おしっこのにおい
息子がパンツを履いて生活するようになって半年以上が経つけれど、未だに気付いたらズボンのおまたが濡れてる、ということはある。それも頻繁に。特にトレーニングというような事はしてないけれど、それが原因なのか、それともこの人の性格によるものなのか、真相は闇の中。とは言え、一応母として、毎日を共にしてきて感じるのは、これはこの人の性格だろうなぁ、ということ。
息子はひょうひょうとしているというか、何を言われてもどこ吹く風、な態度がよく見られる子ども。おまたが濡れていても平気で遊んでいることもあるし、「あ、濡れちゃった」って冷静に報告してくることもある。その度に母は心の中でため息をつく。あーまたか、って。優しく声かけても、厳しく伝えても、母の言葉は息子に届いていないかのように空返事が返ってくるので、もうこれは、この人の中で自分で気付きが得られないと治まらないんだな、という結論に達している。
洗濯物入れの中には、おしっこに濡れたパンツとズボン、時には靴下がどんどん入っていく。新たに濡れたパンツとズボンを入れようとすると、ぷ~んとほのかにおしっこのにおいがする。このにおいがしなくなる日が、いつか、いつの日にかやって来るんだよね、その時になったらあーそんな事もあったな、って懐かしむんだろうなぁ、と思うものの、良く考えてみたら娘はまだおむつの子・・・息子のおしっこのにおいがしなくなったら次は娘のにおいか・・・
懐かしむ日は、気が遠くなるほど遥か向こうで手を振ってる・・・
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