5月前半の弁当作りと昼食事情、高山なおみさんの「つながる料理本」
季節限定ですが弁当作りが続いています。けれど、しんどくならないように毎日ではありません。春に仕事が忙しくなる妹のために作っているので私が食べるのは味見程度。コンビニで調達してもらう日もあります。
そんな弁当作りと昼食事情の記録です。
1.小松菜の優秀っぷりは伝わりにくい
お弁当の彩り要員と言えばミニトマトやブロッコリーなど緑黄色野菜。けれど妹は彩りに無関心な上、好きな野菜に偏りがあります。いかに栄養があってもミニトマトもブロッコリーも興味がなく、小松菜も喜びません。
そんなときに秘策がありまして、それは妹の好きなバター味のごはんにすること。好物のスナップえんどうも混ぜ込みました。
混ぜバターごはん弁当。
玉ねぎと人参、ハムをみじん切りにする。小松菜は小口切りにする。スナップえんどうはレンジにかけてから輪切りにする。フライパンで野菜、ハムを炒める。バター、塩こしょうで味付けする。ごはんを加えて混ぜる。
自分のお昼は温麺にしました。
トッピングは、ひき肉炒めと温玉、ワカメ、茹でた小松菜、人参、玉ねぎ、青ネギ。
2.新作の肉巻きに盛り上がる
妹が肉巻きを食べたいと言い出しました。めんどくさそう…と思って聞き流していた数日後、雑誌でスナップえんどうの肉巻きのレシピを発見してきたのです。執念でしょうか。
頑張って巻いてもらいました。
肉巻き丼の弁当。
スナップえんどうは筋を取ってレンジ加熱(500W1分)。豚しゃぶしゃぶ肉で巻いて焼く。タレを絡める。冷めたら斜めに切る。
おかず① なすの煮物
おかず② ブリそぼろ入りオムレツ
卵を溶きほぐし、マヨネーズ、粉チーズ、牛乳で味つけ。なんとなくブリの臭み消しになるかなと。
自分のお昼はパスタ。
ガラッと気分を変えて、スパイスやハーブの効いたものを食べたくなりました。
麺類はラクなのですが、ひとりのときに量を多く感じることもあります。そんなとき重宝するのがショートパスタ。ゆで麺とか100gで束になった乾麺よりも細かい量の調整ができます。
作り方
1.ショートパスタと小松菜を茹でる。
2.皿にトマトジュース、豆乳、白だしを入れて混ぜ合わせ、レンジで温める。
3.ブリそぼろにトマトジュースとドライバジルを加えてレンジで温める。
4.湯切りしたパスタを2にうつし、3をのせる。
粉チーズ、ブラックペッパーをたっぷりふりかける。
自分の好きなものを好きな味で食べられるって素晴らしいです。自由を味わいました。
3.ハヤシでラクしたい
弁当生活に疲れた夜、ハヤシライスにしました。妹にはハヤシライス翌日の「おたのしみ」があります。それは炒めごはんにすること。
炒めごはん弁当。油を敷いたフライパンに冷ごはんとコーンを入れて炒めながらほぐす。ハヤシソースを加えて混ぜ合わせる。
全体にラップを敷いてくれたのは助かりました。
私のお昼はハヤシライス。ラクできました。
なぜ自分が食べもしない弁当を作らないといけないのか、我に返る日もあります。家族の為に弁当を作り続ける方を心底尊敬します。
4.しゃぶしゃぶ肉も頼りになる
あんまり考えたくないときに助かるのは焼肉弁当です。豚肉を玉ねぎや人参と一緒に炒め、蒲焼のタレと青ネギを散らしていました。
お昼は納豆丼。もち麦ごはんに弁当のおかず全部のせで、何となく豪華でした。
納豆丼をお茶漬けにすると後味が少しさっぱりするので気に入っています。私は食べるのが遅く冷めてしまうことが多いので、途中から出汁やスープをかけると最後まで温かく美味しく食べられます。
5.私の大好きな「つながる料理本」
料理本を読むことが好きなのですが、特に好きな分類があります。それは「保存食」。キーワードは「つながる」とか「活用」とか、いちど作って2度3度美味しいというところが好きなんだと思います。
料理家さんのリアルな食事記録を見るのも好きです。朝食日記とか弁当日記とか。コロナ禍で一気に増えたような気がします。どう「つなげて」いるのか垣間見えるのが参考になるんです。
高山なおみさんは鉄板。どの本も素晴らしいのですが、最近のお気に入りはこちら。
そして構成。朝・昼・夕ときて、夏・冬です。
375Pもあって、初めて手に取ったときは、その重たさに驚きました。
具体的な目次(長文)にもビックリします。
この本でよく出てくる「おたのしみ」という言葉が好きです。高山さんは料理を作って終わりでなく、次につながる美味しい食べ方を見つけているんです。忘れがちですが、こういうことを大切にしたい。
読んでいるだけでもう美味しそう。高山なおみさんの文章、好きなんです。もちろん写真もレシピも。飾らないのに絵になるところが凄いです。やってみたいと思う技とかアイデアが満載でした。
いつ読んでも、その時々で違った気づきがあります。今回は食べることの「たのしさ」を思い出させてくれました。