haha

「おやこのものがたり」 4歳の息子と2歳の娘の母です。北欧スウェーデンに暮らす普通の親子の日常を綴っています。

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「おやこのものがたり」 4歳の息子と2歳の娘の母です。北欧スウェーデンに暮らす普通の親子の日常を綴っています。

最近の記事

おしり

子を持つ親のほとんどが、我が子のおしりを愛でているでしょう。私もとことん愛でている。新生児の頃はまだ肉付きが甘く、ちょっと細長いのに、あれよあれよという間に丸くぷにぷにと成長していくおしり。 娘のおしりは大きい、と私は思う。対照の相手が息子だけなので、”息子よりは大きい”が正確なところではあるけれども。おしりが丸くぷにぷにし始めた頃に気付いた。ん?同じ頃の息子のおしりはこんなに丸くなかったなぁ、と。太ももも、同じ頃の息子と比べると肉付きがよく、大きなおしりととても良く釣り合

    • スケートデビュー

      スウェーデンで生活するようになって驚いたことはたくさんあるけれど、気候温暖な地で育った私には、雪や氷にまつわる北欧の冬の生活に驚かされると同時に感動もしてしまう。 私のスケートデビューは小学生の頃。学年は覚えていないけど、自宅からバスで40分かそこらで着く小さな遊園地にあったスケートリンクにて。夏はプールだった所にテントが張られ、冬はスケートリンクになっていた。何せ雪が降るのは数年に一度ぐらい、しかもほんのちょっとチラチラと降るぐらいの土地なので、スケートとは無縁。スケート

      • ひとり+ふたり

        月曜日、子供らは元気に幼稚園に行った。二人とも幼稚園が大好きで、有り難いことに「行きたくない」と泣き叫んだりしがみつかれた事がない。毎朝、教室に走って入っていく。ほんとに、有り難い。 2021年、時はコロナ禍。今、幼稚園に通えるのは完全に「元気」な子供だけ。ちょっとでも風邪症状(咳や鼻水)があったらお休みしなければいけない。朝元気に登園しても、風邪症状が出てきたら電話がかかって来て引き取りに行かなければならない。そして、症状が治まってから48時間は自宅待機だ。これは厳しい・

        • 子どもの成長

          noteを書かなくなって半年ほど経ってしまったけれど、子どもたちは順調に成長し、母もそれなりに成長している。何故書かなくなってしまったのか、その理由はハッキリとしないのだけど、この半年、あー書きたいな、書こうかな、という思いはチラチラしていた。でも、疲れたな、が先行してしまって書かずにここまで来てしまった・・・ので、新しい年も明けたし、また少しずつ書いていこうと思います。 スウェーデンの学期始まりは8月。娘は8月に幼稚園へと通い始めた。1歳と少し。人に寄っては、預けるにはま

          言いたいことが言えない

          夏日が続くスウェーデン。風が吹いたり日陰にいると気持ちがいいけれど、日に直接当たるとじりじりと本当に焼けてしまいそうになる。こんな日でもそうでなくても、夏は湖にどぼーんするのがスウェーデン人。 サマーハウスにストックホルムに住む親戚たち遊びに来ていたので、1年ぶりに会いに行ってきた。息子より1歳年上の子がいるので、一緒に水遊びして丸一日遊んだ。親戚たちは1週間、サマーハウスに滞在することもあって、水遊びのおもちゃをたくさん持って来ていた。一方の私たちは大したおもちゃも持って

          言いたいことが言えない

          どんな夢?

          私の一番古い記憶は、2歳か3歳か、兄と一緒にお風呂場で遊んでいた場面。私の見た夢で一番古いもの・・・なんて覚えちゃいない。昨日見た夢でさえ覚えていないんだもの、仕方ない。度々寝言を言ったり夜泣きをしたりする息子が、その時どんな夢を見ていたのかを想像するのはちょっと面白い。車が大好きな(車に限らず、電車やバイク、とにかく車輪の付いているものなら大好き。旅行用のスーツケースとかね・・・)息子は、スウェーデン語でも日本語でも「くるま・・・くるま」と寝言を言ったのはもう数えきれない程

          どんな夢?

          夏休みです。

          もうすぐ夏至祭。夏至を前に日はどんどん延びて今じゃ夜中も真っ暗にはならない。暗い冬が長い北欧スウェーデンでは、太陽の光は国民の大好物。日が延びるにつれ、人々の心は浮かれ出す。そして浮かれ出した先に待っている夏休み。息子も夏休み。ただ、まだ本人は夏休みっていうのが何なのか理解できていないので、毎日お父さんお母さんと遊べるよ、と伝えてみたら、やったー!とかわいく喜んでいた。 ここのところ夏日が続いている。夏の太陽の日差しは、日本のそれよりも随分と強く感じられる。日なたに出ると、

          夏休みです。

          人生の初めて

          人間生きていればたくさんの「人生初」を経験する。その「初」を一番多く経験するのはやっぱり子ども。産まれ出て初めて呼吸をして、初めて泣いて、初めて抱かれて、初めて目を開けて・・・全ての物事がぜーんぶ「人生初」。 娘は今日、人生で初めて歩いた。子どもが初めて歩くのってドラマチックだよね。グラグラしながら2、3歩。本人は特に反応せず、尻餅ついてからまた立ち上がり2、3歩。娘は少し成長がゆっくりで、ハイハイを始めたのも随分遅かった。そこから立ち上がるまでものんびりで、幼稚園入園まで

          人生の初めて

          下の子の特権

          母は絶賛「下の子かわいくてたまらん症候群」。何をしても、どんな顔でもかわいくてたまらん。頭のてっぺんからつま先まで、かわいくてたまらん。どうしようもなくかわいい。もちろん、上の子もかわいい。これは大前提のお話。世の中の二人以上の子持ちのお母さんって、だいたい末っ子がかわいくてたまらん!と言ってる気がする。子持ちになる前は、こんな気持ちは想像もつかなかった。 私が思うに、一人目の初めての育児中、毎日毎秒かわいくてたまらなかった。かわいいかわいい、と我が子を愛でながら、気付くと

          下の子の特権

          母の悲しみ

          母は悲しかった。息子にこの気持ちはわかるまい・・・ 多くのお母さんたちもそうであるように、私も子どもが生まれてからは寝坊なんてさせてもらえないし、食事だっておトイレだってゆっくりさせてもらえないし、お化粧なんて数億光年の彼方に置き去りにされてる。それでも笑っていられるのは、子どもたちが目の前で泣き笑いしながら生きてるから。これが母目線の子育て。 一方で、お母さんじゃなきゃヤダ!の時期を抜けてしまった息子にとって、今や一緒にいたいのはお父さん。息子が一人で遊んでいるところへ

          母の悲しみ

          至福の時

          子育てをしていると、究極の話、毎秒が至福の時であるのだけれど、まぁ現実はそうでもない。人間だもの、仕方がない。それでも、私が胸を張って言える至福の時、それは娘と過ごす朝と夜の時間。 早朝、娘はだいたい5時から6時の間に起きる。家族4人同じ部屋で寝てるので、また寝ている息子と旦那の男チームを起こさないように、私は娘と一緒にリビングのソファでゴロゴロする。このゴロゴロが、至福!私とのゴロゴロは、大抵私の顔と娘の顔や頭がピタッとくっついているのだけど、その間何回も私の方に顔を向け

          至福の時

          語学学習のお手本くん。

          バイリンガル家庭の鉄則は、一親一言語だそう。我が家も一親一言語。私は子どもたちに日本語でしか話さない。周りがスウェーデン人だらけでも、私は基本日本語。そのお蔭で、息子は見事にバイリンガルとなった。今や、父とスウェーデン語で話した直後に、母に日本語でその内容を話してくれる同時通訳者。日本語に訳せない単語はそのままスウェーデン語で話すので、私は同じ内容を日本語で繰り返す。そうすると、すぐさま口に出して言うので、その単語を覚えてしまう。これには毎回びっくりさせられる。と同時に、語学

          語学学習のお手本くん。

          食べる

          母は毎日嬉しい悲鳴を上げている。息子も娘も、たくさんたくさん食べてくれるから。時々、えー!まぁだ食べるの???と呆れたように言ってしまうほど、二人は良く食べる。目を丸くして無我夢中で食べる姿は、愛おしいを通り越して、おい、落ち着け、と滑稽に見える。 娘はこの夏に、幼稚園に通い始める。その頃には自分でスプーンを持って食べれた方がいいな、と思い、今ちょっと訓練中。最初の2、3日はスプーンを握ってくれたので、そのスプーンにごはんを乗せてあげると、自分で口に運んで食べてくれた。さす

          食べる

          息子のこころ。

          イヤイヤ期は心の成長の証、とどこかで見聞きした。息子は一年ほど前、絶賛イヤイヤ期だったのだけど、季節が変わる頃には少し落ち着いていた。長い夏休みが終わって、再び ”いつもの生活” に戻ったら、少し様子の違うイヤイヤ期がやってきた。第二波だ。 第一波の頃は、何でもかんでも「ヤダ!」のわかりやすいイヤイヤ期だった。この時の第二波は、言葉が出る前に泣き叫んでしまう。何がしたいのか、何をして欲しいのか、と聞いても泣き叫ぶだけ。両手を口に押し込んで、ヨダレを垂らしながらの大泣き。母は

          息子のこころ。

          おしっこのにおい

          息子がパンツを履いて生活するようになって半年以上が経つけれど、未だに気付いたらズボンのおまたが濡れてる、ということはある。それも頻繁に。特にトレーニングというような事はしてないけれど、それが原因なのか、それともこの人の性格によるものなのか、真相は闇の中。とは言え、一応母として、毎日を共にしてきて感じるのは、これはこの人の性格だろうなぁ、ということ。 息子はひょうひょうとしているというか、何を言われてもどこ吹く風、な態度がよく見られる子ども。おまたが濡れていても平気で遊んでい

          おしっこのにおい

          ひいおばあちゃん

          ふと思い出した。日本にいるひいおばあちゃんが亡くなった時のこと。 息子はひいおばあちゃんに二度会っているけれど、覚えてはいないだろう。それでも、私は何度となくひいおばあちゃんの写真を見せているし、何度となくスカイプで話もしてきたので、この人がひいおばあちゃん、というのはわかっている。 ひいおばあちゃんは、とっても長生きをした。最期は病院で亡くなった。亡くなる数日前に、スカイプで顔を見せ合った。ひいおばあちゃんは酸素マスクをしていたので、息子はちょっと怖がった。これが息子が

          ひいおばあちゃん