<経営の話 潰れなきゃ何やってもオッケー!>

<経営の話 001>
こんな私でも一応社長なので経営について尋ねられることは多少ある。
「潰れなきゃ何やってもオッケー!」
とお答えする。
ふざけてると思われるかもしれないが本気だ。

一応、老舗と呼ばれるような部類の商売させてもらっているので
継続できるのが何より大事。
できるだけ良い形で次の代にタスキをつなぐ義務がある。

では、潰れないを考える前に「潰れる」とはどういうことかを考えたい。
どうなると潰れるのか?
結論から言うと
売るものがなくなったら潰れる
と考える。
会社経営的には「支払いが滞った時」が倒産。
だとすると利益があって、儲かっていれば潰れないように思える。
これが危険。
一時的な利益を出すために必要な経費を削減しちゃう。
それが続けば、利益は増えるがどんどん売り物がなくなってくる。
どんなに潤沢な資金を持っていても売るもんがなくなったら
時間の程度こそあれ、最終的に潰れる。

一番必要なのは売り物があること。
そして、それを作れる人がいること。
それを買ってくれる人がいること。

何が田中屋の売り物なのか?
そのために従業員にどんな仕事をしてもらうか?
どこでどうやってどんなお客さんとつながるのか?

どうやって利益を出すか?
何を
どうやって
どれくらい 作って
誰に
どこで
どうやって 
買ってもらうか?
そうして生まれた利益をどう使うのか?

とにかく、それを真剣に考え続けること。
試行錯誤しながら見つけていくこと。
それを潰れない範囲でいろいろチャレンジすること。
新商品を考え出すより、よっぽど難しい課題です。
私にとってはこれを見つけることが
社長の一番の仕事なんじゃないかと思っています。

かく言う私もまだ見つからなくて苦労しています。

次回はなぜ私がこう考えるようになったのかお話します。

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