One Global

「One Global Note」はチェンジメーカーたちの生き方や活動、プロジェクトを紹介しています。 彼らが注目しているツールやプロジェクトにも焦点を当てています。

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最近の記事

ミッドライフクライシス?40代で初めて「働く」ことになった訳 ~社会に出る抵抗を克服した3年間 【中編】 アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.10

ミッドライフクライシスの「前編」では、シタール奏者だった私がある日突然何年も続けてきた楽器の練習ができなくなってしまった話を書きました。 音楽以外の仕事を何かやってみようと思った私は運送会社の夜間の配送センターで働き始めます。20代の時インドへの渡航費のために◯川急便の夜勤で働いたことがあるので、20年経ってまた同じ仕事をするのかと、自分に全く進歩がないような気がして正直惨めな気持ちになりました。 しかし自分のプライドを横に置いて社会に一歩出たことでいろいろな内面的な変化

    • 「八方美人」だった私が「人たらし」になるまで

      こどもの頃、母親から「あなたは八方美人ね」と言われたことがあります。 それも、一度や二度ではなかったような。。。 「美人」という響きから、当時はなんとなく褒め言葉として受け取っていました。 実のところは、冗談まじりの皮肉を言われていたのだ と理解したのは大人になってからの話です。 この記事を作成したチェンジメーカーについて 名前: けいすけ [One Global 共同代表] 略歴: 2015年からアイルランド在住、現在は現地のテック企業に勤務。 先天性の障害によ

      • イタリアで見たWWOOFから考える日本の農業と暮らし

        大豆は古くから日本の食生活に欠かせない食材の一つだ。味噌・醤油・豆腐・納豆など、日本には多様な大豆の食べ方が存在し、日本の食の基礎を担っていると言える。しかし、日本の大豆の自給率は6%程度である(農林水産省資料:大豆をめぐる事情)。大豆の輸入は半分以上がアメリカ、続いてカナダと、多くを北米に依存している。日本の多くの作物で自給率の低さが問題視されているが、特に昔からの日本の食生活の根本とも言えるお米や大豆といった作物を、自分の国で生産・調達できることは重要であり、私が現在農業

        • 結局のところ、米国と欧州どっちが過ごしやすいのか?いや日本?

          前述のとおり、わたしはアメリカ・ジョージア州・PeachtreeCityに3年、ドイツStuttgartに5年滞在していました。 息子二人と妻を引き連れた家族大移動の海外生活でしたが 「世界中のどこかでまた暮らすとしたら、どこが一番いいか?」 今でも家族の会話の中でこの論争になります。もちろん生活していた街の特徴やその時過ごしていた年齢にも依るので、一概に言えないのもあります。 ですが、観光ではなく実際に根を下ろし生活したからこそ見えてきた、その国の姿の表裏を多少は理

        • ミッドライフクライシス?40代で初めて「働く」ことになった訳 ~社会に出る抵抗を克服した3年間 【中編】 アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.10

        • 「八方美人」だった私が「人たらし」になるまで

        • イタリアで見たWWOOFから考える日本の農業と暮らし

        • 結局のところ、米国と欧州どっちが過ごしやすいのか?いや日本?

          ミッドライフクライシス?40代で初めて「働く」ことになった訳 【前編】 アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.9

          以前の記事の自己紹介でも書いていますが、私は40歳を過ぎるまでミュージシャンをやっていまして、今のようなビジネスの世界に足を踏み入れたのはつい最近、初めて会社員になったのは45歳を過ぎてからでした。 当時は明らかにミッドライフクライシスの渦中でした。 今回は自分に一体何が起きたのか、その時の心情や今考えていることを書いていこうと思います。 20年以上にわたって朝起きると、演奏していた楽器「シタール」のケースを開けて1~2時間練習するのが毎日の日課でほぼ欠かしたことがなか

          ミッドライフクライシス?40代で初めて「働く」ことになった訳 【前編】 アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.9

          カナダに暮らす先住民の今

          カナダと先住民の歴史カナダの地には多様な先住民が古くから暮らしていた。その土地にイギリスやフランスなどヨーロッパの人々が大西洋を渡って開拓をしにきて、現在のカナダが1867年に建国された。まだ建国から200年にも満たない新しい国カナダでは、今もなお決して少なくない数の先住民の人々がこの歴史的背景に起因する様々な課題を抱えている。ナイアガラの滝や国境を挟んでアメリカのニューヨーク州と隣り合うカナダのオンタリオ州トロントに滞在していた私は、カナダ先住民が今抱える課題を少しでも知る

          カナダに暮らす先住民の今

          パリのスクワット"59 revoli"から考察するフランスのアート文化

          初めて訪れる国の人々の暮らしや文化を知る良い方法の一つとして、ノンフィクション書籍をおすすめする。私が現在も活動をなるべくフォローしている作家・川内有緒さんの書いた「パリでメシを食う。」は、パリを訪問する前の私に、パリでの人々の暮らしや彼らの熱い想い・ドラマをたくさん伝えてくれた。その作品の中でも特に印象的に書かれている「スクワットとそこで活動するアーティストたち」は訪問前から私の興味を掻き立て、実際に訪れた後も印象に残っている。本記事ではその「スクワット」について紹介すると

          パリのスクワット"59 revoli"から考察するフランスのアート文化

          日本 vs. 海外:関係構築における時間とコストの違いとは? アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.8

          ここまで二つの記事でリモートワークからオフィスワークへの回帰、自分が経験したShopifyでのリモートワークについて考察して来ました。 今私は日本のスタートアップカンパニーにおいて、100名規模の社員、その中で10数名の新規プロジェクトチームで働いています。 働き方はいわゆるハイブリッド、オフィスには基本週3回出勤し2日がリモート勤務。お客様先に出向いたりもあるのでその辺は臨機応変に調整しています。 4年間フルリモートで働いた後のオフィス出社は結論から言うとめっちゃ楽し

          日本 vs. 海外:関係構築における時間とコストの違いとは? アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.8

          車椅子で41カ国旅した私にとって「バリアフリー」とは

          先週末、ドイツ人のある友人から質問を受けました。 無礼に聞こえたら申し訳ないし、気分を害するようだったら答えなくてもいいんだけど・・・ という前置き。 これは、私が大好物にしている枕詞(まくらことば)で、いまから私の障がい、または車椅子生活に関する質問が投げかけられることを意味します。 また、この前置きには 訊くのがはばかられる質問だけど、気になっている =興味・関心 けいすけだったら答えてくれるかもしれない =期待 のあらわれであり、私はいつもワクワクしながら

          車椅子で41カ国旅した私にとって「バリアフリー」とは

          ドイツ人は日本人より本当に生産性が高い?そのカラクリに迫る

          色んなところでドイツ人の生産性の高さは(日本人の効率の悪さの引き合いとして)至るところで論じられてます。 今回はドイツに5年間滞在し、ドイツ人と仕事をしてきた私がリアルに感じる見解をお話ししたいと思います。 ドイツ人の労働時間て?日本との国民性比較ではドイツ人は日本人に似て勤勉なんて言われたりしますが、労働時間においては、全くそんなことないです笑。 そもそもドイツは労働者は労働法によって厳密に保護されてます。 自ずとワークライフバランスが実現できるようになっており、家族

          ドイツ人は日本人より本当に生産性が高い?そのカラクリに迫る

          Shopifyが歩んだオフィスからリモートへの変遷とその影響 アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.7

          前回の記事に続いてリモートワークへの考察。今回は私が実際に体験したShopify でのリモートワークでの働き方について紹介したいと思います。 CEOの Tobias Lütke によって突如全社フルリモートがアナウンスされたのが2020年の3月。まだ世の中ではコロナが一体どういったものなのか、様子見の状態だったのでかなり迅速な意思決定だったと思います。 しかしもちろんスムースに運んだというわけではなく、家族がいるメンバーなどは家で仕事をするだけの十分なスペースが確保できな

          Shopifyが歩んだオフィスからリモートへの変遷とその影響 アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.7

          アート業界の問題について考察をおこなってみる。

          こんにちは、こんばんはZakiです。 以前私はイラストエンスというチームでアートビジネスに関わっていました。アートに関わる中で日本のアート業界の問題を私自身の経験を交えながら、これらの問題について考察します。 この記事を作成したチェンジメーカーについて 名前:Zaki[Initiative Member] 略歴:大手芸能事務所で新規事業開発を経験、その後IT業。 One Globalでの活動:One Global Note 1.アーティストのキャリア形成が整備されていない

          アート業界の問題について考察をおこなってみる。

          サンフランシスコで出会ったNoisebridgeの魅力

          2023年夏、私はシリコンバレーの今を知るべく、サンフランシスコへ一人旅をしていた。現地に滞在し、シリコンバレーで新しいものを生み出そうと活動する若者たち数人に出会い、共に過ごす日々はやはり刺激的で学びも多かった。ある日1人の友人が紹介してくれた ”Noisebridge” は中でも私の記憶に強く残っており、ぜひ本記事でその魅力を伝えたい。 Noisebridgeとは 間違いのないよう公式の説明を引用する。 訳:Noisebridgeは楽しいスペースで、共有・創作・コラボ

          サンフランシスコで出会ったNoisebridgeの魅力

          車椅子で海外移住した理由

          「これから海外移住してみたい、または興味がある」という人や「海外移住しました」という人はたくさんいると思います。 今回は、幼少期から車椅子で生活をしている私が、海外移住するに至った経緯について書きたいと思います。 この記事を作成したチェンジメーカーについて 名前: けいすけ [One Global 共同代表] 略歴: 2015年からアイルランド在住、現在は現地のテック企業に勤務。 先天性の障害によって幼少期から車椅子で生活。 海外移住について、よく聞く理由としては、

          車椅子で海外移住した理由

          続:web3にモヤモヤしている。

          こんにちは、こんばんわZakiです。 少し前にXで流れてきたmiinさんのスレッドを見ていると、最近感じていたweb3へモヤモヤした感情を捉えれた気がしました。 miinさんのスレッドに対して、思った事を綴る事で、これまでの私とweb3の関わり方や感じていた事の棚卸しになるのではと思い記事にしました。 本当はサクッとリプする感覚で考えていたのですが。。。 結構いろいろと長くなっていました。今回はその続きになります。 前回の内容は下記から この記事を作成したチェンジメー

          続:web3にモヤモヤしている。

          2024年6月バスク巡り アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.6

          ご褒美旅行の2カ国目はスペインバスク地方。 ロンドンのGatwick空港からスペインのビルバオへ。バスクにはとても興味があったので今回の旅のハイライトの一つ。およそ2時間のフライトで一人14000円。ビルバオの空港からは市内まで一本のバスで30分ほどで行けるのでとても便利。 中心部にあるAirBnBに宿泊。2泊で35000円。ベッドルームが4つある広いアパートでアメリカ人のカップルとシェアする感じだった。 ビルバオの中心地は表参道や銀座みたいなエリアでかなりシュッとして

          2024年6月バスク巡り アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.6