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うつ病日記:罪と犯罪は全く違う

私の妻は長年うつ病です。

ここ最近、妻が寝込むことは全然ありませんでした。
しかし、この年末年始に久々に寝込んでしまいました(今は立ち上がりつつあります)。

最近は

  • 秋から冬に入るときの寒さ

  • 生理前後のPMDD

  • ケガや風邪(コロナ・インフルなど)による体の不調に対するストレス


が重なった時に落ちる傾向があります。

40台半ばなので、

更年期障害の入り口かも


と本人も言っています。

単純に年を取ったということもあるかもしれません。

ただ、今回の寝込みに関しては、

焦り・焦燥感が以前より断然薄いです。

以前は

職場復帰・社会復帰しなければならない

といった思いが強く、

パワハラに巻き込まれたことで落ちてしまったこともあり、

その時の希死念慮は本当にすさまじいものでした。

しかし、今の落ちる感じは、冬季鬱、生理鬱由来のように感じており、
希死念慮も、その当時のものよりかはかなり薄いです。

ただ、それでも

死にたい。。

と口走るときがあり、一瞬身構えてしまいますが、それでも

なるほど、死にたいと言いたいくらいツライんだね。


と共感すると、その希死念慮がスッと治まります。

まあ、そんな感じでずっと妻の希死念慮と対峙してきているせいか、

巷のイジメ自殺事件に関して色々考えるようになりました。



こういったイジメ自殺が起きる度に私も心が痛いです。

そして何よりも、教育委員会は

いじめと認定せず、イジメと自殺との関連は認められない

と公表してしまうことにもモヤっとさせられてしまいます。

ただ、妻の希死念慮と対峙し続けているうちに、

教育委員会が
「いじめを認定せず、イジメと自殺との関連は認められない」

という結論に至ってしまうのは、
実は(自己保身などを通り越して)人間精神の限界なのではないか、
とも考え始めています。

というのも、

「いじめられて辛いから自殺したい」

といった風な、

明確な因果関係を認識・公言しながら希死念慮を抱く人はいないからです。

私の妻の場合もそうでしたが、

当時、運悪くパラハラに遭遇してしまって、

そのパワハラ張本人に言いたいことも言えずに焦燥感が募り、

その果てに希死念慮に至っているように(私には)見えましたが、

よくよく思い返すと

パワハラを理由に自殺したい

といった明確な因果関係を、本人の口からは一切聞いていません

○○が憎い!○○にイジメられた!だから死にたい!

因果関係を叫べる時点で、憎む対象を明確に自覚できているので、
ある種の冷静さが保たれており、希死念慮には至らないのではないか。

私の言いたいニュアンスが伝わりますか?

そして、残念なことですが、私の妻の場合、

パワハラでうつ病が悪化したことは(私の目には)明らかだったのに、

誰もパワハラした人を裁こうとはしませんでした(しかも、そういったイジメ問題と真剣に対峙していると期待していたヨガ仏教界で経験しました)。

罪と犯罪は全く違う


ということをまざまざと見せつけられた経験です。