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続:web3にモヤモヤしている。
こんにちは、こんばんわZakiです。
少し前にXで流れてきたmiinさんのスレッドを見ていると、最近感じていたweb3へモヤモヤした感情を捉えれた気がしました。
miinさんのスレッドに対して、思った事を綴る事で、これまでの私とweb3の関わり方や感じていた事の棚卸しになるのではと思い記事にしました。
本当はサクッとリプする感覚で考えていたのですが。。。
結構いろいろと長くなっていました。今回はその続きになります。
前回の内容は下記から
この記事を作成したチェンジメーカーについて
名前:Zaki[Initiative Member]
略歴:大手芸能事務所で新規事業開発を経験、その後IT業。
One Globalでの活動:One Global Note
ブロックチェーンとコミュニティの関係
「コミニティが生まれた」というけど、新しい技術やカルチャーには、クリプトでなくても良質なコミニティは生まれる
— miin l 本体 (@DropMiin) September 18, 2024
AIでも、ニコニコ初期でも、脱出ゲームでもそう。情報感度が高い人が集まると良質なコミニティ派生まれる
それはNFTの利害関係でも、チェーンが繋ぐものでもなく幻想的で短命なもの
「One Global」を含めて幾つかのDAOやweb3を絡めたコミュニティの運営や立ち上げに参加してきました。
その多くはトークンを介した活動を行っていない。
やっているとしたら、トークンはオンライン、オフライン問わずイベントを行う際にNFTの配布するという流れが大半である。
ある程度の知識があれば「thirdweb」を利用すれば配布用のNFTを用意する事が出来ることが要因だと思わる。
ここで配布されるNFTの大半は将来ホルダーに対して、何かしらのリターンを渡す事が確約されているわけではなく、イベント参加者に対して、満足度向上の為に行されている。
本来トークンを介す理由は、信頼関係の様な、不透明な関係性を信用しないで済む事だと思っている。そして、トークンが保証する利害関係の方が透明性があり、公平である。そこを理解しておかなければ、コミュニティやDAOの多くは、短命になると思われる。
ブロックチェーンで見ていた夢
わたしがブロックチェーンで実現されて欲しかった未来
— miin l 本体 (@DropMiin) September 18, 2024
・既存の血筋や遺産の引き継ぎでの貨幣経済からの逆転
・裏取引や人脈など隠された社会ではなくオープンで衆人環視できる環境での勝負
・単純によいプロダクトが評価される忖度のない評価
・野生の天才がインターネットで陽の目をみる世界
2021年末に落合陽一が「今の資産を暗号通貨へ換金できるなら、逆転する事はない」「資産が山からトークンに変わるだけになる」的な事を言っていた。
ビットコインのETFされた等、この傾向は今後も変わらないのかと思われる。
多少影響があるとすれば、早くに暗号通貨を持っていた層がビットコインの価格上昇により、資産を増やす事が出来る位だろう。
また、「ブロックチェーン」で実現できる事の多くは、補助的な事であり、ブロックチェーン単体で解決出来る事が少ない事もあるのかもしれない。
分かりやすい例がNFTアートだろう。
NFTアートはブロックチェーンに刻んでいる主な内容(改竄できない内容)は取引内容とJSOデータである。
画像データはAWS等の他のサーバーに保存されており、JSONデータに記載されたURLを参照しているだけにしか過ぎない。
少し意地悪に書くと画像の表示も他のサーバーによってされている。
この様に、ブロックチェーンが出来る事といえば、取引内容とJSONを管理するだけである。
詳細な情報は当たり前の様に発行元に依存をしてしまし、
サービス内でトークンを利用して何かをする場合はサービス提供者側に依存する。
他の既存サービスを利用する都合上、既存の価値観に影響されてしまう。
ITリテラリー
サトシナカモト氏の手記にあった、インターネットが今後さらに力を持つと一企業や機関が通信を管理し、嘘をうける状態になることへの危惧
— miin l 本体 (@DropMiin) September 18, 2024
暗号によって個人に情報の主権をとりもどすという思想と技術
個人に資産のコントロール権を取り戻す手段
分散型と個人主義がクリプトの源流であったはず
結果的にブロックチェーンはまだ世界を変えていない
— miin l 本体 (@DropMiin) September 18, 2024
逆に多くの人が資産を権力に脅かされたり、SNSプラットフォームに危機を感じたり、インターネットに改変がおこなわれたりはしなかったということ
あくまで個人の主権が脅かされる際の退避手段がブロックチェーンなら平和でよかったのかもしれない
確かに、「ドナルド・トランプ」のX(当時Twitter)のアカウントがBANされるなどはあったと思うが、個人の主権が脅かされる事はなかった。
ただ、もしも大手プラットフォーマーが個人の情報にアクセスできる様になっていたとしても、一部の人がアレルギー反応を起こすと思われる。ただし時間の経過とともに、あまり気にされなくなっていくのだと思っている。
大手プラットフォームへ依存する事への利便性と、世の中の数多くの人のITリテラシーと論理的思考能力の欠如だと思われる。
世の中の多くの人がITリテラシーだけでなく、論理的思考能力が低い為な気がする。
芸能事務所で働いていた時のITリテラシーが低い先輩が、クラウドサービスをデータが盗まれていると騒いでいた。
そんな中、部署の会議室の利用状況の確認の為にGoogleカレンダーを利用しを考えていたが、クラウドだからNGになった。
そして、私が作成したエクセルの管理表で運用する事になった。数日後、外出先で操作が出来ないから、One Driveに保存する事になった。その先輩は喜んでいた。
スタートアップ界隈で知り合った友人にその事を話したら、即刻転職しろと言われたのを覚えてる。数ヶ月後には転職をしたのだが。。。。
多くの人達は、なんとなく嫌いだからであって、何が嫌なのかを理解しようとしない。ただ、利便性は求めている。
当時の先輩は、会社の会議室の利用状況をGoogleが知りたいと思うのか、
Googleに知られて何か困るのことが発生するのか、マイクロソフトの「OndDrive」もプラットフォーマーが作った環境に情報をおいている点では同じであることを考えていかったのだろう。
ただ普段利用しているOfficeソフトがマイクロソフト製だから信頼して、Googleがwebサービスを展開しているから、安心出来ないのように短絡的しか考えていなかったのだと思う。
このような状態だと、マイクロソフトがプラットフォーマーとしての力を行使して、個人の情報にアクセスするようになっても何も思わなく、秘匿性を担保したチェーンであっても誰かしらない人が作ったから信頼できないと拒絶反応を起こすと思われる。
最後に
ブロックチェーンやっている事業者としては、もう無限の夢を見せられる事は無いと言えるようなフェーズに来てしまって申し訳ないと言わなきゃいけない側面もあるんだけど。何だかんだ積み上がってきたトライアンドエラーの果てに世界は変えられないけど、目の前の現実は変えられるような事はまだまだあ… https://t.co/yQcQcVmBHW
— Yu Numazaki (@yu_nmzk) September 19, 2024
このスレッド読み終えた後にこちらの引用RTを見つけた。
「無限の夢を見せれない」かぁ。。。
つらつらと書いて思った事がある。
ブロックチェーンには「無限の夢が詰まっていた」だから、社会に実装されたら、世界は変わるものだと思っていた。
ただ、一般化が少しづつ進むにれて、ブロックチェーンの当初本質とは違う方向に進み、思い描いていた世界とならなかった。
これが、モヤモヤの正体だったのだろう。
何だかんだ積み上がってきたトライアンドエラーの果てに世界は変えられないけど、目の前の現実は変えられるような事はまだまだあるなと思っている。
ただ、チェーンの開発者やブロックチェーン事業者を中心に「無限の夢」を信じて今までいたからこそ、目の前の現実は変わってくのだと思うし、まだ変わっていくことがあるのだと思う。それが積み重なっていく事で少しは「無限の夢」には近づくのだと思って、これからもブロックチェーンを信じていきたいと思っている。
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