マガジンのカバー画像

読書記録

43
運営しているクリエイター

#読書感想文

読書記録40 目の見えない白鳥さんと…

読書記録40 目の見えない白鳥さんと…

『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』著者:川内有緒さん

【埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2021】の第8位にも選ばれている本です。

それが紹介されているペーパーに、著者の川内さんのコメントが掲載されていたので紹介します。

「目の見えない…」ということは、見える人が対話をする中で、見たものをイメージして楽しむのかな?と思って読み始めました。
そのような見かたもしていましたが、見

もっとみる
読書記録39 繊細と鈍感

読書記録39 繊細と鈍感

『繊細な人 鈍感な人 無神経なひと言に振り回されない40の考え方』著者:五百田達成さん

可愛らしいタッチの4コマ漫画と、わかりやすい文章で、手軽に読むことができる本です。

人との関わりの中で、言葉の受け取り方、捉え方をプラスにする技術を知ることができました。
ちょっと気になったところを確認しながら、生活にいかせると思います。

自分がつい使ってしまう表現にも改めて気をつけようと思えます。
自分

もっとみる
読書記録38 おしまいのデート

読書記録38 おしまいのデート

『おしまいのデート』作者:瀬尾まいこさん

タイトルからすこし寂しい感じがしたので避けていたのですが、今なら楽しめるかも?と感じて、ようやく読めました。

「デート」がテーマの短編集でした。

寂しさを少し感じながらも、読み終えたら清々しい気持ちになれました。

どのお話も心があたたかくなりました。

特に、元教師と元教え子の話と、男子高校生の話がお気に入りです。

元教師と元教え子の話は、なんと

もっとみる
読書記録37 自分の守り方

読書記録37 自分の守り方

『しんどい時の自分の守り方 10代から知っておきたいメンタルケア』著者:増田史さん(精神科医・医学博士)

「10代から」の文字に惹かれて手に取りました。
最近、子ども向けに書かれたメンタルケアの本が増えているように感じます。
子どもが自分で自分を守る技術を本から学ぶ機会が増えているのが喜ばしいと感じる反面、そうせざるを得ない世の中であることが悲しくもあります。
著者の増田さんも様々な悩みを抱えな

もっとみる
読書記録36 アート思考

読書記録36 アート思考

『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』著者:末永幸歩さん 解説:佐宗邦威さん

今日はこれです。

話題になった時に購入して読み切っていなかったのを思い出して読んでみました。

全体的に読みやすくて良かったです。

授業をしていた頃に自分が大切にしていたものと似ている内容がたくさん出てきたので、自分の考え方も悪いものではなかったのかな、と少し自信になりました。

最近大切にされて

もっとみる
読書記録35 なぜ僕らは働くのか

読書記録35 なぜ僕らは働くのか

『なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』監修:池上彰さん

先日おすすめしていただいたのでさっそく読みました。

発売当初から気になっていたので、今回読むことができてよかったです。

学ぶことや感じることが多くて、とても励みになりました。

作品の主人公は中学生の男の子。

ですから、読者の対象も中高生なのかな…と思いきや、むしろまずは大人が読みましょうよ!と言いたくなる

もっとみる

読書記録34 春、戻る

『春、戻る』作者:瀬尾まいこさん

主人公さくらの結婚間近に、さくらの兄を名乗る歳下の男性が登場。
彼の正体は…?
さくらにも何やら過去に閉じ込めた何かがある…?

作品の始まりから不思議な雰囲気で、少し読んだら続きが気になって気になって…気づいたら一気に読んでしまいました。

ラストの方はきちんと謎も明かされますし、その内容にも心があたたまりました。

『ま、予想どおりに行かなくたって、さくらが

もっとみる
読書記録33 月曜日の抹茶カフェ

読書記録33 月曜日の抹茶カフェ

『月曜日の抹茶カフェ』作者:青山美智子さん

この縁は、きっと宝物になる

東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒されるストーリー

人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している。あなたも、きっとー

思わぬ出逢いから人生はもっと豊かになる、一杯の抹茶から始まる物語

『木曜日にはココアを』の続編、ついに読み終わりました。11月も中旬ですが、まだ外で過ごすのも気持ちの良いお天気だったので、久しぶりに

もっとみる

読書記録32 告白

『告白』作者:湊かなえさん

今朝のNHKあさイチに湊かなえさんが出演されていて、人としてとても興味をもったので、勢いにのってデビュー作の『告白』を読みました。

おそらく映画を少し観たことがあったのですが、内容が結構こわい感じだったのできちんとみたことはありませんでした。

読んでみて、恐怖も感じつつ、すごいな…と感心してしまいました。

色々と考えさせられる作品だとも思いました。

とてつもな

もっとみる
読書記録31 APD

読書記録31 APD

『マンガでわかるAPD 聴覚情報処理障害』

著者:阪本 浩一さん

APDとはこんな症状です 聴力検査では異常が認められません。音や声そのものは聞こえますが、状況によって音声を言葉として聞き取れないことがあります。この症状を、日本語では聴覚情報処理障害といい、Auditory Processing Disorderを略してAPDと呼ばれています。 ほかの人は気にならない程度の雑音や、複数の人が同

もっとみる
読書記録30 繊細さんの幸せリスト

読書記録30 繊細さんの幸せリスト

『今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト』

著者:HSP専門カウンセラー 武田友紀さん

以前にもHSPに関する本は色々と読んできました。

自分は違うのかな?と思いつつ、読んでみると私のために書かれていることなのでは!?と思う部分も多いので、HSPというワードを見つけると積極的に読むようにしています。

この本は、6章にわたってどんなことが繊細さんにとっての幸せになり得るの

もっとみる

読書記録29 幸福な食卓

『幸福な食卓』作者:瀬尾まいこさん

佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて…。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。

Amazonより

タイトルからポジティブな印象を受けましたが、内容は結構凄ま

もっとみる

読書記録28 卵の緒

『卵の緒』作者:瀬尾まいこさん

瀬尾まいこさんの作品にハマり始めた私は、やっぱりこれは読んでおかなきゃいけないでしょう!と思い、図書館に行って一気に読みました。

1冊に2作、『卵の緒』と『7's blood』が収録されています。

どちらも、この方が描く一筋縄ではいかない家族の愛の物語の原点なのかなと考えると、納得だなと感じます。

親子、きょうだい、恋愛…形は違えど、深いところで繋がっている

もっとみる
読書記録26 HSPかも

読書記録26 HSPかも

『HSPとグレーゾーンな人たち 「私、HSPかもしれない…」と思ったら読む本』著者:高田 明和さん

本の内容はタイトルの通りです。自分はHSPかもしれないと思っている人ならば、何かしら得るものがあると感じました。

また、HSPかもしれないと思っていなくても「自分は落ち込みやすい」とか、「気分屋な人に振り回されて苦労している」という人にも学びの多い一冊だと思います。

読み終えて…

・「落ち込

もっとみる