マガジンのカバー画像

意思決定基準たち

326
仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
運営しているクリエイター

2021年12月の記事一覧

正しい意思決定をするための「心の物差し」

正しい意思決定をするための「心の物差し」

「Integrity」を「真摯さ」と訳したのは、
ドラッカーの著作の大半を翻訳された
故・上田惇生先生である。
英語の言葉そのものも、なかなかなじみの
ない単語である上、充てられた訳語も、
日本人が普段頻繁に使う言葉ではないため、
その意味するところを理解する人はかなり
少ないような気がしている。

しかしながら、この「Integrity」あるいは
「真摯さ」は、ビジネスパーソンとして
極めて重要

もっとみる
マネジメントと音楽

マネジメントと音楽

昨日、「体系的廃棄」が主題だった
渋澤ドラッカー研究会のイベントに
参加した。

廃棄の話は、ごく簡単に要約すれば、
新しいことを始める前に、まずは
今やっていることから不要なものを
廃棄することから始めよう、という
ところに尽きる

組織も個人も、ついついあれもこれもと
欲張ってしまい、結局どれも中途半端に
なりがち。
「選択と集中」よろしく、まずは廃棄で
選択すべきもののみを残し、それらに

もっとみる
まずは棄てよう!

まずは棄てよう!

興奮冷めやらない。
オンラインとリアルとでは、
やはり受け取ることのできる
情報量が違いすぎる。
それをヒシヒシと感じた今日の午後。

渋谷QWS(キューズ)で行われた、
「知の温泉」企画。
「渋澤ドラッカー研究会」の
リアルイベントに参加させてもらった
率直な感想である。

2年越しで初のリアル対面となった
ドラッカー研究者の井坂康志さんを
始め、主催側も、参加者側も、みな
素晴らしい方々ばかり

もっとみる
どこから見るかで大違い

どこから見るかで大違い

久々の、本当に久々の出張。
新幹線に乗って、大阪へ。

進行方向右側の座席を予約し、
PCの充電を確保。
それは同時に、富士山の特等席
をも意味する。

今日の午前は雲一つない快晴。
素晴らしい姿を拝むことができ、
それだけで幸せな気分に。

冒頭の写真は、三島市の辺り。
これが、富士市まで入ってくると
こんな感じになる。

右肩が盛り上がっているのが
分かるだろう。
これは宝永山。
江戸時代(宝

もっとみる
良い思い込み、悪い思い込み

良い思い込み、悪い思い込み

一瞬「未来都市?!」と思うような
威容に驚いた。
よーく見ると、単なるマンションの
修繕なのだが、真っ黒な色に包まれて
なかなか迫力がある。

マンションの修繕を行うにあたっては、
建物の周りに足場を組んで、
そこに養生シートを張り巡らす。
これまで、白っぽい色のシートしか
見た記憶がないのだが、最近では
真っ黒のシートがかなり増えている
ようだ。

こちらのサイトにあった説明を読むと、
どうも白

もっとみる
環境問題に関する雑感

環境問題に関する雑感

帝国ホテルの客室から皇居方面を眺める
朝の光景。
ビルがたくさん見えるのは勿論だが、
緑が豊かなことに改めて驚く人も
多いかもしれない。

東京は、世界的に見ても「大都会」で
あることは疑いないところ。
にもかかわらず、ここまで緑が保たれて
いるのは、特筆に値するのではないか。

これには、日本の気候が大いに貢献
しているところだろう。
と同時に、日本人の歴史や民族性と
いったところによる部分も、

もっとみる
ラーメン屋で「蟻の一穴」を思う

ラーメン屋で「蟻の一穴」を思う

神保町というと、まず真っ先に思い浮かぶのは
「古本屋」の街であることだ。
学生だった30年近く前、先輩に教わってから
この街をウロウロすることが増えた。

「古本屋」以外には、「カレー」の街という
イメージもあるかもしれない。
事実、そんなイメージ資産を活用して、
「神田カレーグランプリ」
というものが開かれている。

神保町は、山手線の神田駅からはかなり
離れているものの、ギリギリ神田と
呼ばれ

もっとみる
光を当てて、強みを照らす

光を当てて、強みを照らす

白金台にある自然教育園の入口付近に
あるイチョウ並木が、見頃を迎えて
いる。
「プラチナ通り」にもイチョウ並木が
あり、そちらも美しい色合いになって
いた。

イチョウ並木と言えば、やはり神宮外苑
が最も美しい気がする。
今年はあいにく見ていないが、毎年この
時期になるとあの美しさを思い出す。

上記の写真を撮った際は、残念ながら
お天気は曇り。
イチョウ自体は何ら変わっていないのに、
これを晴れ

もっとみる