く生き延びたなと思いますww
今だから笑えるんだけどね

本当の本当の理由は、
「優秀な税理士と二人三脚でやって来たこと」
これに尽きる。
私自身も財務、会計、経営上必要な数字に関することは
税理士とそれなりに話せるように勉強し

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<経営の話 問題は今日の雨傘がない>

<経営の話 003>
親父の影響で中学生くらいから陽水を聴き始めた。
あと、落語。この2つは今でも好きだ!

さてさて、売上は下がる一方で、ごく近い将来一番の売り物である煎餅が作れなくなる
としたら、どうしますか??

売上は下がりまくっているので新規採用なんてもってのほか。
洋菓子やってた職人さんたちを説得し、少しずつ煎餅職人に引き込み
祖父が育てた職人さんに習い4人は確保。
高齢の職人さんたち

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<経営の話 黒歴史その1>

<経営の話 002>
なぜ「潰れなきゃ何やってもオッケー」と考えるようなったか。
と言う話。
完全な黒歴史だっw

私が実家である田中屋せんべい総本家に入社したのが2001年の春。
大学卒業後、2年間スキーの選手として専念させてもらって、
その後3年、名古屋の老舗和菓子店で製造の修行に入らせてもらった。
真面目だか不真面目だかわかんない生活を送って、
何となく実家の家業に入った。

27歳だった。

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<経営の話 潰れなきゃ何やってもオッケー!>

<経営の話 001>
こんな私でも一応社長なので経営について尋ねられることは多少ある。
「潰れなきゃ何やってもオッケー!」
とお答えする。
ふざけてると思われるかもしれないが本気だ。

一応、老舗と呼ばれるような部類の商売させてもらっているので
継続できるのが何より大事。
できるだけ良い形で次の代にタスキをつなぐ義務がある。

では、潰れないを考える前に「潰れる」とはどういうことかを考えたい。

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