環境問題に関する雑感
帝国ホテルの客室から皇居方面を眺める
朝の光景。
ビルがたくさん見えるのは勿論だが、
緑が豊かなことに改めて驚く人も
多いかもしれない。
東京は、世界的に見ても「大都会」で
あることは疑いないところ。
にもかかわらず、ここまで緑が保たれて
いるのは、特筆に値するのではないか。
これには、日本の気候が大いに貢献
しているところだろう。
と同時に、日本人の歴史や民族性と
いったところによる部分も、決して
少なくないように思われる。
自然との共存。
昔から、日本では自然と共に生きる
姿勢を貫いてきた。
木にも、草にも、土にも、石にも、
更には雨や風といった自然現象にも、
神様が宿っていると考えて来た。
これに対し、いわゆる西欧文明は、
自然を征服するべきものと捉えて
来たというのはよく耳にする話。
ニュートンやデカルトなどの説いた
「二元論」による科学哲学が確立して
以降、自然と人間をハッキリと区別
するようになり、今に至っていると
いわれる。
お隣の国、中国も、自然を征服すべき
ものと捉えているように思われる。
日本や韓国に比べ、自然に従うよりも
自然を征服するような環境意識を強く
持っているという実証研究も存在して
いる。
また、砂漠化が激しく進行しており、
その原因の相当な部分が、自然を征服
しようとする人為的な側面にあると
考えることもできそうだ。
砂漠化は極めて大きな問題だと思う
のだが、それより何より、世間で
大きく取り上げられているのは、
地球温暖化問題だろう。
今年の8月、国連の気候変動に関する
政府間パネル(IPCC)で、初めて、
地球温暖化の原因が人間の活動による
ものとの認定がなされた。
国連が認めてしまったものを、
嘘だとか眉唾だとか一個人が騒いだ
ところで、何のインパクトもないと
思うので、言ってしまおう。
温暖化が進んでいるという話は、
大いに疑ってかかった方が良い。
確かに、気候変動は進んでいる。
以前に比べて、様々な自然災害の規模が
大きくなっているような印象が強いと
いうのも否めない。
温室効果ガスが増えることで、温暖化が
進んでいると言われると、それらしく
聞こえてしまうことも事実。
しかしながら、太陽活動との兼ね合い
で見たら、地球は寒冷化しているとの
主張をする科学者もいる。
温暖化の主張をする際に良く使われる
「南の島が海水面上昇で沈みそう!」
とか「氷河がどんどん溶けている!」
といった画像の類は、単なるイメージ
に過ぎず、実際の海水面上昇の根拠と
なるものでは決してない。
結局、温暖化を主張した方が儲かる
連中が、グルになってプロパガンダを
繰り返している、そのような可能性が
あることを明確に意識しておくべきだ
と思うのだ。
ハッキリとした根拠なく、このような
ことを書くと、「陰謀論」に過ぎない!
と切って捨てられそうだ。
しかし、そういう「陰謀論」で片付け
ようとする思考も、危険極まりない。
「思考停止」ワードの一つである。
丁寧に、事実を積み重ねていくことが
大切なのだが、メディアで流布される
情報は、事実と意見の区別がつきづらい
ことも多く、逆に、あえて区別を曖昧な
ままにして世論誘導を図っているリスク
も否定できない。
取り止めがなくなってきたので、
この辺で締めよう。
今日の要点を端的に言うとすれば、
・メディアは疑え
・事実と意見は峻別せよ
ということになるだろうか。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。