透明感やカラフルさで夏を過ごしやすく。寒天が冷えているという楽しみ│七月の整腸習慣
今年もまた暑い夏が来ますね。夏に向けて最大の備えは水分補給ではないでしょうか。
その対策のひとつとして、夏は寒天を作っています。寒天は食物繊維が豊富な食材。作って冷蔵庫に常備しておくと、かなり役立つのです。
透明感が涼しさを感じさせてくれますし、腸活にもなります。そして、夏野菜や果物のカラフルさからも元気をもらえる気がしています。
1.やわらかいフルーツ寒天
透明カップで透明な寒天をやわらかめに作ります。食べるときにヨーグルトや果物をトッピングしました。
この日は少しやわらかくしすぎて、ギリギリ形を保っていました。果物の重みで沈むかと思いましたが持ちこたえてくれてホッとしました。
スプーンですくって食べるゼリーみたいな寒天。包丁で切らなくて良いので、逆にラクかもしれないです。
暑い日に水のような寒天を食べて生き返るようでした。ミントの香りも加わって、さわやかです。
そして、やわらかい寒天だと逆に果物を沈ませることもできると気づきました。なんだか浮いてるみたいです。寒天の中で、さくらんぼのグラデーションが本当に綺麗でした。
やわらかい寒天は、潤うという表現がピッタリな気がしました。あまり水分補給が得意ではない私に食べたいという気持ちを沸き起こしてくれる、そんな存在です。
2.夏野菜の寒天
オクラ寒天、玉子豆腐
この時期は特にオクラ寒天がオススメ。とっても綺麗で涼やかなんです。
そのまま食べても美味しいですが、玉子豆腐の上にのせると夏らしい一品になります。
好きな料理屋さんでこの組み合わせを食べて以来、真似するようになりました。
オクラは包丁で細かく刻み、寒天はスプーンでのせました。
野菜スープ寒天、納豆丼
野菜スープを多めに作り、残った分を保存するときに寒天を加えました。いったん沸騰させて冷まし、タッパーに移して冷蔵庫へ。かために作ると包丁で切りやすいです。このときの野菜はズッキーニ、人参、玉ねぎ。
夏野菜寒天を薄くスライスして、納豆丼にのせました。セロリ葉とイタリアンパセリを細切りにしてトッピング。温玉、ミニトマト、さくらんぼを添え、粉チーズやブラックペッパーをふりました。
食べるときに、すし酢を追いがけしても美味しいです。味変で少しサッパリします。
私はハーブが大好きで寒天にも入れたいのですが、家族はあんまり好きでないので断念。そういうときは、あとのせでひとり楽しんでいます。
3.涼しげ和スイーツ:水ようかん
夏は水ようかんが美味しい。分離しない水ようかんの作り方を発見してから、よく作るようになりました。ポイントは「こうじかす」を加えてかためること。自然なとろみがついて、小豆が沈殿しないみたいです。
米こうじを水に漬けておいた「こうじ水」は整腸にオススメな水分。飲んだあとの「こうじかす」も料理やスイーツなど様々に活用できます。
作り方
1.ゆで小豆に水と米こうじかすを加えて、やわらかくなるまで煮る
2.いったん冷まして粉寒天を加えて煮立たせ、ガラスの器に注いで冷ます
* 井村屋ゆで小豆を使いました
米こうじの食感がいいです。冷蔵庫で冷やすと、より一層おいしくなりました。
❀ 食物繊維の摂取量は
腸内環境改善における最重要課題は食物繊維。
その摂取量は全世代で不足しているという現実があります。
けれども栄養や健康のこと以上に、「食べたい」とか「飲みたい」とか、そういう心境になることが、何よりも大切だと思うのです。それは「綺麗」とか「楽しい」とか前向きな感情から生まれてくることもあるのではないかと。
そして寒天を作り置いてあるということが、ひとつ心の安心となり、さらなる整腸に繋げようという気持ちを起こさせてくれました。
水分補給できて食物繊維も摂ることができる寒天。夏の整腸習慣として、寒天作りはまだまだ続きそうです。
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