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おしり

子を持つ親のほとんどが、我が子のおしりを愛でているでしょう。私もとことん愛でている。新生児の頃はまだ肉付きが甘く、ちょっと細長いのに、あれよあれよという間に丸くぷにぷにと成長していくおしり。

娘のおしりは大きい、と私は思う。対照の相手が息子だけなので、”息子よりは大きい”が正確なところではあるけれども。おしりが丸くぷにぷにし始めた頃に気付いた。ん?同じ頃の息子のおしりはこんなに丸くなかったなぁ、と。太ももも、同じ頃の息子と比べると肉付きがよく、大きなおしりととても良く釣り合っている。

私のおしりも、もれなく大きい。私は、大きく生まれて来たくせに身長が伸びず、横にばっか成長して、とよくからかわれてきた。横の成長は順調だったけれど、有り難いことに色んな節目に少しずつお肉とおさらばできてきた。最近では、ラッキーなことに出産で体重が落ちた。息子も娘も完全母乳だったからなのか、娘の出産後は何もせずとも2キロ体重が落ちた。これはほんとにラッキーで、ありがたい。

あれから2年。体重は出産前に戻った。それでも、着ている服は違和感なく着れてるし、特に自分の体について考えたりすることもない日々を送っていた。つい数日前まで。

が、

見てしまったのだ。自分の後ろ姿を・・・そして驚愕したのだ。自分のおしりの大きさに・・・!自分のおしりは大きいと自覚はしていたのに、実際の形、大きさを見てしまった時の衝撃よ・・・

息子は今、大人の持つスマホで写真を撮ることが大好き。やたらとシャッターを押している。後からテレビ画面が連続で写された写真やら、天井、息子の足、がらくたみたいな写真がわんさか発見される。その中にあったのだ、私のおしりが。その写真を見た時、こんなおばちゃん居たっけ?と本気で頭の中に「?」が浮かんだのだよ・・・情けない。はぁ、出産で体重が減ったことが分かった時、ぬか喜びをしたのがいけなかったんだろうか・・・いや、スウェーデンで暮らしていると服のサイズを見つけるのが難しく(皆さん大きいから)、一番小さなサイズでもブカブカすることも少なくはない、その環境が私を勘違いさせていたのかもしれない。

何はともあれ、私のおしりは大きいのだ。いや、自分の想像を超えた大きさなのだ。もちろん、垂れ下がってもいる。息子が嫌味なく教えてくれたこの事実。見過ごせない自分がいたのは、まだかわいく見られたい乙女心が残っている証拠、か。その乙女心に火がついた。母は今、ちょっと前に話題になった「30日間スクワットチャレンジ」にチャレンジ中だ!ほんのちょっとでも、変化してくれるなら有り難い!その思いで日々スクワットをしている。さぁ、30日後の私のおしり、どうなっているんだろう・・・

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