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透明感やカラフルさで夏を過ごしやすく。寒天が冷えているという楽しみ│七月の整腸習慣

今年もまた暑い夏が来ますね。夏に向けて最大の備えは水分補給ではないでしょうか。

その対策のひとつとして、夏は寒天を作っています。寒天は食物繊維が豊富な食材。作って冷蔵庫に常備しておくと、かなり役立つのです。

透明感が涼しさを感じさせてくれますし、腸活にもなります。そして、夏野菜や果物のカラフルさからも元気をもらえる気がしています。



1.やわらかいフルーツ寒天


透明カップで透明な寒天をやわらかめに作ります。食べるときにヨーグルトや果物をトッピングしました。

すいか、キウイ、ブルーベリー。
ヨーグルト、ミント。


この日は少しやわらかくしすぎて、ギリギリ形を保っていました。果物の重みで沈むかと思いましたが持ちこたえてくれてホッとしました。

スプーンですくって食べるゼリーみたいな寒天。包丁で切らなくて良いので、逆にラクかもしれないです。

暑い日に水のような寒天を食べて生き返るようでした。ミントの香りも加わって、さわやかです。


そして、やわらかい寒天だと逆に果物を沈ませることもできると気づきました。なんだか浮いてるみたいです。寒天の中で、さくらんぼのグラデーションが本当に綺麗でした。

さくらんぼ、ブルーベリー、ミント。

やわらかい寒天は、潤うという表現がピッタリな気がしました。あまり水分補給が得意ではない私に食べたいという気持ちを沸き起こしてくれる、そんな存在です。


《 整腸ポイント 》 

① 寒天✕果物✕ヨーグルト
水分、食物繊維、発酵、ビタミンC。整腸に有効とされる要素を、単体でなく複数とり入れ相乗効果を狙います。

② ビタミンC豊富な果物を生で食べる
水溶性であり、体内にとどめておくことが難しいビタミンC。暑い季節はビタミンやミネラルが不足しがちになるので、こまめな摂取が必要です。食べる直前に切って、急いで食べます。

③ キウイの栄養成分メモ(100gあたり)
 ・ビタミンC 69mg
 ・鉄     0.3mg
 ・食物繊維  2.5g




2.夏野菜の寒天


  オクラ寒天、玉子豆腐


この時期は特にオクラ寒天がオススメ。とっても綺麗で涼やかなんです。

作り方メモ

① オクラを茹でて薄い輪切りにする
② 小鍋に白だしと水、みじん切り生姜を加え、飲める程度に調整する
③ 粉寒天を振り入れ、よく混ぜる
④ ③を火にかけ沸騰させる
⑤ ①のオクラを耐熱容器に入れ、④を注ぐ

輪切りにすると星型になるのが
オクラの可愛さ。


そのまま食べても美味しいですが、玉子豆腐の上にのせると夏らしい一品になります。

好きな料理屋さんでこの組み合わせを食べて以来、真似するようになりました。

オクラは包丁で細かく刻み、寒天はスプーンでのせました。

クリーム色と緑の色合わせが綺麗。
キラキラして夏っぽいです。



  野菜スープ寒天、納豆丼


野菜スープを多めに作り、残った分を保存するときに寒天を加えました。いったん沸騰させて冷まし、タッパーに移して冷蔵庫へ。かために作ると包丁で切りやすいです。このときの野菜はズッキーニ、人参、玉ねぎ。

作り方メモ
・ズッキーニと人参はイチョウ切り
・玉ねぎは横半分に切ってから5ミリ幅に

夏野菜寒天を薄くスライスして、納豆丼にのせました。セロリ葉とイタリアンパセリを細切りにしてトッピング。温玉、ミニトマト、さくらんぼを添え、粉チーズやブラックペッパーをふりました。

緑と赤がカラフルな夏の納豆丼。
ハーブ三昧で香りが良いです!

食べるときに、すし酢を追いがけしても美味しいです。味変で少しサッパリします。

私はハーブが大好きで寒天にも入れたいのですが、家族はあんまり好きでないので断念。そういうときは、あとのせでひとり楽しんでいます。

《 整腸ポイント 》

① 寒天✕もち麦✕納豆✕夏野菜

② 多種類の食材から食物繊維を摂る
善玉菌のエサとなる食物繊維。穀類、海藻、野菜、豆類、果物など、いろんな食材から取り入れる習慣をつけておくと、いざという時の助けになります。

③ オクラの栄養成分メモ(100gあたり)
 ・カルシウム 90mg
 ・鉄     0.5mg
 ・食物繊維  5.2g
夏野菜の代表格オクラ。細かく刻めば刻むほどネバネバが増えて、食べやすくもなります。





3.涼しげ和スイーツ:水ようかん


夏は水ようかんが美味しい。分離しない水ようかんの作り方を発見してから、よく作るようになりました。ポイントは「こうじかす」を加えてかためること。自然なとろみがついて、小豆が沈殿しないみたいです。

米こうじを水に漬けておいた「こうじ水」は整腸にオススメな水分。飲んだあとの「こうじかす」も料理やスイーツなど様々に活用できます。



作り方
1.ゆで小豆に水と米こうじかすを加えて、やわらかくなるまで煮る
2.いったん冷まして粉寒天を加えて煮立たせ、ガラスの器に注いで冷ます
* 井村屋ゆで小豆を使いました

米こうじの食感がいいです。冷蔵庫で冷やすと、より一層おいしくなりました。

《 整腸ポイント 》

① 寒天✕小豆✕米こうじ
食物繊維を多く含む代表格の穀類、藻類、豆類。

② レジスタントスターチ
難消化性でんぷんのこと。ゆでた小豆を冷やすとレジスタントスターチが増えます。炭水化物の多い種類の豆類(大豆類以外)でも同様の効果を得られます。

③ ゆで小豆缶の栄養成分メモ(100gあたり)
 ・たんぱく質 4.4g
 ・鉄     1.3mg
 ・食物繊維  3.4g





❀ 食物繊維の摂取量は


腸内環境改善における最重要課題は食物繊維。
その摂取量は全世代で不足しているという現実があります。

腸活の話をしたいときに配布している
自作プリントの一部です。
棒グラフ…摂取量
折れ線グラフ…推奨量


けれども栄養や健康のこと以上に、「食べたい」とか「飲みたい」とか、そういう心境になることが、何よりも大切だと思うのです。それは「綺麗」とか「楽しい」とか前向きな感情から生まれてくることもあるのではないかと。

そして寒天を作り置いてあるということが、ひとつ心の安心となり、さらなる整腸に繋げようという気持ちを起こさせてくれました。

水分補給できて食物繊維も摂ることができる寒天。夏の整腸習慣として、寒天作りはまだまだ続きそうです。


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