読書記録29 幸福な食卓

『幸福な食卓』作者:瀬尾まいこさん


佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて…。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。

Amazonより

タイトルからポジティブな印象を受けましたが、内容は結構凄まじかったです。結構好き嫌いがはっきりする作品だと思います。

私は、嫌いではないけれど、気持ちが元気な時に出会いたい作品でした。最近ちょっと落ち込んでいる時なのでタイミングを間違えたような気がします。

とはいえ、家族のありがたみというか、自分はなんだかんだ家族に守られて生きているのかなと考えるために立ち止まることができる作品ではあったかなと思います。

途中、家族ではない、兄の恋人が登場します。この家族はだいぶこの人物に救われているなと思います。家族が家族だけではどうにもならない時、こうして救いの存在があらわれるのはありがたいことですね。

人は気づかないうちに誰かに救われているし、自分も誰かを救っているかもしれない。そんなことを表現する作品は最近とても多いですが、この作品もそれを強くうったえてきているように感じます。

自分がそうやって受け取ろうとして読んだからでしょうか。人間て自分が受け取りたいものを受け取るようなところがあるらしいですからね…。

誰かに救われたいのか、誰かを救えるような人になりたいのか…日々、いろんなことを考えてしまいます。

この作品、映像化されていたのですね。知りませんでした。

少し今よりも元気になったら観てみようかな、と思います。


最近の悩みは、体調(動悸?不整脈っぽいもの?)に対する不安、彼との関係です。仕事に対しては不安がないのは、お休みしているからでしょう。もうすぐ4週間の訓練がありますが、体調が悪化しないかという不安以外は特に気になることはありません。前回の訓練でだいぶ自信がついたこと、周りの人に優しくしていただいたからだと思います。ありがたいことです。

彼との関係は、なんだか自分が勝手に悩んでいるだけのような気もしていますが、結局自分の体調が安定しないことで迷惑をかけているなという申し訳なさが抜けません。

結局こういう自分を責めるような考え方はうつの症状なのでしょうか。特にそういう要素がなくても考えるようなことなのでしょうか。

なんだかふとした時に不安がよぎります。時間を持て余しているということかもしれません。でも動きすぎると疲れる…難しいです。

なんだかちまちま愚痴を吐き出しています。すみません。

ありがとうございました。ぽくこ



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